講義情報

入門日本酒学

入門日本酒学

【2日集中】利き酒+料理で深めるSAKEの世界

日本を楽しむ学部-circle日本を楽しむ学部
入門日本酒学

講義について

日本酒をもっと知ってみませんか?

あなたは、日本酒に対してどんなイメージを持っていますか?
美味しい? 高い? 安い? 悪酔いする? オヤジが飲むお酒?

最近、日本酒が注目を集めています。数年前までは、居酒屋のメニューではただ単に「日本酒」とだけしか書かれていなかったのに、いまや色々な種類の日本酒をお店で飲むことができたりもします。でも、どんな日本酒をどんな時に飲んだらいいのかわからなかったりしませんか? 本講義では、そんなあなたの疑問にお答えします。

日本酒を粋に楽しむ

みなさんが普段飲むお酒と言えば、ビールが一番多いのではと思います。でも考えてみてください。旬のお刺身や旬のお野菜でつくったおばんざい。ハレの日のお料理にも、どこか懐かしいお母さんの味にも和食に一番ピッタリくるのは、お料理と同じ国で生まれた日本酒ではないでしょうか?

恋人や友達、家族とまったりと語り合うのに、おいしい日本酒と、それにピッタリのつまみがあれば、飲むペースに合わせて、少しずつ、お互いの本音が出てきてしまうもの。和食と一緒に育ってきた日本酒だからこそ、そんな風に日本人の心を和ませてくれるのかもしれません。

また、最近は日本酒をカジュアルに楽しむホームパーティーなどを開催する人も増えてきています。ワイングラスが似合うような日本酒も出てきており、日本酒はどんどん進化してきているのです。

日本酒を楽しむのに、難しいことはありません。飲んでみて美味しいか、美味しくないか。まずはそこからでいいのです。そして、そのお酒とあう旬の料理と一緒に楽しむ。これが、粋というものです。

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本当に好きなお酒は、何ですか?

日本酒は嗜好品です。料理との相性だって、個人の好みの数だけ正解があり、絶対的な正解はありません。

なので、今回の講義の前半では、さまざまなタイプのお酒を一切の先入観なしで飲んでいただきます。何も情報がないままお酒を飲み、自由に感想を語り合う。細かいことを学ぶのは、それからでいいのです。

といっても、そんなに難しい事ではありません。実際に飲んでみて「これは美味しい」「これは好みじゃない」「これはこのおつまみと合わせると美味しい」ということを何でも言えばいいのです。そのあとで、どういうタイプのお酒かを確認し、美味しいと思ったお酒がどういう種類の日本酒かを覚えればいいのです。最初は1つでかまいません。そこを足がかりに、だんだんと興味の幅を広げていけばいいのです。

そうして講義で毎回数種類のきき酒をしていくと、通えば通うほど自分の好きな日本酒を探っていくことができるようになるのです。一緒に学ぶ仲間と、日本酒で乾杯!しませんか?

講義の進め方

本講義の前半では、新聞紙でくるんだお酒を飲んでいただきます。そして、感想を自由に語り合います。ただしゃべるだけでは忘れてしまいそうになるので、大きな付箋紙に感想を書き込んでいただきます。それを壁に貼り、他の人の感想も見ながら語り合いましょう。

もちろん毎回テーマを設けます。そして、どんなお酒だったかの種明かしをした後に、テーマにあわせた日本酒の解説を行い、もう一度味や香りを確認してもらいます。
さまざまな種類の日本酒を実際に飲むことで、自分の好みの味の日本酒を探してもらい、同じ味の傾向の日本酒を実際にお店で注文したり酒屋で購入したりできるようになります。

また、今回はCOMMUNE246キャンパスでの開催となり、敷地内にはカレーに焼き鳥、魚料理、フライドポテトなどなど、ここでしか食べられない美味しいごはんを売っている小屋がたくさんあります。この中からいろんなものを買ってきて、何がどんな日本酒と合うのかいろいろ実験してみたいと思います。インドカレーに合う日本酒って??知識だけでなく自分の味覚と感性を使って自分好みの日本酒と食べ物の組み合わせを見つけてみましょう。

(第13期募集開始日:2016年2月29日)

こんなかたが対象です
  • ・日本酒が気になるが、何から飲み始めればいいのかわからない人
  • ・悪酔いが怖くて日本酒にチャレンジできない人
  • ・日本酒の”今”を知りたい人
  • ・料理にどんな日本酒を合わせたらいいのかを学んでみたい人
  • ・日本を旅するのが好きな人
卒業者の声

・今までただ「おいしい」と飲んでいた日本酒を、「何と合わせよう」「温度はどうしたらいいかな」「この味の特徴は」と、一口飲むごとにいろいろと考えを巡らせながら、日本酒を楽しむことができるようになりました。

 

・先生が日本酒だけではなく、お醤油や料理漫画など、趣味&知識が多岐にわたっていたので、とても楽しめました。あとはやはり最終回にみんなでお酒を持ち寄って飲んだこと!他の人がどんなお酒を持ってくるのか、楽しみでした。

 

・先生がとにかく歩くwikipediaのようで、とても勉強になりました。日本酒の知識だけではなく、日本の各地域の特徴が食文化とどうつながっているのか見えてきたので、それを意識した上でいろいろな食品を買ってみるようになりました。

 

・同じお酒でも工程の段階の違いで味がまったく違うことに驚きました。どのお酒に何の食べ物が合うかいろいろ試すのも楽しかったです。日本酒の新しい取り組みも紹介頂いたので、日本酒の”今”を知ることができたのも良かったです。

 

 


講義計画

第1回

先入観なしに日本酒を飲んでみませんか?

最近日本酒に興味が出てきて、飲む機会が増えた人。または、興味があるけれどもまだ飲んだことがない人に、自分はどんな日本酒が好きなのか、どういう方向性の日本酒が好きなのかを探っていただきます。また、講義部分では「悪酔いしない飲み方」「日本酒の種類」をお話していきます。

第2回

料理と合わせる日本酒

日本酒にはさまざまな種類があります。例えば本醸造酒と純米酒と吟醸酒では、同じ日本酒というカテゴリーでも味わいが違いますし、合わせて美味しい料理も違います。第2回目は日本酒の味わい方、味の種類と、日本酒の種類、そしてどのような味わいの日本酒にはどのようなおつまみを合わせるのがいいのかを探求します。

第3回

ワイングラスが似合う日本酒

最近は日本酒もさまざまなものが出てきています。特に新世代日本酒と呼ばれる日本酒は、フルーティーで香り高く、本職のソムリエですらワイングラスに入れられて出されると日本酒とは気づかないという逸話もあります。そこで第3回目は「ワイングラスが似合う日本酒」と題し、実際にワイングラスで日本酒を飲んでみます。ホームパーティーにワイングラスと日本酒はいかが?

第4回

温度による味の違い

日本酒は同じお酒でも温度を変えると味わいが違います。「お酒はぬるめの燗がいい」なんていいますが、燗酒に適したものとそうでないものとがあったりするのです。今回は同じお酒をさまざまな温度で味わうことを中心に学習します。

第5回

「自分の好きな日本酒」を言えるようになろう

れまでの講義でおおまかに自分の好みのお酒の方向性が見えてきたと思います。そこで、その集大成として自分の好きな日本酒をそれぞれ持ち寄って、自分はこのお酒のどこが好きなのか、またどういう料理と合わせるのが好きなのかを発表してみましょう。(2日間集中講義のため、どのようにお酒を用意していただくは講義の中でお伝えします。)

西澤昇吾

キュレーター

西澤昇吾

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スケジュール

講義名
入門日本酒学
日程

第1回:3月19日(土)13:00-14:30

第2回:3月19日(土)15:00-16:30

第3回:3月20日(日)13:00-14:30

第4回:3月20日(日)15:00-16:30

第5回:3月20日(日)17:00-18:30

定員
15名
申込締切日
3月 15日(月)
授業料
28,000円
キャンパス

表参道 COMMUNE 246キャンパス

持ち物、その他注意事項
※教材(日本酒・おつまみ)費として毎回別途500円~1000円程度かかります。
教科書
※「白熱日本酒教室」(著:杉村啓 価格:886円)を受講前に各自ご用意ください。

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