『ゼイ・リヴ』、強力なメッセージを有する不気味な映画 By VC 1
『ゼイ・リヴ』は、エイリアン、WWFのレスラー、そして大量のサングラスを主役とした1980年代のSF映画である。好きになれない?
一見、その映画はナンセンスのかたまりのように見えながら、『ゼイ・リヴ』は実際には、エリートと、大衆を制御するための彼らによるマスメディアの使用についての強力なメッセージを伝えている。 その映画は、いわゆるイルミナティを描写しているのか? この記事は、 ジョン・カーペンターの奇妙だが魅力的な映画『ゼイ・リヴ』の深い意味を調査する。
警告:この先大きなネタバレあり(24年前の映画ではあるが)。
『ゼイ・リヴ』を観ることは、相反する経験である。 それは、目を見張るようなメッセージと、精彩を欠いた演技、1950年代のB級映画の特殊効果を伴う強力な社会的な論評、そして奇妙な落ちを伴う心を捉える風刺との奇妙な組み合わせである。
常に視聴者たちは、「うわー、天才だ!」と「うわー、陳腐だ!」との間で揺れ動く。その映画を映画的観点から適切に評価することは困難である。 しかしながら、「メッセージ」の観点からは、 『ゼイ・リヴ』は黄金である。
レイ·ネルソン[Ray Nelson]の短編小説『朝八時』に基づいて、その映画は、視聴者が彼らの世界とその周辺に疑問を呈することを強いるまれなる破壊的な物語の一つである。
なぜなら、その映画は残虐なエイリアンについてのものであるという事実にもかかわらず、それが、主流映画の中では単に仄めかされるだけの観客に、真実を伝えているからである。
実際、そのストーリー展開をより深く見れば、おそらく『ゼイ・リヴ』の物語には「フィクション」よりも「科学」の方が多いことを悟るだろう・・・とりわけ、人が「真実用サングラス」を持っているときには。
その映画の主人公、WWFのレスラーラウディ・ロディ・ピッパーは、見たところ無名の放浪者である。その短編小説と映画の設定の中で、彼はスペイン語で「無」を意味するナダと呼ばれている。
この名無しの権兵衛の無は無一文でホームレスである一方で、彼はまだなんとか、エイリアンによる世界の隠された支配を暴露する。
彼はどのようにそれを達成したのか? 彼がかつて必要とした唯一のもの:真実によってである。ああ、そしてまた銃も。 彼は多くの銃を使用した。 最も重要なのは、ナダが 「寛大な補償」と引き換えに黙るよう何度か誘惑されたという事実にもかかわらず、彼は自分の正直を保ち、エイリアンたちに自分を売り渡すことに決して同意しなかったことである。
今や、それは模範的人物である。 あげくの果てに、彼は最高のことを言う。
「俺は尻を蹴り、風船ガムを噛むためにここにいる・・・で、俺は風船ガムを皆吐き出すぜ。」
その映画の中のエイリアンたちは、世界のエリート、密かに世界を運営するものたち、我々がイルミナティと呼ぶものたちを描くための想像力に富んだ方法か?
では、このカルト古典を再検討し、それが如何にエリートの隠された支配を描写するかを観てみよう。
導入部
開始早々から、我々がナダが背嚢(バックパック)を担いでロサンゼルスを歩き回るのを観ているとき、その映画は、特定のムードを醸し出す:何かがおかしい。
ナダは脳天気な奴であるように見える一方で、その都市は幸せではなく、それは脳天気な奴にはさほど親切ではない。
全く逆に、そこには差し迫った破滅感が漂っている:貧困が蔓延、ヘリコプターがその都市を飛び回り、そして辻説法師たちが世界を支配している魂のない人間たちについて話している。
「ヘビの毒は、その唇の下にあります。彼らの口は苦味と呪いに満ちている。そしてその行くところ、破滅と不幸以外なにもない。そして神への恐れは彼らの目の前にはないのです!彼らは私たちの指導者たちの感情と精神を獲得してきました。彼らは富裕で権力のあるものを採用し、そして彼らは私達を真実に対して盲目にしてきた!そして、私たち人間の精神が壊れています。なぜ我々は貪欲を崇拝するのですか?なぜなら、私たちの視界の範囲外に、私達を食い物にしながら、誕生から死に至るまで私たちの上に腰掛けている、私たちの所有者たちがいるからです。私たちの所有者-彼らは私たちを所有している。彼らは私たちをコントロールしている。彼らは私たちの主人である。目を覚ませ。彼らはあなたがすべてで、あなたを取り囲んでいる!
その説教者の「支配者」の説明は、イルミナティに適用され得るか? 私はそう信じている。
我々がナダの街全体に渡るあてどない放浪に従って行く時、カメラは頻繁に、それが伝える気の抜けた通信メッセージを無思慮に吸収している、テレビ画面をぼんやりと見つめている人々に焦点を当てる。
普通のジョーたちは、本当に彼らのテレビ番組を楽しんでいるように見える・・・ある不明な組織が、世界の隠された支配者たちについての破壊的メッセージを放送するためにその電波を乗っ取るまでは。
「我々の衝動は、向け直されつつある。我々は一つの人工的に誘導された眠りに似た意識状態の中に住んでいる。(・・・)貧乏人と下層階級は増えている。人種的公正と人間の権利は存在しない。彼らは、抑圧的な社会を作成した。そして、我々は彼らの無意識的共犯者である。意識の消滅によって休息を支配する彼らの意図。我々は、夢うつつのトランス(恍惚)状態へと騙されそれ信じ込んできた。彼らは我々が自分自身と他人とに無関心であるようにしてきた。我々は、唯一の我々自身の利益に焦点を当てさせられている。理解してほしい。彼らは発見されない限り安全である。それが彼らの生き残りの主要な方法である。我々を眠らせておけ。我々を利己的に保て、我々を鎮静状態に保て。」
上記のステートメントは、イルミナティに適用され得るか? 私はそう信じている。
この乗っ取られたテレビ放送を見ている普通のジョーたちはみな、ひどい頭痛になる-生の真実は実際、ほとんどの人にとって耐えるには多すぎる。 あるそのような視聴者は、テレビで男が:「自分の尻をふけ」と語った後、チャンネルを切り替える。
ちょうど今日のように、ほとんどの人々はこの種の事柄については聞きたくない・・・彼らはただ自分たちの思慮なしのテレビ視聴に戻りたい。
ナダは、その辻説教師とテレビのその男が一つの地元の教会を介して繋がっていることに気づく。
彼は教会に潜入し、彼はそれが実際に、ある地下組織の本部であることを発見する。
その教会内部の壁に、「ゼイ・リブ、ウイー・スリープ」と書かれている。エリートと大衆との間の根本的な違いを説明する語句である。 権力者は、世界についての真実を知っており、そして本当に「生きる」ための手段と力を所有している。 人々の残りの者たちは、沈静させられ、低レベルにされ、そして操作される。その主人たちによってできるだけ簡単に管理可能であるべくするため、ゾンビのような状態へと。大衆の無知は、終わりなきうたた寝の状態に等しくなる。
ナダは知る、その反抗的な組織は、その支配者たちを倒すために人を募集しようとしていることを。 しかしながら、数日後、ナダは権力者に対する計画をなした人々に何が起こるかを発見する。
ヘリコプター、ブルドーザー、そして暴動鎮圧用装備の警察がその場所を襲撃し、すべてを破壊し、そして暴力的にその地下組織のメンバーたちを逮捕する。 それが如何にエリートが反対意見に応答するかである。
暴力的な警察の脅しを目の当たりにした後、ナダはアメリカで何かが間違っていることを理解し始める。 懸命に働き規則に従うことを信じていたその脳天気なやつは、ここでは何かが間違っていると考え始めている。
より多く学ぼうと決心し、ナダは再びその教会に入って、いくつかの興味深いことを発見する。
警察は 「ゼイ・リブ、ウイー・スリープ」を塗り消した。 明らかに、「彼ら」はそのメッセージが知られることを望んでいない。
さらに重要なことに、ナダはあるがままで世界を観ることを可能にするサングラスでいっぱいの箱を発見する。追加ボーナスとして:それらはまた非常にかっこいい。
真実を観る
ナダによって発見されたサングラスは、表面上は価値のないように見える一方で、それらは実際に、すべての中で最も偉大な贈り物を彼に提供している。ナダが最初にサングラスをかけたとき、その経験は衝撃的である。
彼が自分のサングラスをかけているとき、ナダは、広告とマスメディアによって投影された煙と鏡を通り抜けて観る。彼は、それらのメッセージの核心と、それらがなぜ存在するかの唯一の理由だけを観る。
どのような雑誌をナダが開きページをめくっても、彼は同一のサブリミナルメッセージを観る。それは「有名人」と 「ファッション」雑誌の真の機能について多くのことを語る。 それらがすべて異なっているという事実にもかかわらず、それらはすべて究極的には、エリートから大衆へのメッセージを強化するという同一の目的に仕えている。 ナダはまたすぐに、マネーについての真実を理解する。
「神を信頼する」?
ナダの最も衝撃的な発見は、彼の周りの人々に関係している。
一部の人々は人間ではない。 彼らは社会に浸透してきている別の人種である。
ナダは、彼らがどこにでもいて、そして彼らは権力の座を保持していることに気づく、この政治家がテレビで典型的な「政治家の」演説をしているように。 これはイルミナティを描くための一つの方法か?
この真理を発見するや、ナダはカンカンに怒った。 本当にカンカンに怒った。いかに彼はその状況に反応したか?
彼は家に帰らず、それについての一篇の詩を書く。 いや、彼は銃をつかんで、エイリアンたちを撃ち始めた。
ナダが彼らの変装を見抜くことができることにエイリアンが気付いたとき、彼らはすぐに 「観ることができる奴を見つけた」と言って当局に警告する。 「観る」ことができることは、明らかにエイリアンの顰蹙を買う-彼らは暴露されることを好まない。
ナダはたちまち社会ののけ者になり、そしてエイリアンたちは彼に迫り始める。
このような状況に直面して、ナダは深く永遠なる言葉を言う: 「俺はこのひ--------とかけらが気にくわない。」
多くのエイリアンたちは警察の一部である。その唯一の目的は、エイリアンの支配が乱されないことを確実にすることであるゆえに。 ほとんどの警官たちは、しかしながら、通常の人間であり、単に命令に従っている。なぜなら、それが彼らの仕事だからである・・・少々、イルミナティの仕事を行っている実際の警官のように。
ナダと市内の誰もが常に、現在世界中で出現している新しい無人ドローンに奇妙に似ている飛行監視カメラによって監視されている。
飛行監視カメラは、1988年にはサイエンス·フィクションと考えられていた。それらは今日の現実である。
ビデオカメラを搭載した一つの実際の現代の無人ドローン。 真実サングラスの概念は、自らの世界認識における知識の重要性を説明するための興味深い一方法である。二人の人間は、それぞれの人物が保有する情報や意識のレベルに応じて、全く同じものを見ながら、なお非常に異なった現実を把握することができる。 ナダのサングラスは、したがって、現実の明確な認識を可能にする、ある人間の真実の知識を表し得る。
続く
元記事は
“They Live”, the Weird Movie With a Powerful Message By VC April 17th, 2012
http://vigilantcitizen.com/moviesandtv/they-live-the-weird-movie-with-a-powerful-message/
おまけ
ごり押しでガレキ処理を進める北九州市長 2012年06月02日
http://onodekita.sblo.jp/article/56194882.html
関東一円が放射性ヨウ素被ばく
http://www.youtube.com/watch?v=gCB7oftp7K8&feature=player_detailpage