『笑っていいとも!』が32年の歴史に終止符を打った。その後番組として4月1日からスタートするのが情報バラエティ『バイキング』だが、いったいどんな番組になるのか? プロデューサーの小仲正重氏に聞いた。
■怒られる覚悟はすでにできてます
―この春の番組改編で大きな目玉といえるのが、『笑っていいとも!』の後番組『バイキング』。正式発表前の報道では、確か『ゴールデンタイム(仮)』という番組名だったような……。
小仲 今だから話せますが、番組企画が立ち上がった当初、営業から「プレゼンするときにタイトル未定だと寂しいから、なんでもいいからつけてくれ」と言われ、一瞬で思いついたもの(笑)。それがひとり歩きしてしまって……。最終的には100以上ある候補の中から『バイキング』を選びました。
由来? 僕が海賊が好きだったからです(笑)。というのは些細なキッカケ。本当の意味としては、「いまや激戦区になったお昼の時間帯という“荒波”に漕ぎ出し、斬り込んでいく」「情報や笑いが獲り放題」といった思いが込められています。番組制作発表会では「ピンとこない」という声もありましたが(笑)、1年後には定着すると信じています!
―番組MCは曜日ごとに替わるんですよね。
小仲 ざっと紹介すると、月曜は坂上忍さん、火曜は週替わりでEXILEのTAKAHIROさんとNAOTOさん、水曜はおぎやはぎさん。そして木曜がフットボールアワーさんで、金曜は雨上がり決死隊さんです。坂上さんとEXILEのおふたりはお昼の生放送初司会。どんなふうになるのか、僕にも想像がつきません(笑)。
―『笑っていいとも!』とは雰囲気がガラリと変わりそうです。
小仲 そうですね。出演者同士のトークはもちろん、ロケVTRや中継、ニュースコーナーもあります。枠組みでいえば「情報バラエティ」なんですが、僕はバラエティ畑をずっと歩んできたので、お笑い要素も大事にしたいなと。