母校にはお世話になりましたよ、いろんな意味で。
高校と併せて、僕の情操教育に多大な影響を与えてくれた。

いや、恨んでるけどな!!(笑)


キャンパス歩いてたら中核派がヘルメットとサングラスとマスクでびっちり整列している、そんな学校だった。
今はどうかな?さすがにいないのかな?

彼らは授業中に乱入して、「君達は北朝鮮の現状をなんとも思わないのか!?」と、アジる。
僕らは総勢でブーイングして、「お前らに俺達の授業を妨害する権利があるのか!!」と、罵る。
彼らがどうしようもないと観念して出て行った後、イギリス人の先生が、
「アアー、コワイ、コワイ」
場内大爆笑とか、そんな学校だった。

なんかそういう、非日常の塊みたいな場所だったので、精神力が身についたのかな?
でなければ、僕は今頃とっくに死んでいるか、あるいは精神病院から出られなかったかも知れない。誰かみたいにね(笑)。


教育はひたすら反権力・反体制。
アカデミズムを押し通し、権威に阿ない。
自我を通せ、「近代的個」を確立せよ、ひたすらそう教えられた。

それを経て京都アニメに入社し、更に師匠から「我を通せ!」と叩き込まれたのだから、今の僕はもうどうしようもなくなってしまった。

一度凱旋講演を果たしてひたすら感謝だが、アニメーション同好会にも世話になった。
良き友、良き先輩、良き後輩がいっぱいいた。
夜通し議論しても飽きなかった。
知識と思惟の宝庫のような場所だった。


今、ちょっと憧れている。
今学士入学したら、もっと勉強できるのになぁ、と。

『薄暮』終わったらちょっと考えよう(笑)。