双方向eラーニングサービス「manebi(マネビ)」は、仕事とキャリアに関する意識調査の結果を発表した。それによると、社会人の約6割が仕事の上で自分に自信を持てずにいるという。
20歳代-40歳代の社会人の男女722人に、今の会社・職場において「自分は魅力ある人材だ」という自信があるか尋ねたところ、「自信をもってそう思う」は9.0%にとどまり、31.2%が「どちらかというと自信がある」と答えた。
一方、「自信がない」との回答(「どちらかというと自信がない」「あまり自信がない」「まったく自信がない」の合計)は59.8%にのぼった。
「自分の魅力的な点をいくつ挙げられるか」との質問に対しては、「ない」(20%)または「1つ」(40%)との回答が6割を占め、自身の魅力を認識できていない悩みがうかがえた。
この結果についてmanebiは、憧れの対象となる「人生の師」との出会いが減少していることで、人と人との出会いから得られる「自分自身の魅力への気づき」の機会が少ない現状を指摘している。
また、昨今の不安定な経済や社会情勢を受け、自分の外部(学校、企業、国など)に信頼の拠り所を見いだせず、自分を信じるしかないという現実にうまく対応できていない現代人が増えていると分析している。
■関連情報
・manebiのWebサイト manebi.jp/
取材・文/鈴木 英子=ニューズフロント