日蓮宗の教学研究所で、日蓮宗という立場だけでなく、仏教一般の立場でも、面白い論文がある。伝統仏教の問題と仏教系新興宗教団体の問題をどちらも扱っているので、日蓮系宗教の信者なら、ここの論文は必読である。
創価学会の教義や歴史から始まって、創価学会と日蓮正宗の対立を書いた、創価学会側でも日蓮正宗側でもない立場からのわかりやすい文書。
「創価新報と宗門側機関紙の慧妙を読み比べると、これらの裁判はおおむね宗門側が勝訴しているようです。いずれの機関紙も自分の負けた訴訟については報道せず、勝ったことばかり大きく掲載しています。比べると創価新報より慧妙の方が勝訴報道がずっと多いのです」
創宗戦争において、創価学会が日蓮正宗に仕掛けた謀略・捏造事件の詳細。念のため述べておきますが、創価学会と日蓮正宗による謀略合戦は、謀略を仕掛けた側の捏造であるというのが基本的な判断です。
創価学会の報道(創価新報):日顕氏の犯罪記録は、米国の犯罪データベースに記録があった。日蓮正宗の創価学会告訴:創価学会が、米国の犯罪データベースに日顕氏の犯罪記録を書き加えた。
FBIの公式見解:日顕氏の犯罪記録は、初めから米国の犯罪データベースに存在しなかった。要するに創価学会が創価新報で『捏造報道』をし、日蓮正宗が『勘違い』して過剰反応したのである。事件そのものはFBIによれば、日顕氏の犯罪記録は無いということなので、当然、立証不可能=無罪である。