経済

サイバーファームが投資ファンド設立 物流事業など対象に

 情報通信サービス業のサイバーファーム(CFI、那覇市、半田貞治郎社長)は6日、流通や複合商業施設開発プロジェクトなどに投資するファンド「新流通創造ファンド」を設立したと発表した。設立当初は総額30億円だが、信託銀行など機関投資家から追加出資を募り200億円まで拡大する予定。運用期間は5年間。
 第1号として県内で設立準備中の物流・流通加工センターに投資。ホテルや複合商業施設などへの投資も視野に入れている。

 運用は不動産ファンド運用会社のアーバン・アセットマネジメント(東京、松崎和司社長)が行う。同社は、東京証券取引所1部上場で不動産開発のアーバンコーポレイション(広島市)の全額出資子会社。2005年6月末現在、総資産規模は1566億円。
 サイバーファームはファンドを使って投資した企業や事業に対しビジネス・ソリューション・サービスを提供する。半田社長は「新たな流通の創造支援を一層強化するために活用したい」と語った。