目覚ましは掛けていないけれども6時に目が覚め、身支度をします。
ホテルによってはモーニングコーヒーが用意されていて、無料ならば頂くところ、無料でも7時からのサービス。
仕方ないので、とぼとぼと自動販売機に向かって缶コーヒー、缶コーヒーも悪くない。
郡山からは磐越西線で会津若松へ、喜多方へ乗り換え無しで行ける汽車は一日に一本しかないので、基本的には会津若松いき。
ですので、初めから会津若松に泊まれれば、次の日の朝が楽なんですけど、今回はホテルの予約が遅すぎて部屋が取れませんでした。
ま、今年は今年として頑張ります。
同じような車窓を毎年も見ているような気がするけど、いやいや、毎年違うような気もする。
前年に見かけなかった大きな建物は今年もなく、見慣れた川を今年も見ている。
遠くの山々も変わらない気がするけど、どうなんだろうか。
会津若松での乗り換えは数分、これまで間に合わなかったことは一度も無いので、今日も間に合いました。
もう少し時間に余裕があれば、駅そばで朝ラーが定番なのですが、今日は無理。
ここから喜多方にこの時間に行く人は、殆どいませんけど、いないわけではありません。
喜多方駅到着、今年も来ました。
何回も来ていますが日曜日に来たのは初めてかも、駅の周りには人が全然見当たりません。
なかなかねえ、厳しいのでしょう。
喜多方は朝ラーの町、とは言うけど、朝7時からラーメンが食べられるのは10軒程度で、全体の2割程度。9時、10時からの店も多いけど、殆どは11時スタート。
チェーン店もありますが、殆どが個人店ですから、一杯注文して複数人でシェア、は出来なくはないけど。
そもそもシェアだと味しか分からず、温度低下による味の変化や、食べ切った(完食、完飲ではない)時の満腹感は分からないですし。
駅構内に喜多方老麺会(ホームページ)の食べ歩きマップが置いてあるので、私は先ずこのマップから制覇するかと。
5年前に見たら60軒ほど加盟していて、10年では無理だけど20年はかからない、と始めました。
一軒目はひさじ屋@喜多方(福島県喜多方市水上)へ、平日は11時スタートですが、土日は7時スタートとなります。
9時半で1番客のようで前客ゼロ後客ゼロ、まあ、日曜日の朝だから貸切なのだろう。
カウンターは無く、テーブルが2人掛けが2卓、4人掛けが3卓、お客さんが誰もいないからテレビが見える席に座りますか。
メニューはラーメン、タンタンメン、味噌ラーメン。喜多方のラーメン店ではうどんを扱っている店も多く、こちらでも。
オーダーしてお冷やを飲みながらラーメンの出来上がりを待ちます。
卓上には辣油、醤油、酢、ブラックペッパー。
程なくして辛いタンタンメン700円、基本のラーメンは550円です。
お店が「これがタンタンメンです」と言えばそれがタンタンメンである、という考えに異論はありませんが、いくら何でもこのラーメンを「タンタンメン」と言うのは異論があります。
鶏ガラ、モミジなどの鶏白湯スープに、薄く味噌を合わせてあり、全体に辣油を掛けたちょい辛な美味しいスープです。
麺は喜多方ラーメン特有の縮れ平打太麺で、これはかなり美味しくて、つまり、喜多方ラーメンに茹で野菜をトッピングして、辣油を散らした一杯でしょうか。
スープには豚の角煮をスライスして3枚ほど沈めてあり、これがまた美味しい。
普通の喜多方ラーメンは一通り食べたので、こういう変わり種を食べていきたいですね。
食べを終わったら、テーブルにお釣りの無いようにぴったりの代金を置きます。
スルッと食べてご馳走様でした。
朝から美味しい一杯で幸せ。
今年もラーメン神社にお参りしました。
お参りすると言っても境内?に入るわけでは無く、外から拝むだけですが。
今年は体調が良くないので、近くで1時間ほど休んでしまいました。
続けて5年連続5回目の訪問になる、食堂なまえ@喜多方(福島県喜多方市字永久)。
来年も必ず来るとか、この一杯のために頑張ってるとか、そう言う肩の力ではなくて、1年間ラーメン好きでいられれば、また、来ているだろう、くらいな軽い気持ちです。
店内に入ると3人掛けテーブル、3人掛けテーブル、6人掛けテーブルのいずれにもお客さんがいて、一人だと伝えると、丸椅子を出してくて、そこへ座れと。
メニューを眺めると去年と同じ、いったんは一通りのラーメンを食べてはいますが、振り出しに戻る、もいいかなと思ったけど。
冷やしをお願いすると、30分位掛かります、と全身で作りたくない感の二代目。
いやいや、こちとら泊まりがけでラーメン食べに来てるんでね、ご迷惑でしょうけど、30分掛かると言われてハイそうですか、と引き下がれないのですよ。
それにしても、一軒目からこの店に来るまで10軒ほどのラーメン屋があるけど、どの店も空いていたな。
それなら、混んでいるこの店で食べないで、空いているお店に行けば良いと思います。
卓上にはブラックペッパー、ホワイトペッパー、ラーメン胡椒、辣油。
作っている間にビール650円、昼間っから大瓶を飲むのは久しぶりだな。
アテは無いんだなぁと飲んでいたら、さっと出して下さって、ほんのちょっとした物でもあると嬉しいですね。
体調悪くてもビールは飲める、まあ、飲んだ後でどうなるかは分からないけれども。
15分程待って冷やしラーメン650円、二代目の女将さんが「いつもありがとうございます」と運んできてくださいました。
冷やしラーメンと言いながら冷やし中華ですか、いや、冷やしラーメンの全部のせでしょうか。
鶏ガラスープがメインですが丁寧に脂を取り除き、煮干し出汁を加えて味をまとめていて、とても美味しい。
麺はラーメンと同じ縮れ平打極太麺、この麺は喜多方ラーメンの中でも異質なほど太く、芯まで茹で上げてから冷水で締めてあって、目を開けていられない美味しさ。
トッピングはチャーシュー、メンマ、薬味ネギ、なると、とラーメンのトッピングを踏襲しつつ、トマト、錦糸玉子、キュウリ、刻み海苔を追加トッピング。
一つ一つを頂きながら、スープを飲み、麺を食べます。
スルッと食べてご馳走様でした。
外待ちしているお客さんがいるかも知れないので、のんびりせずにすぐにお会計、先程の女将さんに「毎年、いらしてくださり、ありがとうございます」と言われました。
できればまた来年も食べに来たいけど、はてさて、どうなることやら。
去年はここから新潟を目指しましたけど、今年は福島に戻ります。
喜多方から向かう汽車も基本的には会津若松止まり、会津若松での乗り換え時間は10分足らずなので、すぐに乗り換えないと。
この時間に会津若松へ向かうお客さんは殆どいません。
会津若松から郡山へ。
考えてみたら、今年は喜多方でラーメン二杯しか食べてないじゃん、こんなことじゃ全店訪問なんて無理じゃん。
ま、食べなくても誰も困らないのでペースを上げたりせずにのんびり行きますけどね。
郡山に着いたら東北本線に乗ります。
東北本線は比較的長く乗車できるのですが、福島に向かう途中で途中下車。
今年もお墓参りに行きます。
ご実家への訪問は気を遣わせてしまって迷惑になるので、お墓に直接お参りに。
作法も礼儀も分かっていないので、お墓の前で手を合わせ、大好きだったビールを置くだけ。
来る度に一年が過ぎていることをひしひしと感じます。
駅に戻って東北線に再び乗って、仙台にほど近い名取で途中下車。
お店まで歩くと30分弱、今回はカープラスのカーシェアを利用するつもりでしたが、ラーメン屋でビール飲んじゃったし。
ここまで来たら、頑張るしか無いワケです。
ゆで太郎名取バイパス店(宮城県名取市)(ホームページ)へ。
ゆで太郎は信越食品が立ち上げた路麺店ですが、途中からゆで太郎システムとして共同ブランドとして両雄並び立つ(正しい日本語は「両雄並び立たず」)。
全店訪問が望ましいのですが、色々とと制約があり(主に経済面)、システムのお店でだけでも訪問しようとしていますが、未だ66軒目のていたらく。
紳士服のAOKI名取店の駐車場の端っこにあり、駐車場はもちろん共用です。
メニューはグランドメニューそのままで、名取店のみのメニューは見当たりません。
店内はカウンター席中心、窓向きに11脚、店内中央で向かい合わせに14脚、奥に4人掛けテーブルが2卓。
常にお客さんが一人か二人はいる感じですが、そのお客さんはいったいどここら来ているのだろうか。
程なくして薬味そば480円、クーポンカレー。
お蕎麦、蕎麦つゆ、安定した美味しさのクオリティ、盛り付けが綺麗ですね。
ほんのりと温かくて美味しい素揚げされた夏ナス、ミョウガ、シロネキ、カイワレ、シロゴマ、花カツオ、天たま、そして板海苔。
美味しく頂き、ご馳走様でした。
今日の宿は仙台。
まだまだ早い時間なので、体調万全ならば二杯は食べるところですが、今日は早めに就寝。
情けないほどの食べ歩きですけれど、来られただけで吉としないと。