福島第一原発 地下水の水位が一時低下 汚染水漏れ確認されず
水位はその後23分で元の水位より高い位置まで回復したということです。
周囲の井戸の水位が下がると、建屋内から汚染水が漏れ出すおそれがありますが、東京電力が3日、井戸の水の放射性物質の濃度を測定したところ、機器の検出限界値未満で汚染水の漏えいは確認されていないということです。
これについて東京電力は、6メートル離れた別の井戸の改良工事が影響した可能性があるものの調査中だということで、問題があった井戸からのくみ上げを止めたうえで、周辺の自治体や原子力規制庁に報告しました。
公表が3日になったことについて、東京電力は当初、近くにある別の井戸の水位に変化がなかったことから水位計の故障と判断したためだと説明し、対応が遅れたとして謝罪しました。
福島第一原発 地下水の水位が一時低下 汚染水漏れ確認されず
東京電力福島第一原子力発電所の事故があった建屋の周辺で2日、地下水の水位が一時、急激に下がっていたことがわかりました。地下水の水位が下がると、建屋内から汚染水が漏れ出すおそれがありますが、東京電力は水位が下がったのは一部で、汚染水の漏えいは確認されていないとしています。
東京電力によりますと、2日午後6時半ごろ、福島第一原発4号機の原子炉建屋からおよそ11メートル南西にある、地下水をくみ上げる井戸で水位計の値が急激に下がり、一時、建屋内にたまっている汚染水の水位より1メートルほど低い値を示しました。
水位はその後23分で元の水位より高い位置まで回復したということです。
周囲の井戸の水位が下がると、建屋内から汚染水が漏れ出すおそれがありますが、東京電力が3日、井戸の水の放射性物質の濃度を測定したところ、機器の検出限界値未満で汚染水の漏えいは確認されていないということです。
これについて東京電力は、6メートル離れた別の井戸の改良工事が影響した可能性があるものの調査中だということで、問題があった井戸からのくみ上げを止めたうえで、周辺の自治体や原子力規制庁に報告しました。
公表が3日になったことについて、東京電力は当初、近くにある別の井戸の水位に変化がなかったことから水位計の故障と判断したためだと説明し、対応が遅れたとして謝罪しました。