ハリネズミに限らず、小動物を飼う時に必要になるケージ。
あ、ちなみにゲージじゃないですよ!ケージね。濁点つかないんです。ケに。
ペットケージはたくさんあるんですが、ハリネズミにとってどんなケージが良いか迷う方も多いと思います。
今回は、ハリネズミにおすすめのペットケージを紹介します!
うちのハリネズミもいくつか試してみたので、ハリネズミを飼う時の参考にしてみてくださいね!
- 最初に-飼う前に家にケージを準備しておこう!
- 最初に購入したケージは「SANKO ルーミィ60 ベーシック」
- 新しく購入した2階建てのケージ
- 2階建てアクリルケージのレビュー
- その他候補に上げたハリネズミケージ
- 最後に
最初に-飼う前に家にケージを準備しておこう!
まず最初に、ハリネズミを飼う前にケージは準備しておきましょう。
ケージを買って、床材や隠れ家など準備した上でハリネズミをお迎えする方がスムーズです。
そして、隠れ家には飼い主のにおいがついた服の切れ端など入れておきましょう。
その方が飼い主に懐きやすくなります。
ちなみに僕はそんなこと知らず、ハリネズミと飼育セットを一緒に購入しました。
いきなり知らないにおいだらけになっちゃうんで、部屋のにおいに馴染ませるためにも、先に飼育セットは購入して準備しておくほうがストレスも少ないです。
最初に購入したケージは「SANKO ルーミィ60 ベーシック」
うちのハリネズミを飼った時、生後2ヶ月でした。
ハリネズミ自体も小さいので、ペットショップが勧めてくれた小さめのケージを飼うことにしました。
こちらの「SANKO ルーミィ60 ベーシック」です。
サイズは、横幅が60cmとケージとしてはまぁ普通ですね。
ケージ全体が透明なので、ハリネズミも見やすくて良かったです。
ハリネズミってほとんど寝ているから、寝ている姿を拝もうと思うと自分が低い姿勢にならないといけないんですよね。。。
ケージが透明じゃないと、結構見づらいかと思います。
- ケージが透明なのではりねずみが見やすい
- 横幅は普通
- 高さが低いので幼少期限定
「SANKO ルーミィ60 ベーシック」はわずか1ヶ月で手放すことに
しかしこの「SANKO ルーミィ60 ベーシック」はわずか1ヶ月で手放すことになります。
ハリネズミは遊ぶために回し車を入れる必要があるのですが、飼った当初は小さいタイプの回し車を使っていました。
ケージと同じメーカー、SANKOさんのサイレントホイール21。横幅が21cmのタイプです。
サイレントホイールに特別不満もなく、我が家のハリネズミも慣れ親しんでいましたし、夜はせっせと回し車を回しまくって遊んでいました。
暗いところで撮ったので見づらいかもしれませんがこんな感じ。超高速で回しています。
だけど、よくよく見ると気づいた点が。
ハリネズミの成長にしたがい、サイレントホイールの横幅が狭くなってきたのです。
ホイールを回す時背中を反るような感じになってしまい、腰に負担がかかってヘルニアの心配が出てきてしまいます。
そのため、回し車を新調しなくてはいけなくなりました。
大きめの回し車の候補
新たに候補に入る回し車は次の2つです。
このメタルサイレント。ホイールの横幅が32cmで余裕の広さです。
そして先程のサイレントホイールのでっかいバージョンであるサイレントホイール ビッグが候補にあがります。
こちらは横幅が30cm。
30cm以上ともなると、箱を開けて取り出すと「でかっ!」って思います。存在感ぱないっす。
選んだのは「SANKO サイレントホイール ビッグ」。メタルサイレントも良いですし使っている方も多いんですが、メタルサイレントは網になっていて、そこでハリネズミが足を引っ掛けてしまい怪我することがあるとペットショップの店員に聞いていました。
実際にメタルサイレントを使っている方の記事など読むと、怪我することはあまりなさそうですが、一応リスクには違いないのでプラスチックのサイレントホイールを選びました。
メタルサイレントにしたい方は、専用のメンテナンスシートがあるのでそれをつけると怪我リスクは防げます。
回し車の掃除も、メンテナンスシートを取って洗うだけなので楽です。
なぜメンテナンスシート+メタルサイレントのセットにしなかったかというと、メンテナンスシートの存在を知らなかったからです。。。
今使っているサイレントホイールビッグが壊れたらメタルサイレントにしようと思っています。。。
回し車がケージに入らない事態に・・・
さて、買ったサイレントホイールをケージに入れようとした時、あることに気が付きます。
サイレントホイール ビッグは高さが32cm、対してケージのルーミィは高さ31.5cm。。。
そうです。ケージの中に入らない。
なんということでしょう。。。
メタルサイレントも高さが38cmくらいあるんで、どっちにしろ入らなかったんですが、大変まずい事態です。
今度はケージを新調することに。
このケージはtwitterで募集をかけて、ハムスター飼いさんに引き渡しました。。。
新しく購入した2階建てのケージ
さて、今度は高さがあるケージを選ぶことになるんですが、候補に挙げたものは後ほどまとめます。
最終的に選んだのはこの2階建てのタイプでした。
お値段なんと4万7000円。ハリネズミ本体以上の価格です。マジで引いた。。。
ハリネズミのケージとしては最高峰にあがるのがこのアクリルケージです。せっかくうちに来たんだから、思う存分楽しんでもらおうと思ってこれを選びました。
横幅が60cmですが、2階建てなので実質120cmのようなものです。
基本的に夜は動き回る動物ですから、動き回れる広いケージを選ぶことにしました。
- 2階建てなのでかなり広くレイアウトできる
- アクリルなので中も見やすくGOOD!!
- 値段は高い
2階建てアクリルケージのレビュー
では、実際にアクリルケージに変えてみてのレイアウトやレビューを紹介します。
アクリルケージの1階(地下室)のレビュー
1階(地下室)はこんな感じになりました。
写真にあるように、1階(地下室)には丸い穴が空いています。これに指をかけて引き出すわけですが、ハリネズミがここから顔を出したりするので、それが可愛すぎてついついミルワームをあげちゃいます。。。
レイアウトとして置いているものは次のものです。
- 床材
- 温湿度計
- 階段
- 寝床
- 砂場
- 大理石
- ヒーター(夏は除外)
寝床
1階(地下室)の高さは12cmなので、ハリネズミの寝床はそれを目安に選ばなくてはいけません。
ハリネズミの隠れ家は高さが10cmなので1階にすっぽり入ります。
よほどおデブなハリネズミでなければ、問題なく出入りもできますよ!
ひんやり大理石
夏場の暑さ対策として、ひんやりする石を置いています。
商品名は「涼感 大理石」とありますが、どうやらこれ大理石ではなく御影石っぽいです。知らんけど。
御影石は墓石に使われているようで、この涼感大理石も確かに触った感じ墓石です。
ちなみに、我が家のハリネズミの利用実績は今のところゼロです。。。
階段に突進するようになった
2階へ向かうための階段が丸印をつけた部分なんですけど、これが結構滑るんですよね。
更に、階段の間に向かってハリネズミが突進しちゃうので、朝見てみると階段がぶっ倒されていて2階に行けない状態になっています。。。
抜け出せなくなるくせに、こうやって突進しちゃうんですよね。。。
だから、この階段の間には使わなくなったエサ皿を置きました。
これで、階段に向かって突進する問題は解決できたんですが残る問題がもう一つ。
階段が滑る問題です。この階段がツルツルしているため、すごく2階に登りづらそうにしていました。
そのため少し改造して、こんな感じにしました。
階段を横にして、上に「ペットナチュラルバー S」というハムスターの隠れ家に使えるものを利用しています。
これ、自由に形を変えられるので、階段代わりに使えるんですよね。ちなみにSサイズは小さすぎてハリネズミには合わないです。
これで問題なく2階と行き来できるようになりました。
というか、ぜひともこの階段は最初から段をきちんと付けたり穴をふさぐかしてほしいですね。。。
床材や砂場に関しては別記事でまとめているのでそちらを参照してください。
アクリルケージの2階のレビュー
2階はこんな感じです。2階の高さは40cmあるので、メタルサイレントでもちゃんと入ります。
レイアウトとして置いているものは次のものです。
- ロフト
- 餌・給水器
- ナチュラルバーS
- ナチュラルバーM
- 寝床
- サイレントホイールビッグ
- 暖穴M
ロフトについて
写真を見るとわかるように、2階にさらに階段とアクリル棚を設置してロフトにしています。
最初は何も置いてなかったんですが何か置きたくなってロフトつけちゃいました。
ちなみに、以前はこういう形にしていました。
無印良品で購入した「ABS樹脂 A4脚付トレー」を設置し、階段代わりに「ペットナチュラルバー M」を利用しています。
また出たナチュラルバー。ほんっと便利。Sサイズは小さすぎて階段としては届かなかったです。
ハリネズミの落下防止のために、ロフトの上にはナチュラルバーSサイズを柵代わりに置いています。
ちなみに、このロフト作りにあたっては下記記事をがっつり参考にさせてもらいました。
ありがとうございます。
ただ、なんかだんだん見た目が気に食わなくなってきて、ロフトもアクリル使っちゃおう!ってことで、オーダーメイドのアクリルショップで注文して作っちゃいました。
こちらのショップ「はざい屋」さんがオーダーメイドしやすかったです。
購入したものは次の通り。
- 透明アクリル(押出板) 厚さ 5mm サイズ 220×420mmを1枚
- アクリル丸棒(押出し) 直径 10mm 厚さ 10mm 長さ 150mmを4本
- アクリル丸棒(押出し) 直径 10mm 厚さ 10mm 長さ 50mmを5本
5本買った短めのアクリル丸棒はハリネズミの落下防止用です。
透明のため見づらいですが、届いた時はこんな感じ。
これを接着剤で組み立てていきます。
そしてこんな感じ。当初は砂場代わりを置いてましたが邪魔だったので撤去しました。
ちなみに、アクリルロフトをつける前までは給水器から水を飲ませてましたが、アクリルロフトの高さ的につけられなくなり、代わりにヤドカリオアシスで水を与えています。
落下防止に使っていたナチュラルバーSは本来の用途で隠れ家代わりに置きました。ただ、Sサイズなのでハリネズミが入りきれず、ただのオブジェと化していますが。
寝床について
2階にも、ロフトの下に寝床を置いています。
当初はここも砂場にしていましたが、掃除が大変なので普通に寝床として置きました。1階に使っている寝床と同じものです。
遊びすぎて疲れた時、一時休憩所として使っているようです。
餌などについては別記事にまとめていますので、そちらをご参考下さい。
その他候補に上げたハリネズミケージ
最終的には2階建てのアクリルケージにしましたが、もちろん他にも候補はたくさんあります。
パンテオン
ハリネズミケージとして代表的なのはこの「パンテオン」です。
爬虫類を飼う時に使うことが多いみたいですが、ハリネズミケージ用として使っている方も多いです。
高さが35cmのタイプもありますが、それだとメタルサイレントやサイレントホイールビッグが入らないので45cmを選びましょう。
ちなみに、パンテオンはアクリルではなくガラス製なので取り扱いにはご注意を。
シャトルマルチ
他には、SANKOさんの「シャトルマルチ」を使う方も多いです。
シャトルマルチは安価で人気もありますが、下の部分に色がついていて、中がやや見づらい印象を受けたため断念しました。
また、網のケージはハリネズミが登ったりして怪我をするおそれがあるのでそれも選ばなかった理由の1つです。
オーダーメイドのケージも人気。
市販ではありませんが、オーダーメイドのケージも人気です。
例えば、こちらの「大福」さんはアクリルケージをオーダーメイドしてくれます。
これは大福さんのサイトからの引用ですが、こんな感じでかなりクオリティが高いものを作ってくれます。
他には「きなとのケージ屋」さん。
こちらもアクリルケージをオーダーメイドしてくれますが、サイズが決まった規格品もあるようです。
こちらのページからの引用で、2階建てのアクリルケージでクオリティも相当高いです。
普通に欲しくなる。。。
最後に
以上、ハリネズミのおすすめのケージを紹介しました。
基本的にはパンテオン、もし懐に余裕があったりケージにこだわりたい方は、2階建てのアクリルケージや大福さん・きなとのケージ屋さんでケージを発注するのがおすすめです。
ハリネズミも飼い主さんも満足できるケージを選びましょうね!