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許認可待ちでも自信満々 加計学園“18年学生募集”の不可解

「23日のオープンキャンパスには、獣医学部進学希望者が二十数人集まった。説明会では大学関係者が『来年4月に必ず開学できると思う』『秋ごろから正式に学生を募集するつもり』などと、確実な開設を前提に話していたそうです」(地元関係者)

■「最先端技術の研究」否定し“滑り止め”レベルを自認

 さらに驚くのはパンフレットのこの文言。

〈合格後、引き続き受験勉強を続け、一般入試でワンランク上の大学、国公立大学にチャレンジすることも可能〉

 新設獣医学部は「既存の獣医師養成でない構想であること」といった「石破4条件」をクリアするため、既存の大学では対応できない“最先端の研究”を行うことを目的にしていたはずだ。山本幸三地方創生相も国会で、「(新設獣医学部は)東大よりもレベルは上」と発言していた。パンフレットにあるように〈ワンランク上にチャレンジ可能〉と併願を勧めるなら、「新設獣医学部のレベルは、国公立大学の“滑り止め”程度」と自ら認めているようなものではないか。だとすると、「石破4条件」には当てはまらず、新設自体がおかしいことになる。

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