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DV防止教育15年の実績、アウェア提供 「男性の悩み相談員」養成講座(全4回8日間) ~傷ついた男性にはよりそい、DVは見逃さず~ 「居場所」をなくした男性たちの深刻な悩みが男性相談に寄せられる時代。 なかでも多いのがDV加害やDV離婚。 そこでDV加害者プログラム15年の実績のアウェアが、今もっとも必要とさ れる、DV予防も視野に入れた「男性の悩み相談員」養成講座を提供します。 その名は「コンパッション講座」。compassionとは英語で「共感」や「思いやり」のこと。当講座は、男のムカッ、ソワ、へな、ドョ~ンを、男/女らしさメガネをはずして聴ける、そして「傷ついた男性」にはコンパッションでよりそい、でも「DVはしっかり見抜き見逃さず」のスタンスからブレない相談員を養成します。 2017年9月から2018年1月にかけて4回にわたり週末に開催。コーディネーターはLGBT相談・DV/性暴力被害者支援のスペシャリストつじゆうさくさん。講師は各分野とアウェアチームのスペシャリストの布陣。 男らしさ/女らしさの縛りとカラクリ、DV・離婚・孤立・リストラ・貧困・人間関係・子育て・性・生きていたくない…など、男性が悩むさまざまな課題から相談対応(電話・対面)まで幅広く学習。参加に性や年齢などの制限はなし。 なお、アウェアが相談業務を受託した際、当講座の修了者を優先採用する 予定。男性相談に興味がある方、相談員をめざしたい方、すでに実施して いる方はスキルアップにどうぞふるってご参加を! 講座のテーマ 男/女らしさの縛り、性差別、男性問題、LGBTs、DV、DV加害と被害、性暴力加害と被害、ハラスメント、相談対応、男性の悩みの聴き方、電話相談、 PTSD、性の悩み、心の病、自殺、男性の子育て、貧困、労働、法律と私たち など コンパッション講座(全4回8日間)の日程 ① 2017年 9月17日(日)・18日(月/祝) ② 2017年10月 8日(日)・ 9日(月/祝) ③ 2017年11月11日(土)・12日(日) ④ 2018年 1月20日(土)・21日(日) 時 間: 9 :30-17 :00 会 場:アウェア(東京都千代田区 JR総武線・有楽町線・東西線・飯田橋駅 徒歩5分)もしくは近隣会場 参加費:全4回(8日間)10万円(消費税込み) 申込み:アウェアのホームページからメールで 必要事項をご記入のうえお申し込みください。(全回参加の方対象) 締切り :8月10日 定員に限りがありますのでお早めに お申し込み:メールinfo@aware.cn またはFAX 03(6272)8771にて, 下記についてご記入のうえお申込ください。追って詳細をお知らせします。 ・タイトル:男性の悩み相談員養成講座 申し込み ・お名前 ・ふりがな ・郵便番号 ・ご住所 ・お電話番号 ・Fax番号 ・メールアドレス ・ご職業/お勤め先 ・相談業務の経験 なし/あり(詳細 ) ・参加動機(簡単で結構です) ・当講座のことをなんで知りましたか? *お申込み後の連絡方法はメールでのやりとりのみとさせていただきます。 TEL:03-6272-8770 FAX:03-6272-8771 Email:info@aware.cn URL:http://www.aware.cn facebook:https://www.facebook.com/アウェア-404293659954154/ 下記講座は終了しました。次回は2018年秋の予定です アウェア デートDV防止プログラム・ファシリテーター養成講座 ※DV加害者プログラムの研修受講を希望している方はこの講座の受講が必須です DVとは親密な関係の相手に対してふるうからだや心への暴力のことです。これはけっして大人だけの問題ではありません。若者の間でも広くおきています。 アウェアは2006年より、デートDV防止教育プログラムの実施者(ファシリテーター)の養成講座を開いています。 講座(前・後期計6日間)では、デートDVとは何か、相手を尊重するとはどういうことなのか、子どもたちにどう伝えればいいのかなど、ファシリテーターとして必要なさまざまなことを学べます。 また学校などですぐ使えるプログラム(例:90分をひとコマとした内容)とさまざまな教材とその使い方についても学べます。 講座修了後アウェアの認定を受けた方は、正式に「アウェア認定・デートDV防止プログラム・ファシリテーター」として各地でアウェアのプログラムを実施することができます。 アウェアの養成講座の特徴は、実施者を目指す方の価値観(力と支配、暴力容認、ジェンダー・バイアス)の内観と気づきを促すことです。この点が好評で、毎年参加した方たちから「自分自身のジェンダーにはじめて気づいた」「自分も力と支配をしていた」「自分の中にも暴力容認意識があることに気づいた」などの感想が寄せられています。 男女共同参画の関係者の方、学校などで直接若者に接している方、相談センターや支援機関などの担当者の方や、医療・教育機関に勤務されている方、そしてデートDVに関心をおもちの方、ぜひご参加下さい。 講座内容(前期・後期を通して、一部) ◆デートDVとは何か ◆デートDVの事例・統計 ◆要因(ジェンダー、暴力容認、力と支配他) ◆ファシリテーターになるために必要な気づきと学び ◆デートDV被害者の支援 ◆加害者の考え方と行動 ◆ストーカーについて ◆被害者はなぜ離れられないのか ◆子どもたちを取り巻く危険な状況 ◆プログラムの内容と流れ ◆教材の内容と種類と詳細 ◆実施にあたっての模擬講座など 前期(基礎編) 日時:2017年5月27日(土) 10:00-16:45 28日(日) 10:00-16:45 29日(月) 10:00-16:00 ※時間がそれぞれ違いますので、ご注意ください。 会場:東京都内 JR飯田橋駅近く(お申し込みの方にお知らせします) 参加費:45,000円 (前期分) 定員:20名 お申し込み:メールinfo@aware.cn またはFAX 03(6272)8771にて, 下記についてご記入のうえお申込ください。追って詳細をお知らせします。 デートDV防止プログラム・ファシリテーター養成講座 前期申し込み ・ふりがな ・お名前 ・性別 ・生年月日 ・郵便番号 ・ご住所 ・お電話番号 ・Fax番号 ・メールアドレス ・ご職業/お勤め先 ・参加動機(簡単で結構です) ・当講座をなんで知りましたか? *お申込み後の連絡方法はメールでのやりとりのみとさせていただきます。 なお、後期(実践編)は、前期を受講された方を対象に6月に開催します。後期も参加する予定の方(認定を取るためには後期参加も必須)は、下記の後期の日程もご確認のうえ、前期講座をお申込み下さい。今年は前期のみ受講、翌年後期を受講、という参加の仕方は原則できませんので、あらかじめご承知おきください。 後期(実践編) 日時:2017年8月26日(土) 10:00-16:45 27日(日) 10:00-16:45 28日(月) 10:00-16:00 ※時間がそれぞれ違いますので、ご注意ください。 会場:東京都内 飯田橋駅近く 参加費:45,000円 (後期分) 認定料:10,000円(認定を希望する方) ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 『愛を言い訳にする人たち DV加害男性700人の告白』 Men who justify their abuse as acts of love 2016年3月1日 梨の木舎発行 A5版 192頁 定価1900円+税 梨の木舎でご注文受付中です。 メール:nashinoki-sha@jca.apc.org Fax:03-3291-8090 アウェアのプログラムに参加する方は、 アウェアでもお求めいただけます。 加害者ってどんな人? なぜDVをするの? 加害者は変わるの? (1章より)「そもそも僕はDVという言葉さえ知りませんでした。僕のDVのせいで妻が家を出て行ったときはじめて“彼女は本気だ。彼女を失ってしまう”と気づきました。そのあとで会えたとき、アウェアのチェックリストを渡されました。読むと自分のしたこととまったく同じことが書いてありました。僕がいつも当たり前のようにしていたことは異常なことだと気づきました」 アウェアは14年間、加害男性への教育プログラムを実施してきました。 あなたは、自分には関係がないと思っていませんか? ・DVをしている人は相手の人生を奪っていることに気づいてほしい。 ・されている人はDVを見抜き、あなた自身を取り戻してほしい。 ・被害者を支援するには、加害者のことを知っておくことが必要だと気づいてほしい。 ・そして加害者プログラムは、DVをなくすために必要な社会的取組みのひとつだと知ってほしい。 目次 1章 DVってなんだろう? 2章 DVは相手の人生を搾取する 3章 DV加害者と教育プログラム 4章 DV加害者は変わらなければならない 5章 社会がDV加害者を生み出す 6章 DVのない社会を目指して ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 「アウェア DV被害女性のためのプログラム」 参加受付中です お問い合わせ・お申込みはメール 次回以降のプログラム実施日程等の詳細は、DV被害女性のためのプログラムをご覧ください。 DV被害者支援のひとつの方法として、加害者プログラムを提供してきたアウェアが、被害にあった女性がDVを見抜くチカラをつけて回復し、自分らしい生き方ができるよう応援するためのDV被害女性のためのプログラムを始めます。どんな理由があっても、暴力をふるわれていい人はひとりもいません。チカラをつけて自分自身の人生を取り戻しましょう。 参加対象者 ・パートナーがアウェアの加害者プログラムに参加している女性 ・DVでつらい思いを抱えている女性(身体への暴力だけがDVではありません) ・もしかして私の方がDV加害者ではないかと悩んでいる女性 ・夫婦にDVの問題はあるけれど、まだ離婚・別居は決断していない女性 ・夫婦にDVの問題はあるけれど、何とかもう少し夫婦としてがんばってみたいと考えている女性 ・離婚・別居したけれど、(元)夫と子どもの面会交流の問題を抱えている女性 ・離婚・別居したけれど、子どもを将来、被害者にも加害者にもさせたくない女性 途中からの参加も可能です。 お申込み・お問い合わせはアウェア メール:info@aware.cn 電話:03-6272-8770 #
by aware_cn
| 2017-06-29 11:55
| ■最新情報
将来被害者支援のひとつの方法として「DV加害者プログラム」を実施したいという方!
長い道のりですがぜひ最初の一歩を踏み出してください。まず下記「デートDV防止プログラム・ファシリテーター養成講座」を受けてください。そして「DV被害女性プログラム・ファシリテーター養成講座」も受けてください。そのあと「DV加害者プログラム研修」が受けられます。 デートDV防止プログラム・ファシリテーター養成講座 お申込み受付中 2017年は東京で1回のみ開催予定 お見逃しなく! DVとは親密な関係の相手に対してふるうからだや心への暴力のことです。これはけっして大人だけの問題ではありません。若者の間でも広くおきています。アウェアは2006年より、デートDVとは何か、相手を尊重するとはどういうことなのか、子どもたちにどう伝えればいいのかなど、ファシリテーターとして必要なさまざまなことを学べます。また学校などですぐ使えるプログラムとさまざまな教材とその使い方についても学べます。講座修了後アウェアの認定を受けた方は、正式に「アウェア認定・デートDV防止プログラム・ファシリテーター」として各地でアウェアのプログラムを実施することができます。 アウェアの養成講座の特徴は、実施者を目指す方の価値観(力と支配、暴力容認、ジェンダー・バイアス)の内観と気づきを促すことです。この点が好評で、毎年参加した方たちから「自分自身のジェンダーにはじめて気づいた」、「自分も力と支配をしていた」、「自分の中にも暴力容認意識があることに気づいた」などの感想が寄せられています。 学校などで直接若者に接している方はもちろん、相談センターや支援機関などの担当者の方や、医療・教育機関に勤務されている方、そしてデートDVに関心をおもちの方、ぜひご参加下さい。 前期(基礎編) 期 日:2017年5月27日(土)、28日(日)、29日(月)(3日間) 時 間:27日10:00-16:45、28日9:00-16:45、29日9:00-16:00 会 場:アウェア(東京都千代田区 JR総武線飯田橋駅近く) 受 講 費:45,000円(前期分) 定 員:15名(定員に達し次第締め切ります。早めにお申込みください。) お申込み:下記についてご記入のうえお申込ください。追って詳細をお知らせします。 デートDV防止プログラム・ファシリテーター養成講座 前期申し込み ・ふりがな ・お名前 ・性別 ・生年月日 ・郵便番号 ・ご住所 ・お電話番号 ・メールアドレス ・ご職業/お勤め先 ・参加動機(簡単で結構です) *お申込み後の連絡方法はメールでのやりとりのみとさせていただきます。 ※なお、後期(実践編)は前期を受講された方を対象に下記の日程で開催します。後期も参加する予定の方(認定を取るためには後期参加も必須)は、後期の日程もご確認のうえ、前期講座をお申込み下さい。今年は前期のみで翌年後期を、という参加の仕方は原則できませんので、あらかじめご承知おきください。 後期(実践編) 期 日:2017年8月26(土)、27(日)、28日(月)(3日間) 対 象:上記の前期講座修了者 時 間:26日10:00-16:45、27日9:00-16:45、28日9:00-16:00 会 場:アウェア 受講費:参加費:45,000円(後期分) 認定料:10,000円 講座内容の一部◆デートDVとは何か ◆デートDVの事例・統計 ◆要因(ジェンダー、暴力容認、力と支配他) ◆ファシリテーターになるために必要な気づきと学び ◆デートDV被害者の支援 被害女性プログラム・ファシリテーター 養成講座 被害女性プログラムは、DVの被害にあった女性たちがDVを見抜くチカラをつ け、自分自身の人生を選び取るために学ぶためのプログラムです。特徴はDV加害者プログラムを基に組み立てた被害者のためのプログラムであるという点です。 プログラムはグループで実施し、DVとは何か、二人の身におこっていることは いったい何なのか、自分の身におこっているDVの影響は何なのか、子どもにはどんな影響があるのかなどについて、被害を受けた女性自身が気づき、次のようなチカラをつけることを目的とします。 ・DVを見抜くチカラ ・DVをされても影響されないチカラ ・DVを跳ね返すチカラ ・自分で決断して行動をおこすチカラ ・自分らしく生きるチカラ そのために: 自分自身をしばっているさまざまな思い込みを「学び落とし」、自分を自由にする新しい価値観と言葉と方法を「学び」ます。 当講座はその実施者(ファシリテーター)を養成する講座です。DV被害者支援に意欲のある方、DV被害者支援活動経験のある方、これからDV被害者支援をしたいと思っている方、DV家庭に育った子どもの支援をしたいと思う方などにお勧めです。 講座Ⅰ(基礎編) 日時: 2017年1月21日(土) と22日(日)2日間 (21日は13時から16時45分まで、22日は10時から16時30分まで) 講座Ⅱ(教材編) 日時: 2017年2月11日(土) と12日(日)2日間 (両日10時から16時30分まで) 講座Ⅲ(実践篇) 日時: 2017年3月18日(土)と19日(日)2日間 (両日10時から16時30分まで) 講師:アウェア事務局長 吉祥眞佐緒(被害女性プログラム担当) 会場:アウェア 東京都千代田区飯田橋駅より徒歩5分 受講料:各3万円(その都度お支払い)、計9万円(消費税込み) お申込み:下記についてご記入のうえメールにてお申込みください。 まず講座Ⅰのお申込みをしてください。 (メールの件名に下記を書いてください。) DV被害女性プログラム・ファシリテーター養成講座Ⅰ申し込み ・ふりがな ・お名前 ・性別 ・生年月日 ・郵便番号 ・ご住所 ・お電話番号 ・メールアドレス ・ご職業/お勤め先 ・参加動機(簡単で結構です) *お申込み後の連絡方法はメールでのやりとりのみとさせていただきます。 定員:10名 締め切り:定員に達し次第締め切りますのでお早めにお申し込みください。 ※Ⅰ~Ⅲを順次、同じ年に受講することが参加要件です。修了後は被害女性プログラムの12の教材を使い、ご自身でプログラムを実施することができます。 ご希望があればアウェアで被害女性プログラムのグループ見学が可能です。 ※これまで当講座は、デートDV防止プログラム・ファシリテーター養成講座(6日間)修了者のみが対象でしたが、2017年より講座Ⅲを設けることで対象枠を広げ、より多くの方に参加していただけるようになりました。ふるってご参加ください。 ※なお、プログラムを実際に実施する方は、次のようなシェア会に参加することをお勧めします。 ◆被害女性プログラム シェア会(半年に1回開催予定) DV被害女性プログラムをより効果的に運営するため、実施者(修了者を含む)たちが情報や考えを交換したり、体験をシェアしたりすることを目的とします。 DV加害者プログラム研修Ⅰ~Ⅲ 上記のDV被害女性プログラムを修了した方で、加害者プログラムについても学びたい方には次のようなチャンスがあります。 ※会場はすべてアウェアです。(東京都千代田区飯田橋駅より徒歩5分) ※定員は10名です。 研修Ⅰ: 2017年11月27・28・29日(3日間) DV加害者プログラムについての基礎的講座 受講料は45000円です。 ※将来プログラムを実施するつもりがなく、研修Ⅰのみ受講を希望される方は、 どなたでも受講できます。 研修Ⅱ: 2018年4月16・17・18日(3日間) プログラムの教材(一部)とその使い方を学ぶための講座 受講料:45000円(消費税込み) ※研修ⅡとⅢには参加要件があります。参加を希望する方には研修Ⅰ開催中に面接を受けていただき、要件について確認させていただきます。参加希望の方はまずアウェアにお問合せください。 研修Ⅲ: 研修Ⅰを修了後開始可能(60時間以上) DV加害者グループの見学と実習他 受講料は110,000円(教材集CDを含む、税込)です。ご希望により2回の分割払いが可能です。 ※研修内容は下記①~④です。 ①1回の週末に3つのグループ(土曜日の午後4~6時、夜7~9時、日曜日の午後 2~4時)の見学が可能です。 ②アウェアの男性グループで実施体験(10時間)(2時間X5 回) 50時間の見学後(あるいは見学中から)、グループで5 回ファシリテーターとして実習をしていただきます。アウェアの判断で実施回数が増える場合(有料)があります。 ③面談同席 見学期間中、加害者の面談(3回)とパートナーの面談(1回)に最低各1回は同席して面談の仕方を体験していただけます。 ④女性支援の会に参加 偶数月の第1日曜日に、妻(彼女)たちが集まり、近況報告や情報交換などをしてお互いに支援し合う会があります。被害者のことや支援の仕方などを学ぶために参加していただけます。 ※修了について: 研修Ⅰ~Ⅲを修了後、アウェアのDV加害者プログラムの教材を使って独自にプロ グラムを実施したい方は、上記すべての研修を修了することが必要です。修了され た方には、アウェアの加害者プログラム教材集CDをお渡ししますが、修了の可否 はアウェアがさせていただき、場合によっては、追加研修(有料)を受けていただ くこともあります。 ※上記すべてを修了後、プログラムを実際に実施する方は、その後次のようなシェア会への参加が必須となることもご承知おきください。 ◆加害者プログラム シェア会(半年に1回開催)(これまでに14回開催) DV加害者プログラムをより効果的に運営するため、実施者(研修修了者を含む)たちが情報や考えや体験などをシェアすることを目的とします。 下記講座は盛況のうち終了しました。ありがとうございました。 DV防止講座 「まだまだできるDV防止~多角的な取り組みを考える」 日 時:2016年9月18日(日)9:30~12:00(受付9:15~) 会 場:東京都文京区 全水道会館 JR総武線水道橋駅東口、 都営三田線水道橋駅A1出口、 徒歩1分 参加費:1500円(消費税込み) 要予約:参加をご希望の方は9月15日までにアウェアにお申込みください。 Eメール:info@aware.cn FAX: 03-6272-8771 当講座でアウェア関係者がさまざまなテーマで報告・発題します! 1)デートDV防止教育を必修化しよう NPO法人「あゆみだした女性と子どもの会」理事長 廣瀬直美 2)被害者支援とは何かをあらためて考える アウェア事務局長 被害女性支援プログラム担当 吉祥眞佐緒 3)加害者のことはどうする?DV加害者プログラムの必要性 アウェア代表 山口のり子 4)まだ取り残されている課題‐DV家庭の子どものケア グリーフサポートステーション「サンザシの家」主宰 藤田尋美 5)DVに関して求められている法整備とその運用 認定司法書士 矢島秀樹 DV(ドメスティック・バイオレンス)とは、親密な関係の相手(配偶者や交際相手など)を 支配するために力を使って繰り返し行う虐待行為です。DVは身体的・性的・経済的暴力 のほか、おどしやごまかしや見下し等の心理的虐待など、支配するために行うすべての行為を 指します。DVは子どもへの虐待でもあります。 2001年にDV防止法がつくられてからDVをなくす取り組みが続けられていますが、まだまだ 私たちにはできることがありそうです。被害者がほんとうに求めていることにこたえるために、 子どもたちを加害者にも被害者にもさせないために、加害者を減らすために、DV防止に向け てより多角的で効果的な対策が今求められています。どうすればいいのかいっしょに考えましょう。 参考資料 平成 28 年3月に発表された、 内閣府男女共同参画局の「「配偶者等に対する暴力の加害者 更生に係る実態調査研究事業」報告書に、はじめて加害者プログラムの必要性が述べられています。 http://www.gender.go.jp/policy/no_violence/e-vaw/chousa/pdf/h27_report.pdf 民間団体に対するヒアリング 調査(アウェアはD団体として参加しました)結果と、それに対する 考察として次のような記述(抜粋)があります。 はじめに 海外における加害者への取組を参考とした民間団体における加害者に対する取組は ここ数年で進展するとともに、暴力の被害者自身の「パートナーに暴力をやめてもらいたい。 暴力がなくなるのであれば、必ずしも関係解消は望まない。」といった関係性の修復を 求めるニーズへの対応の必要性に関する認識の高まりと相まって、被害者支援の一環 とした新たな枠組みの中での加害者対応が求められるようになった。 2 調査結果に対する考察 (2)被害者支援の一環としての加害者対応の拡充 日本における配偶者暴力に関する施策は、配偶者暴力防止法施行以降、 被害者が加害者の元から離れることを前提とした安全確保及び自立支援に 係る対策が中心となっていることにより、加害者への対応は、具体的な対策 が講じられないまま時間が経過した。 加害者は、たとえ妻が一時保護されたとしても、暴力の責任を問われることなく、 自らの暴力的・支配的な行動パターンに気付かないまま、社会生活を送り続 けることが可能となっている。さらに、暴力の責任を認識せず、暴力的・支配的 な行動パターンを変えることのない加害者は、新たなターゲットを見つけて暴力 を繰り返すなど、地域社会にとっても危険な存在となりうる。 このような状況を変えるためには、国における配偶者暴力被害者支援に係る基 本方針等において、加害者プログラムを被害者支援の一環として明確に位置付け、 加害者自身が暴力と向き合い、暴力によらない関係作り等を学ぶためのプログラ ムの実施が促進されることが望ましい。さらに、加害者プログラムが被害者支援 の一環として国の基本方針に明確に位置付けられることにより、地方公共団体に おいても、加害者プログラムに関する取組が進むことを期待する。 配偶者からの暴力の被害者及び児童虐待の被害を受けた児童の支援という双 方の観点から、加害者プログラムの内容や実施体制が検討されることが望ましい。 このような取組を通して、加害者と同居している児童のみならず、離婚後の面接 交流時における母子の安全・安心の確保に向けた取組が進むことを期待する。 加害者プログラム等の実施に向けた体制の整備に当たっては、配偶者からの暴力の 被害者のみならず加害者と同居する子供の安全・安心の確保という観点から、 児童虐待の被害を受けた児童の支援を担う関係機関等との連携が図られることが 望ましい。 (3)加害者「更生」に関する視点の転換 これまで日本においては、「加害者は変わるはずがない」「暴力を振るわなくなる ことはない」、よって「更生させることは無理である」という見解に基づき、加害者 プログラムに対しては懐疑的な視線が向けられる傾向が強かった。 しかし、加害者プログラムの目的は、単に加害者に暴力を振るわなくさせることで はなく、プログラムを通して、加害者自身が暴力を容認する歪んだ価値観に気付き、 暴力的・支配的でない人間関係の構築や暴力によらない生き方を習得し、最終的 には社会的に包摂されることを目指すものである。 今後は、社会において、加害者は決して変わることはないという諦念や、加害者に 関与することへの消極的なイメージが解消されるとともに、加害者プログラム等を通 して、加害者に暴力的・支配的な行動パターンを改める機会を与えることが、中長期的 な被害者の安全や社会の安全の確保につながるこという認識が広がることが望ましい。 おわりに 加害者プログラムは、配偶者からの暴力の被害者のみならず、「面前DV」等の虐待を受けて いる被害者の子供の安全・安心の確保につながる支援策の一つとして、活用が期待される。 今後は、本調査結果等に基づき、加害者プログラムを、被害者の安全や心身の健康を確保する ための被害者支援施策の一つの手法として位置付け、被害母子の安全度や被害者のニーズに 即した運用が促進されるよう、リスク・アセスメント指標や加害者プログラム実施基準等の策定に 向けた検討が進められるとともに、関係省庁・機関等の連携体制の構築が図られることが望ましい。 また、配偶者からの暴力はストーカー行為等に発展し、重大な犯罪につながる可能性も高いこと から、リスク・アセスメント指標や加害者プログラム実施基準等の策定に際しては、ストーカー行為等 の被害者も含めた女性に対する暴力の被害者の安全・安心の確保に資するものとなるよう、 包括的に議論が進められることを期待する。font> #
by aware_cn
| 2016-11-02 13:17
| ■最新情報
DV加害者プログラムの参加者の皆さんへ 下記がプログラムの今後の休みの日程です。 2017年 5月27日(土)28日(日) 6月17日(土)、18日(日) 7月8日(土)、8日(日) 8月12日(土)、13日(日)、26日(土)、27日(日) 9月23日(土)24日(日) 10月21日(土)、22日(日) 11月11日(土)、12日(日) #
by aware_cn
| 2016-09-01 14:41
| 加害者プログラム お休みの予定
アウェア DV被害女性プログラム 2017年の実施日をお知らせします。時間はすべて同じです。 【火曜日】1月10日・24日 2月14日・28日 3月28日(14日はお休みです) 4月11日・25日 5月 9日・23日 6月13日・27日 7月11日・25日 8月 8日・22日 9月12日・26日 10月10日・24日 11月14日 12月12日 【日曜日】 1月15日 2月19 日(3月19日はお休みです) 4月16日 5月21日 7月16日 8月20日 9月17日 10月15日 11月19日 12月17日
DV被害者支援のひとつの方法として、加害者プログラムを提供してきたアウェアが、被害にあった女性がDVを見抜くチカラをつけて回復し、自分らしい生き方ができるよう応援するためのDV被害女性のためのプログラムを実施いています。どんな理由があっても、暴力をふるわれていい人はひとりもいません。チカラをつけて自分自身の人生を取り戻しましょう。 参加対象者 ・パートナーがアウェアの加害者プログラムに参加している女性 ・DVでつらい思いを抱えている女性(身体への暴力だけがDVではありません) ・もしかして私の方がDV加害者ではないかと悩んでいる女性 ・夫婦にDVの問題はあるけれど、まだ離婚・別居は決断していない女性 ・夫婦にDVの問題はあるけれど、何とかもう少し夫婦としてがんばってみたいと考えている女性 ・離婚・別居したけれど、(元)夫と子どもの面会交流の問題を抱えている女性 ・離婚・別居したけれど、子どもを将来、被害者にも加害者にもさせたくない女性 講座日程 日曜グループ:毎月第3週 11時から13時 火曜グループ:毎月第2週・第4週 11時から13時 (どちらかのグループにお入りください) 場所:アウェア(JR総武線飯田橋駅徒歩4分) 参加費:1回2,000円 ※パートナーがアウェアの加害者プログラムに参加していない女性には事前に個人面談を受けていただきます。(6,000円) アウェア DV被害女性プログラム 参加の流れ ・パートナーがアウェアの加害者プログラムに参加していない女性 お問い合わせ→個人面談→プログラム参加 ・パートナーがアウェアの加害者プログラムに参加している女性 パートナー面談終了後にすぐにご参加いただけます。 お申込み・お問い合わせはアウェア メール:info@aware.cn 電話:03-6272ー8770 プログラムの内容 力と支配・精神的暴力・感情的暴力・孤立させる・子どもを利用した暴力・特権意識・矮小化・否認・責任転嫁・自己正当化・性的暴力・経済的暴力・虐待の警告サイン・被害者がとどまる理由・子どもに何をすべきか・DVが与える影響・男らしさの箱・女らしさの箱・女性への暴力を生みだすもの・子どもに何をするべきか・Iメッセージ・アサーティブネス・ポジティブなセルフトーク・感情の種類・DV行動のタイプ・ケースで学ぶ・その他多様な教材を用いてプログラムを実施します。 途中からの参加も可能です。 お申込み・お問い合わせはアウェア メール:info@aware.cn 電話:03-6272-8770 #
by aware_cn
| 2016-04-25 15:17
| 【DV被害女性支援プログラム】
◆2003年、2005年にカリフォルニアからDV加害者プログラムの草分け的存在であり、全米及びカルフォルニア州のファシリテーターたちの協議会会長のアリス・ラビオレットさんとリトル東京サービスセンターの坂本安子さんをお呼びし、加害者プログラム研修会を開催しました。
◆2008年からはアウェア代表の山口のり子による、DV加害者プログラム研修Ⅰ~Ⅲを実施し、加害者プログラムを各地で実施する人の養成に取り組んでいます。 ◆プログラムの参加男性たちが、自分のDV体験とアウェアで気づいたこと・学んだことを話す、一般公開講座を2007年から2010年まで毎年開催しました。 ◆2011年以降は一般公開講座「DV防止講座」を年1回ほどのペースで開催し、DV加害者プログラムや DV被害女性プログラムを紹介しています。 ◆デートDV防止教育分野では2006年度から、デートDV防止プログラムのファシリテーター(実施者))の養成講座を開催しています。2006年度は東京と名古屋、2007年度は東京と神戸、2008年度は東京と高知、2009年度は東京と大阪で実施しました。 養成講座で学びアウェアの認定ファシリテーターとなった人が現在200人以上いて、全国各地でアウェアデートDV防止プログラムを実施しています。 ◆2006年にはデートDV教材ビデオ「デートDV~相手を尊重する関係をつくる~」を作りました。 ◆主に行政からの委託で、デートDV防止啓発パンフレットを制作しています。 これまでに大分県、神奈川県、千葉市、長岡市、宮城県、堺市などのパンフを作りました。 ◆2006年にはカルファルニア州への研修旅行を実施しました。 ◆2008年はカリフォルニア州DV被害者支援団体協議会の創設者であり元会長、30年のデートDVの臨床経験を持つバリー・レビイさんを、2010年には非暴力の子育て・教育方法を広める活動をしている「エコーセンター」のルース・ビーグルホールさんをお呼びして、講座を開催しました。 アウェアはこれらの活動を通じてDVのない社会作りに貢献しています。 #
by aware_cn
| 2016-04-25 11:33
| アウェアの活動
アウェアとは英語で「気づく」という意味です。 アウェアは2002年よりDVのない社会を目指して活動している民間団体です。 アウェアの活動には3つの柱があります。 カテゴリーの「アウェアの活動」をご覧ください。 1)DV加害者プログラム 毎週2時間52回以上通う男性のためのプログラムです。治療やカウンセリングではなく、グループで行う教育プログラムです。DV被害者支援のひとつの方法として実施します。 2)DV被害女性プログラム 被害にあった女性がDVを見抜いて自分の人生を取り戻すチカラをつけるための月2回のプログラムです。夫やカレがアウェアの加害者プログラムに参加している人や、DVをされているけれど離婚・別居はまだ決断していない人などが対象です。 3)デートDV防止プログラム DVは大人だけの問題ではありません。若者たちの交際でもおきています。デート相手にするので「デートDV」と呼びます。若者たちがデートDVをする人にもされる人にもならないよう、相手を尊重する、健康で対等な関係をつくるために学ぶプログラムです。 その他の活動 ・女性支援の会 DV加害者プログラム参加者のパートナー(妻やカノジョなど)向けに隔月に開催します。 女性たちが回復するようお互いに応援し合う会です。 ・DV防止講座 アウェアのDV加害者プログラムや被害女性プログラムについて説明したり、DV加害者プログラ ムに参加している男性が、自らの体験と気づきを語ったりする一般公開講座です。 ・デートDV防止プログラム・ファシリテーター(実施者)養成講座 年に1回東京で実施しています。高校などでプログラムを実践できるよう、基礎からじっくり学べる講座で、前期3日間、後期3日間です。修了した方は、アウェアの認定者としてプログラムを使って防止教育を実施することができます。 ・DV加害者プログラム研修会(実施者養成) 研修Ⅰ(3日間)基礎講座、研修Ⅱ(3日間)教材講座、研修Ⅲ(60時間)グループ見学と実習 ・講師・ファシリテーターの派遣 ・冊子・パンフレットの制作請負 代表:山口のり子 【プロフィール】 差別のない、ひとりひとりの人権が尊重される社会を目指して日本及び海外で活動する。シンガポールではDVやセクシャル・ハラスメント被害者支援、及び裁判支援に関わる。ロサンゼルスではDV加害者プログラムを実施するためのトレーニングを受け、帰国後2002年に「アウェア」を開設してDV加害者向け教育プログラムを始める。2003年に「デートDV」という言葉を日本で初めて使って本を出版し、若者向け防止教育に取り組む。DVとデートDVについて講演・執筆するとともに、プログラム実施者の養成をしている。 〔山口のり子の本〕 *(新刊)『愛を言い訳にする人たち DV加害男性700人の告白』(梨の木舎) *『愛する、愛される-デートDVをなくす・若者のためのレッスン7』(梨の木舎) *『デートDV 防止プログラム実施者向けワークブック』(梨の木舎) *『DV あなた自身を抱きしめて―アメリカの被害者・加害者プログラム』(梨の木舎) *『海外でつくった!人の輪・仕事の環』(梨の木舎) *『元気のおすそわけ―暮らしの中のフェミニズム』(太郎次郎社)愛を 共著 *『デートDVをなくすために 理解とサポートの基礎知識』(共著、女も男もNo.113 労働教育センター) 訳本 *『DV・虐待 加害者の実体を知る』(共訳 ランディ・バンクロフト著 明石書店) *『恋するまえに デートDVしない・されない 10代のためのガイドブック』 (共訳 バリー・レビィ著 梨の木舎) アウェアの主張 アウェア代表 山口のり子 2001年にDV防止法ができてから、社会による被害者支援は少しずつ前進してきました。しかしDV防止法には加害者対策は入っていません。加害者対策はDVをなくすために不可欠です。DV対策にとりくんだ歴史の長い国には、加害者処罰に関する法律が作られています。米国もそのひとつです。カリフォルニア州には強制的逮捕と刑罰代替というふたつの法律があります。強制的逮捕とは、DVの容疑がある場合は、加害者の身柄を拘束することを警察官に義務づける法律です。被害者がけがをしている、家具がひっくり返っている、子どもがひどく怯えているなど、警察官はすべて証拠として使います。ひどい暴力をふるった者や再犯者は起訴されます。過去に犯罪や飲酒運転などの経歴がない場合は、起訴されないこともあります。その代わりに1年間、更正のための教育プログラムに参加することが義務づけられています。これが刑罰代替と呼ばれる法律です。加害者はプログラム受講中と終了後3年間、保護監察局に定期的に通わなければなりません。同州では、強制的逮捕と刑罰代替というふたつの法律ができてはじめて、被害者の安全に役立つ加害者プログラムの仕組みができあがりました。 アウェアでは、カリフォルニア州認定のプログラムを応用して、男性向けDV加害者向けプログラムを実施しています。参加者は、被害者が家を出るとか、保護命令を申請するといった行動をおこしたことによりショックを受けてなんとかしなければと思った人たちか、妻にアウェアに通って変わるか、離婚だと突きつけられた人たちです。しかし彼らは加害者の中のほんの一握りの人たちです。多くの加害者は、「悪いのは相手だ。自分こそ被害者だ」と考えています。彼らを更生に向かわせるためには法的強制力が必要です。他人に対して行なったら傷害容疑で逮捕されるような暴力行為なのに、相手が妻やガールフレンドだからとか、家庭内のことだからとか、個人的なことだからなどという理由で加害者を逮捕しないのは、被害を受けた女性の人権を軽んじることです。「暴力をふるう者は相手が誰であろうと処罰する」ことを社会が明確にしなければなりません。しかし本人が変わらない限り、処罰だけではまた相手に暴力をふるったり、別の人に対して同じことをしたりするかもしれません。それでは被害者の安全はありません。暴力をふるう者は「自分を変える責任がある」ということを明確にし、加害者プログラムを社会が用意する必要があります。 DVは大人だけの問題ではありません。若者の間にも起きています。デート相手にするDVなので「デートDV」と言います。アウェアが2009年10月に発表した若者の意識調査結果では、交際経験のある若い女性の5人に1人、男性が11人に1人、デートDVの被害を経験しています。女性のほうが男性より2.5倍の率で被害にあっています。DV行動のひとつとして、女男ともに相手を束縛していますが、女性が携帯を使った束縛をすることが多い一方で、男性はそのほか、どなったりからだへの暴力をふるったりしておどして束縛する傾向があります。またデートDVに結びつきやすい考え方を多くの若者がもっていることもわかりました。例えば、「男性にセックスを求められたら女性は愛情があるなら少々イヤでも応じるべきだ」とか「数回デートしたら『相手は自分のものだ』と思っていい」という考え方を5人に1人がもっていることがわかりました。男性のほうが女性より、これらの考え方をもっている率が高いです。またデートDVをされたことがある・したことがある人は、体験のない人に比べて、それぞれ2倍、3倍の率でこれらの考え方を支持していることもわかりました。子どもたちが、若者たちが、デートDVやDVの加害者にも被害者にもならないように、私たち大人が防止教育を広げる責任があります。 DVは社会が生み出している問題です。人々の意識と社会構造が変わらないかぎりDVはなくなりせん。2014年の暮れ、米国のオバマ大統領はテレビで、「アメリカで5人に1人の女性がレイプされたりされそうになったりしています。4人に1人の女性がなんらかのDVを経験しています。こんなことを許してはなりません。女性へのあらゆる暴力を許さない社会をつくるのは、私たち1人1人です」とスピーチしました。 日本の私たちも、1人1人が「自分には関係ない」から「それは自分の問題だ」へと考え方を変えなければなりません。そして、社会の構造を女男平等に変えること、被害者支援をもっと充実させること、若者への防止教育を広げること、加害者対策を社会全体で講じること、それらすべてを進めていかなければなりません。 DVの本質である「力と支配」は、人間関係の最少単位の夫婦や恋人などにおきますが、大きくは国単位でもおきます。私たちは2015年の夏、国会で安倍政権による「力と支配」をまざまざと見せつけられました。安倍首相がしたことはDV加害者がすることと同じです。国会の答弁では、野党からの質問に対して、はぐらかし、まやかし、うそ、論理のすり替え、開き直りなどを駆使して、誠実な答えも丁寧な説明もしませんでした。これらは、自分は正しいのだから自分が通したいものはどんなことをしてもいい、というDV加害者的態度・行動です。最後には暴力沙汰の強行採決(もどき)までやってのけました。憲法を無視して民主主義と立憲主義を踏みにじったのです。戦争は、国家権力による最悪の形の「力と支配」です。安倍政権のあまりのひどさに、若者を含めておおぜいの人がたちあがりました。私も何度も国会議事堂の前に立ち、声をあげました。次世代には原発も戦争もない、1人1人の人権が大切にされる社会を手渡したいと思います。 参加者男性の面談票等に関する調査・公表へのご理解とご協力のお願い アウェアでは、社会に向けてドメスティック・バイオレンスの実態や取り組みを啓発し、DVの加害・被害を生み出さない社会の創生に寄与することを目的とし、個人面談で得た情報や加害者プログラムのグループでの発言などの一部を、個人が特定されない形でまとめて社会に公表することがございます。 ご理解いただきたく、どうぞよろしくお願いいたします。 尚、公表されたくない方は、下記までお申し付けください。 相談先 アウェア 代表 山口のり子 事務局長 吉祥 眞佐緒 Tel:03-6272-8770 Fax:03-6272-8771 住所は非公表
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by aware_cn
| 2016-04-25 11:23
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