【10mで0.5mmの精度】 実サイト搭載!
憧れの実サイトを載せました! とはいっても、AimPoint でも EOTech でもなく…
ファインベルク・バウは精密ライフルメーカーで、その中古マイクロサイト(リヤ)&フロントサイトをエニスさんでゲットして APS-2 流速・極 に装着いたしました。
…とはいっても、このサイトの装着はそう簡単ではなく、リヤは VSR-10用 20mm/10mm マウントベースを加工して装着し、その上にハイマウントを介してマイクロサイトを乗せています。フロントは純正フロントサイトの形状のマウントを削り出して装着しています。
なんで、こんな面倒なことをしてまでスコープから、マイクロサイト (オープンサイト部門 ※ )に変えたかというと、エアライフルで初めてマイクロサイトで撃ってみて、その精度に感動したからです。
※ APS カップでは、目とターゲットの間にレンズがないアイアンサイト・ピープサイトを【オープンサイト部門】、スコープ・ダットサイト等を【フリーサイト部門】と呼びます。どうも自分の感覚的には逆であり、いまだに意識して言わないと間違えます (^^ゞ
フロントサイトは筒になっていて、なかに穴の開いたプラスチックレンズ(この穴のフチが斜めになっていてフロントリングになります)が入っています。これでサイトを覗くと…
こんな風に見えます。目のピントはフロントサイトに合わせますので、図のようにリヤサイトとターゲットはボケるのです。リヤサイトとフロントサイトの外周でセンターを出して、さらにフロントリングとターゲットの黒点をセンターに合わせて撃ちます。
エアライフルを始める前は「スコープもなしに 10 m 先の 0.5 mm を狙うなんて無理…」と思っていたけど、きちんと狙えれば中てられるし、「あ!右下に外したっ」って思うとちゃんと右下に外れてます。実際にマイクロサイトで撃ってみると、人間の目は同心円であるかないかをかなり正確に感知することが出来ると分かりました。
こうして「人間の目ってスゲー!(゚Д゚;)」と感動したので、エアライフルの練習も兼ねて、APS カップ でもオープンサイト部門に転向してみた次第です (^_-)-☆
でも、こんな無理やりなワンオフ製作ですし、実サイトをのっけてからが大変… ゼロインに苦労しました
なんの数値もなくとりあえず付けたので、フロントとリヤの高さが合ってないことは予想できました。まずは A4 のターゲットを作って撃ってみると大きく下に外れており、マイクロサイトの調整範囲を超えています。
フロントサイトはこれ以上下げられないので、リヤサイトを可変式のハイマウント(これも実銃用)を使って高さを合わせます。左に大きくずれていたのは、フロントサイトのセンターが出ていないかったので、回して調整しました。
…と、ここで、アウターバレルが緩んでいることが判明し、蔵前工房舎の桑田シャチョーにアウターバレルのセンター出し&固定を施工していただきました。同時にシリンダー後部のピン止めも施工していただき、いろいろ教えていただきました (^_-)-☆
そして、ようやく黒丸に入るようになってきてから、実際にターゲットに撃ってゼロイン。オープンサイトの場合はターゲットのどこに中っているか見えないので、このような監的スコープを使って着弾を見ながらゼロインしていきます。
このように、ライフルのオープンサイトは楽しいと思うんですけど、銃を造るのがとにかく大変… 今年の APS カップ東京本大会も、スコープのフリーサイト部門は 79 名の参加だったのに対し、オープンサイト部門はたったの 17 名 (;^_^A
マイクロサイトを載せるため銃造りはお金も時間も手間もかかるし普通の人はなかなか造れないから、そりゃ自然とスコープのほうに集中しますよね… 先日展示されていた試作品、箱出しでマイクロサイト搭載 の APS-3 RIFLE CUSTOM の市販化が待たれるところです
PS.
実はいま、倉庫での在庫搬入・搬出作業中に左手親指を激しく突き指し、左手首までギプス固定してます (^^ゞ
ファインベルク・バウです!
ファインベルク・バウは精密ライフルメーカーで、その中古マイクロサイト(リヤ)&フロントサイトをエニスさんでゲットして APS-2 流速・極 に装着いたしました。
…とはいっても、このサイトの装着はそう簡単ではなく、リヤは VSR-10用 20mm/10mm マウントベースを加工して装着し、その上にハイマウントを介してマイクロサイトを乗せています。フロントは純正フロントサイトの形状のマウントを削り出して装着しています。
なんで、こんな面倒なことをしてまでスコープから、マイクロサイト (オープンサイト部門 ※ )に変えたかというと、エアライフルで初めてマイクロサイトで撃ってみて、その精度に感動したからです。
※ APS カップでは、目とターゲットの間にレンズがないアイアンサイト・ピープサイトを【オープンサイト部門】、スコープ・ダットサイト等を【フリーサイト部門】と呼びます。どうも自分の感覚的には逆であり、いまだに意識して言わないと間違えます (^^ゞ
リヤサイトはマイクロサイトと呼び、極小の穴が空いたピープサイト
フロントサイトは筒になっていて、なかに穴の開いたプラスチックレンズ(この穴のフチが斜めになっていてフロントリングになります)が入っています。これでサイトを覗くと…
こんな風に見えます。目のピントはフロントサイトに合わせますので、図のようにリヤサイトとターゲットはボケるのです。リヤサイトとフロントサイトの外周でセンターを出して、さらにフロントリングとターゲットの黒点をセンターに合わせて撃ちます。
エアライフルを始める前は「スコープもなしに 10 m 先の 0.5 mm を狙うなんて無理…」と思っていたけど、きちんと狙えれば中てられるし、「あ!右下に外したっ」って思うとちゃんと右下に外れてます。実際にマイクロサイトで撃ってみると、人間の目は同心円であるかないかをかなり正確に感知することが出来ると分かりました。
こうして「人間の目ってスゲー!(゚Д゚;)」と感動したので、エアライフルの練習も兼ねて、APS カップ でもオープンサイト部門に転向してみた次第です (^_-)-☆
でも、こんな無理やりなワンオフ製作ですし、実サイトをのっけてからが大変… ゼロインに苦労しました
なんの数値もなくとりあえず付けたので、フロントとリヤの高さが合ってないことは予想できました。まずは A4 のターゲットを作って撃ってみると大きく下に外れており、マイクロサイトの調整範囲を超えています。
フロントサイトはこれ以上下げられないので、リヤサイトを可変式のハイマウント(これも実銃用)を使って高さを合わせます。左に大きくずれていたのは、フロントサイトのセンターが出ていないかったので、回して調整しました。
…と、ここで、アウターバレルが緩んでいることが判明し、蔵前工房舎の桑田シャチョーにアウターバレルのセンター出し&固定を施工していただきました。同時にシリンダー後部のピン止めも施工していただき、いろいろ教えていただきました (^_-)-☆
そして、ようやく黒丸に入るようになってきてから、実際にターゲットに撃ってゼロイン。オープンサイトの場合はターゲットのどこに中っているか見えないので、このような監的スコープを使って着弾を見ながらゼロインしていきます。
こうしていろいろ調整して、2時間かけてゼロインした結果…
はい、オープンサイトで 100点-3X 出せました (*^^)v
このように、ライフルのオープンサイトは楽しいと思うんですけど、銃を造るのがとにかく大変… 今年の APS カップ東京本大会も、スコープのフリーサイト部門は 79 名の参加だったのに対し、オープンサイト部門はたったの 17 名 (;^_^A
マイクロサイトを載せるため銃造りはお金も時間も手間もかかるし普通の人はなかなか造れないから、そりゃ自然とスコープのほうに集中しますよね… 先日展示されていた試作品、箱出しでマイクロサイト搭載 の APS-3 RIFLE CUSTOM の市販化が待たれるところです
PS.
実はいま、倉庫での在庫搬入・搬出作業中に左手親指を激しく突き指し、左手首までギプス固定してます (^^ゞ
…100点取れたのは、ギプスのおかげかもねw