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中国人民解放軍が、日本にとって脅威ではない理由

ライターさん(最終更新日時:2012/11/29)投稿日:

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日中関係が随分ときな臭くなっていますが、中国が正気な内は心配いりません。なぜなら人民解放軍は自衛隊単独でも脅威とはならないからです。よって中国中央政府(中南海)が国内の統制を取れている限り、軍事侵攻は絶対にしません。ボロボロに負けて、プロパガンダを否定されて中国共産党の権威が地に落ちますから。その理由を素人なりに説明してみようと思います。
 

  • まず第一に、中国は大陸の一部を占める国であり、隣国と敵対関係にあります。このため陸軍に注力しなければなりません。このような国を陸軍国と呼びますが、陸軍国が強力な海軍を持てた試しは歴史上無いのですよ。アメリカも大陸上の国家ですが、隣接国が皆友好国なので海軍国なのです。日本も島国ですから海軍を第一に整備してきた海軍国です。この時点で中国には大きなハンデがあるのです。
  • 空軍力でもお話になりません。中国にはSu-27系列の戦闘機があるからF-15Jより強いなんて言う人がいますが、それは大間違いです。確かに素の機体の運動能力はSu-27系列の方が上でしょうね。しかし第二次世界大戦当時ならともかく、現代において空戦力を決めるのは搭載ミサイルの能力、搭載数、レーダーなどの各種センサによる探知能力、ECM, ECCMの能力、そして何よりC4Iと呼ばれる情報処理統制能力です。日本は確か1960年代から防空システムを構築しており、BADGEシステムと呼ばれる自動防空システムを作り上げています。このシステムは何度もバージョンアップされ、現在ではJADGEシステムと呼ばれるようになっていますが、このシステムは戦闘機は勿論、全国の地上レーダー、地対空ミサイル部隊、E-767AWACS, E-2C AEW, イージス艦などを統合運用する事ができるシステムです。このようなシステムで対抗されては、多少の機体の性能差など意味がありません。ましてやミサイルの性能や電子戦力ではF-15J, F-2のAAM-4対応型の方が遥かに上でしょうから、どっちにしろ中国には勝ち目は無いのです。
  • 海軍の装備はとてつもない差があります。海上自衛隊は元々冷戦時代にソ連極東艦隊を相手にするために整備されてきました。その為BMD対応イージス艦6隻、軽空母並の規模があるヘリコプター母艦(ひゅうが型)2隻、世界一クラスの通常型潜水艦を16隻、哨戒機P-3Cを80機など、一国が保有する海軍としては米海軍に次ぐ能力を持っていると言われています。特に対潜能力は米海軍と1,2位を争うほどです。また潜水艦も通常型ではあるものの、「動力がディーゼルなだけで米攻撃型原潜と同程度の能力を持つ」と言われています。最新のそうりゅう型に至っては、潜行可能時間以外は米攻撃型原潜よりはるかに優れている可能性も指摘されている程です。これに対し中国海軍の大半の艦船は2世代以上古いものです。ごく僅か近代的な防空ミサイル艦があるようですが、対潜能力が全般的に劣っているという問題があるのです。しかも中国の潜水艦の大半は原潜ですが、これが非常に煩くて海中で銅鑼を叩いているようだとまで言われているとか。これでは潜水艦戦では完全にワンサイドゲームになりますし、水上艦の敵は水上艦ではなく航空機や潜水艦なので、これまた中国側は一方的に叩かれるだけでしょう。
  • 陸軍は流石に陸軍国だけあって、それなりに強力な装備でなにより数が膨大です。しかし陸軍は海を渡れないので、侵攻軍に加えようにも輸送艦などの船舶で運ぶしかありません。輸送中はタダの荷物で全く戦力になりません。むしろ護衛しなければならない分足手まといになります。実は装備の性能差も相当あるのですが、関係ないので割愛します。
  • 尖閣諸島の地理的条件も日本優位です。尖閣諸島からの距離は沖縄本島と中国沿岸ではほぼ同じですが、中国の空軍基地は内陸に配置されていると言われています。従って同じ航続距離であっても、日本側の方がより長く尖閣諸島に滞空できます。またドッグファイトは燃料残量との戦いとも言われているので、この点でも有利になります。極めつけは日本では空中給油機の運用が始まってかなりたっているのに対し、中国はまだ整備が遅れているらしい事ですね。
  • 練度でも大きな差があります。自衛隊は実戦経験が無いとよく言われますが、そのかわり世界最強の米軍と共同演習を行なっています。これに対し人民解放軍は無力な人民をこの世から解放することはしても、まともな先進国の正規軍と戦った事など一度もありません。ベトナム戦争直後で疲弊しているはずのベトナム軍にすら負ける始末ですから。よって練度も天と地ほどの差があるでしょうね。
  • そもそも工業力が違い過ぎます。日本製品(素材、部品、工作機械)が無いと米軍の装備ですら作れないのが現状です。これに対し中国は例えば日本製民生用特殊鋼で戦車を作っているそうです。ジェットエンジンもロシアの技術援助が途絶えたら能力がガタ落ちしたという噂もあります。中国の経済力は凄いとか言われていますが、あくまでも安い労働力が魅力だっただけで、技術水準は低いままなのですよ。よって万一日本が危ないなんてことが起きたら、国連軍が救援に来るかもしれませんね。日本を失ったら全世界の工業が打撃を受けますし、何より現在進行中の第二次世界大恐慌で頼れる国は日本しかないのですから。

なぜ日本だけ第二次世界恐慌と無関係なのか?

  • 土地バブルの後遺症で金融バブルに乗れなかった唯一の先進国だったのが塞翁が馬になったのです。元々日本人の貯蓄率が高いという要因もありました。
  • 中国は核兵器を持っているから勝てないなんて意見もありますが、日本に向けて核兵器を使うのは無謀です。日本は数少ない弾道ミサイル防衛システムが稼働している国なのですよ。日本以外ではアメリカとロシアぐらいで、今EUに配備を進めようとしているところなのです。先制核攻撃を行うなら一撃で相手の反撃力をすべて奪う必要がありますが、弾道ミサイル防衛システムが待ち受けている状態でいったい何発着弾するやら誰にもわかりません。最近の試験では性能が相当に上がっているようですから、かなりの割合で撃ち落とせるのではないかと。しかも日本を狙うということは、在日米軍基地を狙うという事でもあります。アメリカという国は国民を見捨てるような事は絶対にできませんから、当然在日米軍基地を守るために全力を尽くします。中国が核兵器を使いそうだという情報を掴めば、「もし一発でも打ったら核兵器による全面報復を行う」と宣言するでしょうね。これで核兵器を使える阿呆がいる訳がありません。

注意

  • 誰だったか忘れましたが、昔アメリカの高官が「日本のために自国を危険に晒してまで核攻撃をすることはありえない」といった趣旨の発言をした事が確かにあります。しかしそれは「日本のため」であって、「在日米軍基地にいるアメリカ国民」の為とは言ってません。すなわち日本の国益のために核攻撃なんぞやらないが、アメリカ国民を守るためならやるしかないというのがこの項の主旨です。アメリカは自国民を守るためなら実力行使をためらわないという評価が確立していますからね。脅しに過ぎなくとも有効なのですよ。

 
これだけの備えがある上に、日米安保条約で米軍も共に戦ってくれるのです。脅威になんぞなる訳がありません。

補足
私の論旨は「自衛隊単独でも人民解放軍なんぞ相手にならない」なのですが、どうもそれがわかりにくかったようで申し訳ありません。日米安保条約を無視して米軍が動かないなんてあり得ない事態が起きても、簡単に撃退できてしまうのですよ。アメリカにとって日米安保条約を守らないのは自殺行為なのですがね。なぜなら、

  • 日本のような重要なパートナーと交わした条約を日本側に何ら瑕疵がないのに一方的に破棄したら、世界中の国がアメリカとの条約を信用しなくなる。これでは世界中にあるアメリカの国益は一瞬で失われてしまう。
  • 日米安保条約を守らなければ、日本を敵に回すことになる。そうなればアメリカの工業は完全に死亡するし、兵器すら作れなくなる。産油国などを日本が味方につけたら、アメリカの経済力の源である基軸通貨としての地位を日本円に取られる可能性すらある。成功されたら、アメリカはいきなり最貧国になりかねない。
  • 日本との同盟関係が崩れれば、太平洋は最前線になってしまう。太平洋なんて広い海域を守るなんて、予算的に悪夢でしか無い。

... といった理由があるからなのですよ。

追記
人民解放軍といえば朝鮮戦争での人海戦術が有名ですが、自衛隊相手には使えません。なぜなら日本に攻め込むには海を越えなけれbなりませんが、海や空で人海戦術は成立しないからです。無数の安物を用意しても、あっという間に蹴散らすことができます。それこそ護衛艦が体当たりして沈めたり、戦闘機が超音速飛行で通り過ぎることで衝撃波で軽飛行機を落とすことも可能です。大体において安物は荒天下では活動できません。 
また現在の人民解放軍では人海戦術はできないという評価があります。なぜなら一人っ子政策のせいで、中国でも人間の命が重くなっているのですよ。自分が死んだら両親と祖父・祖母の最大6人が飢える恐れがあるわけです。それを考えたら、命を無駄に捨てる人海戦術を命令しても兵士が従わないだろうと言われています。

 

過信は確かに有害ですが、日本人は自己評価が低すぎです。「自分のことを猫だと思っている虎」とまで言われているのですよ。逆に中国は、「自分の事を龍だと思っている図体だけでかい蛇」に過ぎません。

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