taketsuruウイスキーマガジンが主催する、ワールド・ウイスキー・アウォード2014で、竹鶴ピュアモルト17年がワールド・ベスト・ブレンデッドモルトウイスキーの座に輝きました。
この賞は2012年以来2回目の受賞で、竹鶴21年を含めると通算6回目の受賞となります。

ということで、受賞記念に購入、飲んでみることにしました。

ロックでやってみると、まず深いピートの香りと華やかなシェリー系の香りが一緒にやってきます。
私がTHE NIKKA BARで飲んだシングルモルト余市15年の重厚さと華やかさが兼ね備わったモルトが竹鶴17年でもやってきます。 
甘さは控えめで、余市モルト由来の磯の香りからか、塩気も感じられます。

重厚なボディと濃厚な華やかさが合わさった、とてもパワーのあるウイスキーです。香りも飲み応えも抜群で、ウイスキーを飲んだという満足感に浸れます。

価格は700mlで4000円台前半。シングルモルト余市、宮城峡の10年とほぼ同じです。
熟成年数を考えれば、この竹鶴17年も破格の値段です。 

残念ながら、破格のコストパフォーマンスを誇った竹鶴12年が3月で販売終了し、今後はノンエイジに託すこととなりました。
ノンエイジになったと言っても、シングルモルト余市や宮城峡が10年で4000円と考えると、2000円台でも十分なパフォーマンスであることは間違いないでしょう。
一方で17年もので4000円台という竹鶴17年は、スコッチと比べても十分価格で勝負できるレベルで、ハイレベルなウイスキーであることは間違いないでしょう。

<個人的評価>
・香り AA:しっかりしたヨードを含んだピート香とシェリー樽由来の華やかで濃厚な香りが両方楽しめる贅沢な香り。
・味わい A:甘さ控えめで、 塩っ気を感じる。甘いウイスキーが好きな人には敬遠されるかも。
・総合評価 AA:4000円台にしてはあまりにも贅沢なウイスキー。本格的なウイスキーを堪能したい人には是非とも飲んで欲しい。