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 石川県警は19日、危険ドラッグを輸入したとして、北国新聞社取締役の嵯峨元(はじめ)容疑者(60)=金沢市石引4丁目=を医薬品医療機器法違反(指定薬物の輸入)と関税法違反(禁止物の輸入未遂)の疑いで逮捕し発表した。「輸入したことは間違いありません」と容疑を認めているという。

 県警組織犯罪対策課によると、嵯峨容疑者は昨年11月に2回にわたり、米国から危険ドラッグ「ラッシュ」が含まれる液体の小瓶計12本(計約86グラム)を航空通常郵便で輸入した疑いがある。横浜税関の職員が発見し、石川県を管轄する大阪税関が石川県警に通報したという。県警は19日、北国新聞社の本社(金沢市南町)などを家宅捜索した。

 北国新聞社広報部は「当社の取締役が逮捕されたことはまことに遺憾です。逮捕前に辞任届が提出されましたが、捜査の状況をみながら、辞任届の取り扱いを含めて厳正に対処します」とコメントした。