東京・府中市の職業不詳、小笠原興人容疑者（２０）ら男２人と千葉県の県立高校の２年生で、１６歳の少年の合わせて３人は、ことし４月、中央区銀座の路上で、近くの貴金属買取店で金塊を売った直後の男性に体当たりをして現金７２００万円余りが入ったバッグを奪ったとして、強盗の疑いで警視庁に逮捕されました。

これまでの調べで、現場付近の防犯カメラの映像から３人は事件のおよそ１か月前のことし３月下旬にも現場近くに集まっていたことが警視庁への取材でわかりました。

この日は高校の終業式で、映像には少年が遅れて合流し、その後、３人で周辺を見て回る様子が写っていたということです。

また、３人は男性に体当たりをしたり、バッグを奪ったりする役割を分担していたということで、警視庁は事前に現場の下見をするなど、計画的に事件を起こしたと見て捜査を進めています。

警視庁によりますと、調べに対し、少年は容疑を認め、小笠原容疑者ら２人は「何が起こったかわからない」などと供述しているということです。