脳神経科学の分野においては、外界から入力された電磁周波数に対して、その周波数を追跡する仕組みと発信子の存在が、ネズミのひげ感覚毛の律動的な動きと外部の物に触れたときに生じる周波数の乱れなどを調べることで、実証されています。
これらの周波数を追跡する仕組みには、神経細胞の個別に局所的にグルタミン酸が関わっている可能性が示されています。脳波が外界のごく微弱な電磁界・極低周波に同調する仕組みには、こういった同調性の仕組みが関連しているかもしれません。
段階的に外界の電磁周波数に合わせ、機能を調節するラジオのような仕組みです。哺乳類やヒトなどの体内の生化学反応の直前には、こういった電磁周波数が引き金になっていることがわかっています。
◆NEURONAL PHASE-LOCKED LOOPS(神経位相同期回路)
特許番号 US 6581046 B1
公開日 2003年6月17日
発明者 Ehud Ahissar
出願人 Yeda Research And Development Co. Ltd.
www.google.com/patents/US6581046
典型例は、長時間、暴露を受けるとぼーっとしてきたり集中力や意欲が低下してきたり、寝ているときだと朝起きてもスッキリしなかったり体のだるさが残るなど不眠や浅い眠りや睡眠の質が低下するといったもの、うつ状態やイラだちや行動リズムや心拍リズムの変化などです。
軽度な影響だと、単に無口で不機嫌になったり、とても細やかで繊細な人が大雑把になったり、面倒くさがりになったり、活発だった人が快眠を得られず気持ちがすっきりせず頭の中のもやもや感を訴えたり、消極的になりミスをするようになったり、自他共に性格的なものだと認識されているものが電磁波の影響である可能性ももちろん十分にあり得ます。
ほかには生理不順や既日リズムの異常、細胞内外のカルシウムイオンの恒常性の変化は影響が大きくなると筋収縮にも異常を起こします。目の瞳孔の収縮の反応の遅れがではじめると光を異様にまぶしく感じるようになったり、筋収縮異常により起こる腰痛やヘルニア、アトピーなど持病の悪化、痛覚変化による神経痛の悪化、めまい、鼻血、セロトニンやGABA(ガンマアミノ酪酸)などの低下によるイライラや情緒不安定、瞬時に力が入れにくくなる感覚、歯の神経部分がかすかに引っ張られる感覚、メラトニン減少の影響は睡眠や免疫機能やフリーラジカルの除去以外に呼吸のコントロールにも関わっており、心臓の鼓動の変化や圧迫感、息苦しさなども起こり得ます。
軍事プログラムなどのもと、前述したうつ状態やイライラ、不眠や分子レベルで起こる各種の心理・行動リズムの変化や異常に加え、性衝動を誘発する電磁周波数まで特定されているという噂もあります。睡眠を誘発することや、目覚ましをセットした時間の直前にピタリと「自然に起床させる」こともできるでしょう。
20年ほどまえのイラク戦争の際にもこういった電磁波を照射し住民にうつ状態やイラだちや分子レベルでの「不具合」を起こす発振装置の存在、住民の気持ちを変化させ、反感や敵対心を抑える、コントロールする目的で使用されるなど、武器の設置任務にあたった兵士の告発もあります。
日本ではベンゾジアゼピン系の睡眠剤や抗精神薬などの消費量はなんと世界一で、そういった状態をある時期から長い期間にわたって訴え続ける人たちが1990年代以降200万人をゆうに超え一向に減少していません。もちろん、数時間から1日、数日、数週間だけとか短い期間だけそういった変化が起こり、時間を経て元に戻るということを経験している人も含めると莫大な被害者数になるでしょう。これらは、ストレスや環境による心理変化などとは関係なく起こり、関係なく時間をかけて戻ったりします。影響は、照射を止めた後も暴露時間と期間に比例して長期間続き、1日数時間の2週間にわたる照射の影響が元に戻るのに数か月を要したこともサルを使った研究報告により明らかになっています。
ストレスや環境による心理変化でカルシウムイオンの透過性や血液脳関門の浸透性に変化は起こりません。メラトニンや種々の生化学物質やホルモンが減少することもあり得ず、過敏症や遺伝的要因であることを示す科学的根拠ももちろんありません。
方法はいくつかあるでしょうが、前述した、カルシウムイオンの流出を引き起こすパルス変調されたマイクロ波や脳波が外界の特定極低周波に同調する仕組みを利用した極低周波の送信、またはメラトニンなどのホルモン分泌変化を誘発する地磁気の変更といった方法が考えられます。
これらのテクノロジーには、気象兵器として有名なHAARPの基礎となった技術も使われているかもしれません。この技術の特許には、選ばれた少なくともひとつの地域の「地磁気を変更」する方法と装置の概要が記されています。
これらの電磁波の送信には、小型の発信装置を対象者が長時間過ごす場所や寝床の周囲に設置する方法、アンテナや同じく小型の発信装置などの近隣への設置と近隣住宅からの照射といった方法のほか、おそらく携帯電話の基地局網、あるいはそれと同等の設備が利用されているものと考えられます。
米国では、携帯電話の基地局網以外に、GWEN(Ground Wave Emergency Network)と呼ばれる米国内に数百箇所設置されている軍の防災用の低周波発信塔網が関わっているとのうわさもあり、これらの技術にも、前述のHAARPの基礎技術が使用されていると言われています。英国ではTETRAなどが有名です。これも変調された電磁波が発振されたいた証拠があります。
地磁気は磁界強度にしておよそ20~60μT(マイクロテスラ)、シューマン共振極低周波はおよそ1~6pT(ピコテスラ)と地磁気の100万分の1以下、人間の心臓の鼓動から発せられる磁界よりも微弱です。ドイツのケーニヒによる1974年のシューマン共振波の調査では、電力密度にして1mV/m(ミリボルトパーメートル)、0.27pW/cm(ピコワットパーセンチ)、米国のWilliamsが1992年にロードアイランドで行った調査では、8Hzモードが磁界強度にして1.3~6.3pT(ピコテスラ)であったことが報告されています。
これらの強度の電磁界・電磁波は、市販の測定器では自然界にあるそれらと人工的に放射されているものの判別や照射源の特定はおろか、測定さえもできないでしょう。加えて、これら照射に用いられる電磁波が波長の長い低周波であった場合、波長の長い電磁波は透過性が高まる特徴があるため、金属やコンクリートなどの遮蔽は効果がありません。水中深くを潜航する潜水艦用の通信システムに数十~70Hzの周波数帯域の極低周波が利用されているのはそのためです。周波数の低い電磁波は、分厚い水分子の層を突き抜け、電離層にあたって反射することで遠方へ到達し、数千キロ先の深海を潜航する潜水艦との通信を可能にします。
前述したような測定器や防護グッズなどは高価なものも多いため、電磁波犯罪の防護目的では安易に手を出さないほうがよいでしょう。
◆超低周波電磁界とホルモン情報伝達機構
石堂正美 京都大学 基礎物理学研究所研究会報告書『電磁波と生体への影響』研究会報告
repository.kulib.kyoto-u.ac.jp/dspace/bitstream/2433/97789/1/KJ00004705753.pdf
◆イラク戦争中、建物の屋上の死角に、「ポッパー」あるいは「ドーム」と呼ばれる、ドーム状の発信装置を設置
Microwaving Iraq 'Pacifying' Rays Pose New Hazards In Iraq
www.electronicspoint.com/threads/microwave-rf-based-weapons-in-use-in-iraq.164267/
◆ ――「電磁波兵器の軍事技術と機器がひそかに民間に流出、日本などで、カルトなどの組織が、敵対者に対して使用しているのではないか」との疑い
onuma.cocolog-nifty.com/blog1/2014/03/post-40ee.html
◆エレクトロニック・ハラスメント被害者 裁判勝訴
ストーキングによるエレクトロニック・ハラスメントに対して、ジェームズ・ウォルバート氏は裁判所から保護命令を獲得
Court Recognizes Electronic Harassment: Protection Order for James Walbert
December 30, 2008
megalodon.jp/2014-0923-1037-01/blog-imgs-36.fc2.com/l/o/v/lovenpeace2you/walbert-case-1.txt
◆Michigan Passes Anti Electronic Harassment Law Including Life in Prison
ミシガン州が終身刑を含む反エレクトロニック・ハラスメント法を可決
8th March 2004.
emhdf.com/mich-law.htm(リンク切れ、上記表題にて検索推奨)
エレクトロニック・ハラスメントに関する法律の全文は、以下のHPより法律番号、2003、256 と 257を入力
www.michiganlegislature.org/mileg.asp?page=PublicActs
◆Method and apparatus for altering a region in the earth's atmosphere, ionosphere, and or magnetosphere
地球の大気、電離層及びまたは地磁気の一部分を変えるための方法と装置
Inventor: Bernard J. Eastlund, Spring, Tex. Jan. 10, 1985
こういった英知や科学技術が「人の幸せのため」ではなく、特定の人間たちのエゴや権利や欲の維持のために「追い込むため」や「潰して利用するため」に用いられているのです。どんな正当性もないことは明らかです。
凶悪な犯罪行為を組織的に隠ぺいするネットや既存大手メディアなどを含めた大掛かりな情報工作に対抗して、これらの被害を訴え、医科学的な根拠に基づいた被害を判別するための検査手法の導入と正しい情報の認知に努めることが必要でしょう。
◆テクノロジー犯罪、電磁波犯罪の知恵ノート
note.chiebukuro.yahoo.co.jp/detail/n293637
ほか、参照論文一覧
◆ Neurophysiologic effects of radiofrequency and microwave radiation
無線周波数とマイクロ波照射の神経生理学的影響
W. Ross. Adey
www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC1807758/
◆Evidence for Disruption by the Modulating Signal
変調された信号による混乱の証拠
Carl F. Blackman,PhD
Founder, Former President and Full Member of the Bioelectromagnetics Society Raleigh, NC USA
www.bioinitiative.org/report/wp-content/uploads/pdfs/sec15_2007_Modulation_Blackman.pdf
◆Evidence on a link between the intensity of Schumann resonance and global surface temperature
シューマン共振波の強度と地球地表温度の関係における証拠
hal.inria.fr/docs/00/31/81/15/PDF/angeo-24-1809-2006.pdf
◆Pulsed radio-frequency electromagnetic fields: dose-dependent effects on sleep, the sleep EEG and cognitive performance
パルス化された無線周波数電磁界:睡眠、睡眠時脳波(EEG)と認知能力への用量依存的影響
SABINE J. REGEL, GILBERTE TINGUELY, JURGEN SCHUDERER, MARTIN ADAM, NIELS KUSTER, HANS-PETER LANDOLT and PETER ACHERMANN
Journal of Sleep Research:Volume 16, Issue 3, pages 253–258, September 2007
www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/17716273
◆Pulse-modulated radio frequency electromagnetic fields affect human brain physiology
ヒト脳に生理学的影響を及ぼすパルス変調無線周波数電磁界
Peter Achermann, Sabine Regel
University of Zurich, Institute of Pharmacology and Toxicology, Winterthurerstrasse 190, CH-8057 Zurich,
Switzerland
www.ursi.org/Proceedings/ProcGA08/papers/K02cp1.pdf
◆Nerve cell damages in mammalian brain due to microwaves
マイクロ波に起因する哺乳類脳における神経細胞損傷
Leif G.Salford MD,PhD. Dept of Neurosurgery, Lund University, Lund, Sweden
convened by the international commission for electromagnetic safety with cosponsors, italian government
worker safety program and, ente zona, in venice, italy, on December 17,2007
www.icems.eu/docs/venice/6th_Workshop_Salford.pdf
◆生体概日リズム発振機構への磁場影響に関する研究
Effects of Magnetic Fields on Biological Clock Generating Circadian Rhythm
広島市立大学 情報科学部 助教授/樋脇 治
kaken.nii.ac.jp/d/p/09650483
◆交流磁界が細胞内Caイオン濃度の調節機能に及ぼす影響の解析
埼玉医科大学 医学部 解剖学/駒崎 伸二
www.saitama-med.ac.jp/jsms/vol38/01/jsms38_024_028.pdf