軽自動車だけどパワフルな4WD、悪路も街中も軽快に走るスズキジムニー
ジムニーは、小さいボディサイズでありながら、オフロードでの走破性が優れていることから、狭くかつ山道や雪道といった非常に走りにくい道路環境で生活する人々から生活の足として重宝されてきました。
カスタマイズも簡単なことから、カスタムを楽しむ方からも人気の車種となっています。
この記事では、軽のクロスカントリー車としてロングセラーとなっている、ジムニーのについてご紹介します。
悪路、雪道もラクラク走行できるボディ構造とエンジン性能
ジムニーの最低地上高は200mmと高く、タイヤは大径タイヤで、見るからにオフロードでも走破性が高そうですが、悪路での走行性が高くなっている背景には様々な工夫があります。
ジムニーの骨格は、サイドのフレームをクロスメンバーで補強したラダーフレームです。
そして、フレームとボディーの接合部分には材質に工夫を重ねたマウント材を挟んでいます。
このラダーフレームとマウント材の工夫などにより、悪路走行中でもその衝撃を受け止め、室内の静粛性が高められています。
また、ラダーフレームはボディと別体で、簡単にエンジンやボディを交換できますし、構造がシンプルで電子制御されているところがほとんどなく、パーツの交換も簡単です。
悪路を走る機会が多いと、どうしても駆動部分の部品は傷みやすくなりますが、ジムニーのユーザーは交換しながら長い間乗るという人も多く、そのことがジムニーが長年支持される理由にもなっています。
ジムニーのエンジンはDOHCインタークーラーターボエンジンです。その最高出力は47kW、最大トルクは103Nmとなっています。高速道路では低速から高速へスムーズに移行でき、また、街中でも快適に走行できます。
吸・排気系のレイアウトの配置も工夫されており、車内への振動や騒音を低減しています。
このエンジンの燃費は13.6~14.8km/L(JC08)となっています。最高出力は47kW、最大トルクは103Nmとなっています。
高速道路では低速から高速へスムーズに移行でき、また、街中でも快適に走行できます。
吸・排気系のレイアウトの配置も工夫されており、車内への振動や騒音を低減しています。
なお、燃費は13.6~14.8km/L(JC08)となっています。
運転操作でも走破性を高める工夫がされており、運転席に設置されたスイッチひとつで2WDから4WDに切り替え、さまざまな走行条件に対応できます。
例えば、平坦な砂利道や雪道といった悪路では4WDモード、大きな馬力のいる急な坂道では4WD-Lモード、そして通常時には2WDで走行するというように切り替えることができます。
街乗り向けにも人気のジムニーのエクステリアとインテリア
13代目モデル(1998年~)からデザインが箱型から丸みを帯びたデザインとなり、シティユースでも違和感のあるデザインではなくなりました。
軽自動車なので広いとはいえませんが、収納が多く、後部座席も簡単な操作で積載空間に変更できます。なお、室内は長さ1660mm、幅1220mm、そして高さ1210mmとなっています。
ジムニーの安全性
ジムニーのボディーは、軽量でそれでいて衝撃を吸収する構造となっています。
衝突時の衝撃をやわらかく吸収し、効果的に分散する一方で、車内空間は強度が高いキャビン構造で構成されており、乗員を衝突時の衝撃から守ります。
安全装備としては、SRSエアバッグを運転席と助手席に実装し、また、急ブレーキをかけたときに起こりやすいタイヤのロックを防ぐ4輪ABSも備えています。
まとめ
1970年の発売以来、ジープとミニをかけあわせて命名された「ジムニー」の名前どおり、軽自動車かつ4WDという基本設計を守り続け、今もなお、生活の足として、アウトドア趣味のパートナーとして売れ続けるロングセラー車です。
道路条件の悪い地域にお住まいの方、レジャーを楽しむ機会の多い方で、購入価格や維持費を抑えたい方には最初に選択肢に入る車です。
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