Inkscapeの使い方 切り抜きやサイズ変更など簡単な操作について


このページでは、『Inkscape』の基本的な使い方について解説します。

画像の切り抜きやサイズ変更、テキストの挿入方法などです。

一部バグ(?)があったりして戸惑う可能性のある部分もあるので、その対処法についてもお話します。

なお、私のPCはWindows7なので、解説内容もWindows7での操作が主になります。その点はご了承ください。

Inkscapeの導入

まず公式サイトこちら)に行き、「Download」をクリックします。

使っているPCに合ったパッケージを選びます。例えばPCがWindows64bitなら、「64bit:」の文字の隣にある「installer (msi)」をクリックします。するとダウンロードが始まるので、ダウンロードが終わったらそのファイルを起動します。

セットアップ画面が表示されるので、「Next」をクリックします。

ライセンスに関する画面が表示されます。「I accept the terms in the License Agreement」にチェックを入れて、「Next」をクリック。

セットアップのタイプを聞かれるので、「Typical」をクリック。

「Install」をクリック。

インストールが始まるので少し待ちます。途中、PCがインストールの許可を求めてきた場合は「はい」をクリックしてインストールを進めます。

これでインストール完了です。「Finish」をクリックして画面を閉じます。

インストールしたInkscapeを起動します。例えばWindows7ならスタート画面に表示されています。

これでInkscapeを使うことができます。これから基本的な操作について順番に解説していきます。

画面をキャプチャーし、Inkscapeへ貼り付ける

キャプチャーしたい画面を表示させて、キーボードの「Print Screen」ボタンを押します。

その後Inkscapeに「Ctrl+V(キーボードのCtrlボタンを押しながらVを押す)」で貼り付けるか、Inkscapeの画面上で「右クリック→貼り付け」で貼り付けます。

画面をズームする

Inkscapeの画面右下にあるパーセンテージを大きくすると、画面がズームします。

100%にすればその画像本来の大きさと同じ大きさで表示されます。今回はとりあえず70%にして話を進めていきます。

画像の一部を切り取る(トリムする)

左メニューの「矩形(くけい)ツール」をクリックします。

左ドラッグをして切り取りたい範囲に四角形を作ります。

ちなみに四角形のフィル(中身)の色を変えたいときは画面下部にあるパレットをクリックします。一番左の「なし」をクリックすればストローク(枠線)だけになります。

また、ストローク(枠線)の色を変えたいときはパレットをShiftを押しながらクリックします。

さらにフィル(中身)とストローク(枠線)の詳細を変えたいときは、画面右メニューの をクリックします。すると画面右側にフィルとストロークの詳細を決めるウィンドウが出ますので、そこでフィル・ストロークの種類、ストロークの幅・角の形・線種などを変えることができます。

切り取りたい範囲に四角形を作ったら、左メニュー「選択ツール」をクリックします。この状態で四角形の上下左右と4つの角をドラッグすることで四角形の大きさを変えることができます。

このとき、画面上部のロックボタン をクリックして にしておくと、幅と高さの比率を同じにしたまま大きさを変えられます。「幅」「高さ」に直接数値を入れることもできます。

四角形の大きさが決まったら、四角形が選択されていることを確認した上で、元の画像をShiftを押しながらクリックします。すると、四角形と元の画像の両方が選択された状態になります。

ちなみに「Ctrl+A」で全ての画像を選択できるので、それでも良いです。

四角形と元の画像を選択したら、「右クリック→クリップを設定」とします。すると元の画像を四角形の形に切り抜くことができます。

画像の大きさを変える

大きさを変えたい画像を選択し、先ほどもお話した画面上部の「幅」「高さ」の数値で大きさを指定します。

このときもロックボタン をクリックして にしておくと、幅と高さの比率を同じにしたまま大きさを変えられます。

注意:数値を入力できない場合の対処法

なぜかは分からないのですが、このInkscapeは時々、画像の大きさやストローク(枠線)の太さなどの数値を入力できなくなるときがあります。

そういうときは、一度ファイルを保存してInkscapeを再起動すると、数値を変えられるようになります。

画面左上「ファイル→名前を付けて保存」をクリック。ファイルの種類は「Inkscape SVG」のままにして、どこかてきとうに保存します。

一度Inkscapeを落とし、再びInkscapeを起ち上げます。起ち上げたら「ファイル→開く」をクリックし、先ほど保存したファイルを選択して開きます。

画像を選択すると、大きさやストロークの太さなどの数値を入力できるようになっているはずです。

画像を保存する

画面左上「ファイル→PNG画像にエクスポート」をクリックします。

すると画面右側に「PNG画像にエクスポート」のウィンドウが現れます。

「エクスポート領域」でどの範囲を保存するのかを決め、「画像サイズ」で保存する画像の大きさを決められます。「ファイル名」で保存するファイルの名前と場所を決められます。

これらを決めたら、「エクスポート」をクリックします。すると指定した場所に画像ファイルが保存されます。

テキストを挿入する

左メニュー「テキストツール」をクリックします。

テキストを挿入したい場所をクリックします。するとテキスト入力モードになるので、テキストを入れます。

画面左メニュー「選択ツール」をクリックし、入力したテキストを選択すると、図形と同じように場所を移動したり大きさを変えられるようになります。色を変えるときも図形同様、画面下のパレットをクリックすればOKです。

さらにテキストの詳細を変えたいときは、画面右メニューの をクリックします。すると「テキストとフォント」のウィンドウが現れます。これでフォントや大きさを変えたり、テキストの内容を編集したりできます。

 
以上、基本的な部分だけですが、Inkscapeの使い方でした。

少なくとも私が月80万稼ぐまで、これ以外の画像編集ソフトは必要ありませんでした。バグの対処法さえ分かればとても良いソフトです。

 
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