学部内の広報誌のようなもののインタビューにゼミの代表として応じてほしいらしい。
断る理由もなかったので、応じると返事をした。
顔のいい学生が、ゼミを休みまくっているなかで自分はなんだかんだで大抵出席している。
そして、発言もよくする。
4回生の研究発表の時に、男女問わず顔のいい奴には厳しい質問をしている。
顔が悪い人間には、優しくしている。
美男美女はセックスにも困らないのに、まともに研究ができていなかったり就職活動で苦労しているのは自己責任という自分の理念に基づいている。
ひとりアファーマティブアクションだ。
結局、ゼミを休んで遊んでいる顔のいい学生が一番幸せだったりするのだろう。