慰安婦被害者暮らす韓国・報恩郡にも少女像 10月目標
【報恩聯合ニュース】旧日本軍慰安婦の被害女性が暮らす韓国中部の忠清北道報恩郡に、慰安婦被害者を象徴する「平和の少女像」が建てられる。同郡の社会団体協議会は10月の設置を目標に、地域の市民団体による推進委員会を今月19日に発足させる計画だ。
韓国各地で少女像の設置が進められている(資料写真)=(聯合ニュース) |
先月から募金運動を始めており、約5500万ウォン(約560万円)を集めた。
関係者によると、慰安婦問題に積極的に取り組んできたマイク・ホンダ前米下院議員が10月に報恩郡で開かれるナツメ祭りに参加する予定で、これに合わせた少女像の除幕を検討している。
ホンダ氏は米カリフォルニア州グレンデール市への少女像設置にもかかわり、友好関係にある同市を訪れた報恩郡首長の鄭相赫(チョン・サンヒョク)郡守と知り合った。
一方、報恩郡の俗離山ふもとには、慰安婦被害者の李玉善(イ・オクソン)さんが暮らす。日本軍に連れて行かれ慰安婦としての生活を2年以上強いられ、1945年に植民地支配からの解放(光復)を迎えたが、生まれ故郷には戻れず、ここに定着した。毎朝、家の門に太極旗(韓国国旗)を掲げ、2010年には生活保護や慰安婦の生活安定資金を貯めた2000万ウォンを奨学金として寄付している。
忠清北道には現在、清州と堤川に少女像がある。
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