大学を卒業後、一般社団法人日本自動車連盟に入社。8年間勤務後に退職し、夢であった1次産業に携わるべく酪農ヘルパー、農業研修生を経て知人の起業した農業生産法人を後継すべく入社。現在に至る(取締役)。
平成27年度ふるさとプロデューサー育成支援事業の第1期生として鹿児島県甑島にて100日間の研修を修了。
自身の住まう北海道北斗市の人口減少やインバウンド観光客に関する諸問題を農業の局面から支えるべく観光農園化や商品開発に取り組んでいる。
調理師免許取得。
地域プロジェクト等
平成27年度ふるさとプロデューサー育成支援事業の第1期生として鹿児島県甑島にて100日間の研修を修了。研修経験を活かし、北海道に帰省し、法人の取締役として参画。
現在、北海道北斗市における若手農業者のリーダーとして、地域活性化に関する様々なアイデアを創出。婚活イベントの開催や、若手就農希望者の研修受け入れなどに力を入れている。
自身の住まう北海道北斗市の人口減少やインバウンド観光客に関する諸問題を農業の局面から支えるべく、観光農園化や、調理師免許を生かして地域食材を使った商品開発やレシピ開発に取り組んでいる。
2009年、弘前大学農学生命科学部卒業。
2012年、佛教大学大学院公共政策学修了(修士:社会学)。
2016年、滋賀県立大学大学院近江環人地域再生学座修了。
2017年9月、兵庫県立大学大学院経営研究科MBA修了見込。
JA全農グループ営農指導員、中部飼料グループ研究員を経て独立。滋賀県を拠点に、農業経営指導や地域ブランド戦略の立案、六次産業化支援に従事している。あぐりんファーム滋賀では、耕作放棄地・遊休農地70アールを活用して露地野菜生産、果樹生産に取り組んでいる。狩猟免許を取得しジビエの加工品づくりなどを手掛ける。
(兼任)一般社団法人兵庫総合研究所・客員研究員。ふるさとプロデューサー一期生、ふるさとグローバルプロデューサー一期生。
これまでの公職として、元・青森県森林審議会委員、兵庫県明るい選挙推進協議会委員、兵庫県庁神戸地域ビジョン委員(2期)、兵庫県男女参画推進員を歴任。
(主な受賞歴)
第53回全国高校弁論大会・文部科学大臣奨励賞
第37回産経新聞オートスカラシップ・文部科学大臣奨励賞
第23回土光杯全日本学生弁論大会・優勝(土光杯・日本航空賞)
日本生産性本部会長賞(2010年度)
毎日農業記録賞2013・中央審査優良賞
毎日農業記録賞2015・毎日新聞社大津支局長賞(地区入賞)
毎日農業記録賞2016・中央審査優秀賞
地域プロジェクト等
弘前大学農学生命科学部を卒業後、JA全農グループにて営農指導員として3年4か月、民間コンサルタント会社にて1年半にわたり農家・農業法人の生産ローテーションの作成や販路開拓支援、マーケティング戦略の立案に関わってきた。事業戦略スキーム構築、関係機関との連携・調整役、農商工連携、各種補助金や助成金制度をふまえた戦略の策定を行うことが出来る。中小企業庁「ふるさとプロデューサー」にも選ばれている。
農業生産の現場を熟知し、生産の強みを生かした販路計画を策定することができる。農学の知識、社会人経験を生かして、独立した現在でも大手百貨店、スーパーマーケットチェーン、飲食店などと独自のルートと人脈を持っており、販路開拓や戦略の立案をサポートすることが可能である。特に、顧客視点の「うれる商品づくり、レシピ開発」に強みを持っている。
これまでにも農林水産物を活用した商品開発に多数従事してきた。現在でも市販化されている「ゆずドリンク」「せせらぎゆずポン酢」は、商品開発およびレシピの考案、プロダクトデザイン(製品)、ラベルデザイン、チラシの作成、広告宣伝戦略(コピーライティング)まで一貫して取り組んできた。この製品は、東京ビックサイトで毎年開催されている「スーパーマーケットトレードショー」展示会にも出展、高い品質の商品開発に取り組んできた。
地域資源を活用した製品を世に送り出すことで生産者の所得向上や規格外廃棄野菜の利活用につなげることができる。農商工連携をはじめ、地域特産品として地域を巻き込んだ製品nのスキーム作りから関わり、長く愛される製品づくりやアドバイスに従事している。
滋賀県甲良町役場から委嘱を受けて、甲良町地域おこし協力隊として甲良町の特産品開発支援に従事した経験を持つ。自らが経営している「あぐりんファーム滋賀」でも農業体験の受け入れや民泊を展開している。試行錯誤する中で、スキーム作りに関するマニュアル化を進めてきた。観光協会と連携した農業体験や農家民泊事業に関する戦略立案にも関わっており、インバウンド事業、エコツーリズム着地型観光など、農産資源を生かした観光や体験型事業の運営スキームの構築に取り組んでいる。
(具体的な地域プロジェクト)
○中小企業庁ふるさとプロデューサー育成支援事業 「長野県山形村特産品開発支援」(2015年9月~2016年2月)
長野県山形村役場産業課および山形村商工会が事務局となり、プロジェクトチームが構成された。山形村の新しい特産品開発を行うこととなり、農業専門家として長いもレシピの考案、レシピブックの作成や生産者との連携を担当。2016年3月に中小企業基盤整備機構主催「ふるさとプロデューサーフォーラム」(品川プリンスホテル)にて実績発表され、レシピブックの活用により販路開拓に役立っていると好評を得ることができた。
○甲良町長寺区 「ゆずの里特産品開発支援」(2015年9月~2016年2月)
平成27年度小規模事業者持続化補助金(滋賀県商工会連合会)を活用し、甲良町長寺区長寺ゆず公園で栽培されているゆずを使った特産品開発に主務担当者として従事した。プロダクトデザイン、レシピ開発、販売戦略立案まで一貫して担当した。
「せせらぎゆずポン酢」「ゆずドリンク」を商品開発し、東京ビックサイトで開催された「スーパーマーケットトレードショー」に出展。販路開拓と市販化につながる成果を得ることが出来た。
○甲良町産業課・道の駅せせらぎの里こうら農産物直売所生産部会 「生姜を活用した地域ブランド化事業」(2016年5月~2016年10月)
甲良町産業課が事務局となり、「道の駅せせらぎの里こうら」農産物直売所生産部会がし主体となって生姜を活用した地域ブランド化に取り組んでいる。
農業専門家として生産計画やブランド化にあたっての戦略立案から関わっている。
今後、「滋賀県新事業応援ファンド」を活用し、生産技術指導をはじめ生姜加工品の試作・レシピ開発、デザイン作成などトータルでアドバイスを行っていく。
○ふるさとプロデューサー育成支援事業(国内版2期生)の国内OJT受け入れ(2016年9月~2017年2月)
OJT研修では、甲良町の地場野菜を使ったご当地どんぶり「甲良丼」の開発を通して、地域活性化ツールとしての商品開発を行った。甲良町商工会や滋賀県立大学のアドバイスを受けながら、商品開発のスキームを学び、試作から実売化までの商品開発を実際に行った。町内の飲食店で展開していくためのロードマップの作成や、マーケティング戦略などをOJT形式で行った。
研修生2名のうち、1名は研修終了後に地域おこし協力隊を辞めて菓子製造業で独立起業した。もう1名は島根県から滋賀県愛荘町へ移住し、農業後継者として研修を受けながら調理師免許を生かして特産品の開発にかかわっており、昨年度に行われた厚生労働省・NHK後援「若者を考えるつどい2016」において、ふるさとプロデューサーの研修における活動を発表し、全国審査で入賞するなど、一定の成果が出ている。
C.国内研修60日
「北海道・北斗市の地域資源を活用した実践型商品開発および販路開拓による”地域創生プロデューサーの育成”プログラム」
① 北斗市の地域資源(北海道牛乳、トウモロコシ、ベリー、トマト)を活用したジェラートの開発および販路開拓に取り組む(地元の教育機関、北斗市商工会との連携により商品開発を進める)
② プロダクトデザイナーとして製品開発の取り組んできたデザイナーから、商品のデザイン及びパッケージデザインなどをトータルで学ぶことができる機会を設ける
③ 若手新規就農者を中心とした地元農業生産者たちとの交流、および現役地域おこし協力隊員たちとの意見交換会の実施(北斗市、七飯町、鹿部町、厚沢部町を予定)
※交流を通して地域ニーズを掘り起こし、新しい商品開発のために様々な地域関係者からヒアリングを行い、開発に反映させる。
④ 商品開発を通して開発された製品の販路拡大のため、地元の催し物・祭りなどへの出店販売・運営スタッフとしての参加(「北斗ジェラート」という地域活性化ツールを活用し、北斗市商工会と連携して商品のPR活動に取り組む)
⑤ 北海道内でナンバー1の売り上げを誇る道の駅(伊達歴史の社)を視察
道の駅担当者からヒアリングを行い、売れるためのモノづくり、売るための場づくりなどを学ぶ。
⑥ 北斗市を中心にした観光農園の紹介や代表者との交流
⑦ 先進地視察(青森県弘前市)を通して、実践的な地域おこしの手法を学ぶ
⑧ 弊社提携先飲食店での和食を中心とした実務研修
居酒屋「太陽」で、北斗市産農産物のレシピ開発などを行う
開発したレシピは、レシピブックの作成を行い、地元飲食店への配布をする
レシピ開発により、野菜の調理方法を提案することにより野菜の販路開拓に結び付ける
北海道北斗市は、函館市に隣接し、インバウンド観光客(主に台湾人、中国人)が急増している地域である。北海道新幹線の最終駅「新函館北斗駅」は、北斗市の中心部に位置し、そこから函館市内や札幌・小樽地域への乗換駅にもなっており、北海道道南エリアのハブ駅になっている。一方で、函館市は朝市でにぎわい、イカメシやホワイトコーンなどの特産品が多く存在しているが、北斗市にはこれといった特産品がなく、「新函館北斗駅」を利用する観光客も「北斗市はいまいちピンとこない」という声が出ているのが現状となっている。地域の資源を活用した特産品の製造が急務となっている。
「地方創生」「地域活性化」「まちづくり」など、これらは最近マスメディア等で毎日のように耳にするが、答えのないこれらの課題解決は具体的になにから、どうすればよいのか。それはこれからの時代を生きていく我々が一丸となって取り組んでいかなければならない問題となっている。先ずは自分自身の作り上げてきた「殻」のようなものを自らが破り、そこから一歩踏み出すこと。それは人と人との「交流」から始まるものだと切に感じる。
弊社が提供できるものは、ふるさとプロデューサー一期生である間橋取締役がふるプロ研修も含めて、これまで構築してきた日本各地での「人脈」と「農業生産に関する知識・技術」、調理師免許を生かした「素材を生かした特産開発」など、ふるさとプロデューサーとなるにふさわしい知識をOJT形式で教授したい。
現在、弊社は9.6ヘクタールの面積で農業生産に取り組んでおり、創業以来、農業生産に関する技術資源を蓄積してきた。北海道の農家の共通課題として、全体の20%ほどの規格外野菜が発生しており、六次産業化までにはつなげられていない。これは、日本全国の生産者に共通していることで、規格外品をいかに流通させるかが課題となっている。自社直営の「直売所・太陽」では、生鮮野菜が中心で、加工品が不足している。夏場にアイスクリームやジェラートがあれば、強みになると同業者からも助言をいただいており、大きな強みになると考えている。
今回、保健所の許可を得た加工所(隣接する居酒屋・太陽)を活用し、商品開発から販売までの一貫した流れを学ぶことができるように工夫している。製品は「直売所・太陽」「居酒屋・太陽」にてテストマーケティング的に商品を販売し、売れ筋動向を見極めた上で、生産拡大につなげることが狙いである。また、小売販売店への営業活動のほかに、ホームページやECサイトを構築し、販路拡大と商品の認知度の向上に取り組むことが急務となっている。そのため、開発からブランディングまでを一貫して学ぶことができるよう配慮している。
そして、商品開発の分野において研修生を交えながら、地元生産者、販売店、消費者など様々な視点からの意見を取り入れ、ともに学び、考え、形にしていきたい。「学びたい分野はあるが着地点が漠然としている」という研修生であれば同じ目線に立ち、一緒にこれからの道を見いだせるような価値ある刺激を提供したい。そして、お互いのこれまで培ってきた知識、技術などを共有し研修を修了した後も同じ志をもった仲間として交流し続けられる関係性の構築を図りたい。
農場実習などの提供:北斗市認定農業者の皆様
商品開発、レシピ開発など:弘前大学、北斗市商工会
プロダクトデザインおよびパッケージデザイン:ナナエデザイン事務所
販売戦略の立案など:北斗市商工会(経営指導員)、弘前大学、北斗市地域おこし協力隊
観光客および一般購買者向け市場調査など:合同会社地域資源総合研究所
※関係機関と連携を行い、随時フォローアップを実施する。
なお、研修生は研修終了後も継続的にアドバイスを受けられるよう関係機関と調整を行う。
日程 | (9月)月10日程度 |
具体的内容
・キックオフミーティング(地元の教育機関、北斗市商工会管内の事業者との連携により商品 |
備考
研修期間はのべ60日間とし、1カ月あたり12日間に分けて研修を実施する。連続6日間×2 |
日程 | (10月)月10日程度 |
具体的内容
・北斗市内での農業実習(生産現場実習) |
備考
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日程 | (11月)月15日程度 |
具体的内容
・プロダクトデザイナーとして製品開発の取り組んできたデザイナーから、商品のデザイン及びパッケージデザインなどをトータルで学ぶことができる機会を設ける(2日間程度) |
備考
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日程 | (12月)月15日程度 |
具体的内容
・北海道内でナンバー1の売り上げを誇る道の駅(伊達歴史の社)を視察(1日間)道の駅担当者からヒアリングを行い、売れるためのモノづくり、売るための場づくりなどを学ぶ。また、さまざまな商品に触れる機会を設け、商品開発に生かす。 |
備考
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日程 | (1月)月10日程度 |
具体的内容
・ジェラート商品の販売開始(無店舗型、委託販売。カップジェラートなどを想定) |
備考
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主な研修拠点:
北海道北斗市(弊社農場および弊社居酒屋、弊社直売所。また、協力関係のある農業法人の農場及び加工場を拠点とする。また、近隣在住のプロダクトデザイナーの事務所、北斗市商工会などでも研修を行う。)
北海道函館市(函館朝市、市内飲食店など。マーケティングリサーチ実習などを行う)
出張先:
青森県弘前市:
弘前大学農学生命科学部、ふるさとプロデューサー一期生川村和弘さん活動拠点、地域の食材を使った六次産業化の実施事例として青森県内の農産加工事業者を訪問)※のべ1回訪問(弊社所有の借り上げ車両での移動)
北海道伊達市:
北海道内でナンバー1の売り上げを誇る「道の駅・伊達歴史の社」を視察し、道の駅担当者からヒアリングを行い、売れるためのモノづくり、売るための場づくりなどを学ぶ。 ※のべ1 回訪問(弊社所有の借り上げ車両での移動)
弊社グループ会社所有のアパート、宿泊施設あり(光熱水費など実費負担必要)。
その他、函館市内にゲストハウスあり(1泊2500円前後)。
滞在中の諸経費(宿泊費・食費・交通費)として、研修先から「特別研修手当」を支給するため、研修生の自己負担はほぼなくなります。