米軍北部訓練場(沖縄県東村など)のヘリコプター離着陸帯(ヘリパッド)建設を巡り、抗議活動中に防衛省職員にけがをさせたとして、傷害などの罪に問われた神奈川県大和市の牧師吉田慈被告(32)に、那覇地裁は27日、懲役1年6月、執行猶予3年(求刑懲役1年6月)の判決を言い渡した。弁護側は控訴する方針。
柴田寿宏裁判長は判決理由で「明らかに行き過ぎた行為で、基地反対運動の一環としても正当化できない」と述べた。
判決によると、昨年8月25日、ヘリパッド建設現場付近で防衛省職員の男性の肩をつかんで揺さぶって暴行し、職務執行を妨げ、打撲など約2週間のけがをさせた。(共同通信)