ふとももパッド Hip Padding

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ふとももパッドの作り方と、着用のしかた。便宜的にふとももパッドと呼ぶことにしていますが、腰というか、英語のヒップに相当する部分を補完するものだと考えてください。正面から見たときのウエスト-おなか-骨盤-大腿骨-ひざにかけてのライン、いわゆるコーラ瓶カーブを強調するテクニック。側面方向のふくらみを増すことで、相対的にウエストを細く高く見せつつ。

まだ研究段階なので、あんまり大したこと書けてません。ご容赦。

概要

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ウレタンの切り出し

150321-213951まず、軟質ポリウレタンフォームをなんとかして確保する。最低限、50cm×100cm×2cmのサイズが必要。東急ハンズか、もしくは大きめの画材店かホームセンターに置いてる可能性が。見当をつけつつ、気合いで探してください。

150328-214753無事入手できたら、はさみでパッドの形に切り出す。長い方の長さは着用者のおへそあたりからひざ上までの長さになるように。なつきの場合、60cmくらい。短い方の長さは25cm。こちらは50cmのウレタンを2分割して使うと、自然とそうなる。

成形

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薄刃カッターで片面周囲の角(かど)から少しずつ削ぎ落とし、中央から周囲にかけてなだらかな斜面をつくる。こころもち、斜面の中腹を強く削るつもりで。横から見るとドーム型ではなくて、富士山型に近くなるように? 結局、体積%で50%近く削り落としてしまいます(写真はまだ削り足りない)。削ったほうの面は内側(身体に当てる方)を向くので、削り跡が少々でこぼこしてても問題ない、はず。

150328-213310削っていると、片側1枚ぶんも削らないうちにカッターの切れ味が鈍るので、すみやかに替刃に交換する。もったいないけど、50枚入り1000円、1枚あたり20円なのでそれほど高コストというわけでもない。ただ、この替刃をよく見ると油で濡れているので、ひょっとすると単に潤滑油を吹き付けるだけで切れ味は戻るのかも。試してないけど。

着用

141031-110137_こうして作ったパッドを、削った方を内側にして身体の両側面にあてる。なおふくらみが足りない、カーブが不自然と思われる場合は、パッドの内側にさらに小さなパッドを重ねて当ててみると改善される……かもしれない。実際、この写真では、股関節のあたりに直径15cmくらいのを1~2枚当てています。小さなパッドはウレタンから切り出して作ってもいいし、市販のを使ってもいい。

そして、上からスパッツやタイツ、レギンスなどをはいて固定する。はきものはなるべく身体にぴったりした、シームが少ない「アウターに響きにくい」ものを選ぶ。一般向けのインナーよりはバレエ用のほうが使いやすい印象。タイツを使う場合は、足指が開放されてるトレンカ式のほうが、特に肌タイツが足指付きの場合は都合がいいかも。

これらの下半身インナー類は例外なく上はウエストまでの丈なので、複数枚重ね履きするとウエスト周りに段々ができて見苦しい。ここは無視できない。今後の研究課題です。たとえば、胸~足首まで覆うタイプのボディファンデーションを使う、とか……?

141031-184914最終的に肌タイツや下着などを着用すると、こんなかんじに。悪くないでしょう?