ネトウヨのデマの特性として感じるのは、企業やビジネスというものが分かっていないことです。
多くの人たちは、自分の暮らしを良くしたい、お金が儲けたい、会社での位置をあげたい、そんな意識で働き、毎日の日々を送っています。
在日韓国、朝鮮人にしても、民族としての誇りは持っておられますが、それはそれとして、日々のことは、お金が儲けたい、自分の暮らしを良くしたい、会社での地位をあげたい、といったことのはずです。
ところがネトウヨの思考法は違います、外国籍の人達は、祖国に対して絶対的な忠誠心を持っていて、日々、祖国の日本侵略のための工作活動に余念がなく、あらゆる行動がそこに集約されているとなっています。
大手新聞社のなかには本名で記事を書いている外国籍の記者もいます、その人たちはまともに試験を受けて入社しており、自分の能力を活かすことが可能な仕事として記者を選択しているのですが、ネトウヨの見解では、在日団体がごり押しをして設けさせた特別枠で入社して、祖国のために日本を貶める記事を書き、記者活動で得た情報は祖国に送っているスパイであるとなっています。
そして、外国籍の記者を雇っている新聞社は、スパイを特別枠で入社させている売国新聞社ということになるのです。
人が仕事をするのは、生活費を得るため、自分の能力を活かすため、社会での地位をあげるためなどである、という当たり前のことがネトウヨには理解できていないので、電通の元会長が韓国で生まれたので、韓国の利益のためにテレビ局に圧力をかけている、などといった珍説を平気で信じることができるわけです。
ネトウヨは、常に自分は熱烈な愛国者であり祖国に対して強い忠誠心を持っていると誇り、そういうことに興味のない人たちに対しては、日本人のクズのように言って非難します。
社会に出て働けば、愛国者であることや国家への忠誠心など、現実社会では何の役にもたたないことが直ぐに分かります、愛国心を評価して無能な人間を入社させる企業が存在するかどうか、ネトウヨにはそのことが理解できません。
ネトウヨは、ネットを通して国家と一体化している妄想に浸りきってしまっていて、現実社会が国家と意識が一体化した人間を必要としているかどうか、そこがネトウヨには分からないのです。逆に言えばこれは、社会経験がないから、テレビ局や新聞社が在日外国人の支配下にあるなどといった妄想を振り回して、見当違いで世間に迷惑をかけるだけの、非難の声をあげることができるのです。
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