友達がいない社会人になってしまう最大の原因と3つの理由とは?
今回は『友達がいない社会人になってしまう最大の原因と3つの理由』についてお伝えします。
(前回の記事『友達が1人もいない寂しい30代社会人でも親友が作れた体験談』の続きです)
実は友達がいない社会人になってしまうのは、この最大の原因と3つの理由が関わっていると私は考えています。
この原因と理由を把握して避けるだけで、よけいな遠回りをしなくてすむので、友達作りがかなり楽になるはずです。
逆に、この原因と理由を知らずにいると、何年たっても、どんなに頑張って努力しても、いつまでも友達ができなくなってしまう可能性があります。
もちろん、状況は人それぞれなので、すべての人がこのパターンに100%当てはまるとは断言できませんが、あらかじめ知っておくことで友達作りにおける『しなくても良い失敗』を避け、成功確率を高めやすくなります。
そして、「じゃあどうやって友達を作っていったらいいのか」という対策についてもお伝えしていくので、そちらも合わせてチェックされてみてください。
友達がいない、友達ができない最大の原因
あなたは、友達がいない人の最大の原因とは何だと思いますか?
- 性格が暗いから…
- 人としての魅力が足りないから…
- 人見知りで口下手だから…
もしも今のあなたが友達が1人もいない状態だったとしても、このように自分を責めないでください。
なぜなら、友達がいない最大の原因は、あなたに人としての魅力がないからでもなければ、性格が暗いからでもないからです。
友達がいない最大の原因は単純で、これまで一般的に世の中で語られてきた、友達の作り方や人間関係の構築方法そのものが、あまり使えないものだったからだと私は考えています。
そういった効果的じゃない方法で友達を作ろうとしても、思うように友達ができないのは、当たり前のことだと思います。
なので、もしも今のあなたが「友達が少ない」、「友達が1人もいない」、という状況にあったとしても、まずは安心してください。
友達がいない社会人になってしまう3つの理由
「友達の作り方」とは、言い方を変えると「人間関係の構築方法」とも言えますが、多くの人間関係に関する本などを読んでも、実際の友達作りには、まったく使えないことがあります。
あなたも、人間関係や心理学などの本を読んで「なるほど!」とその時は納得しても、実際の友達作りには、まったく役に立たなかった経験がありませんか?
では、どうして、それらの人間関係の方法が実際の友達作りに使えないのでしょうか?
その具体的な理由として考えられるのが、次の3つです。
- 順番が間違っている
- 人見知りや自己矛盾などの内面の問題を無視している
- 具体的に何をすればいいか分からない
それでは順番に詳しく話していきます。
順番が間違っている
例えば、世間では
「良い人間関係を作るためには、相手に関心を示すことが大切です。なぜなら、人は自分に興味や関心を持ってもらえると嬉しいからです」
といった事が当たり前のように言われています。
そして、相手に対して純粋に興味関心を示すことは人間関係の構築において非常に大切なことです。
「人間関係をうまくいかせるコツは、相手に純粋な興味関心を示すことである」と言われたら、まさにその通りだと思います。
しかし、残念ながら、これだけを素直に意識して「よし、まずは相手に純粋な関心を示そう!」と思って友達を作ろうとしても失敗する場合があります。
なぜなら、いきなり相手に強い興味関心を示して質問しまくれば、ただの「しつこい人」になって警戒されてしまうのがオチだからです。
考えてみてください。
あなたが、まったく知らない初対面で出会って3分もたっていない正体不明の相手から、
- 「どこに住んでいるんですか?」
- 「お仕事は何をされているんですか?
- 「趣味は何ですか?」
- 「誕生日はいつですか?」
- 「休みの日はどんなことをしていますか?」
などと一方的に強い関心を示されたら、その人のことを気持ち悪いと感じませんか?
「いや、その前に……あなたは誰ですか?(こいつ大丈夫か?)」
ってなりますよね。
これでは相手から警戒されて、打ち解けることができません。
だから、相手に関心を示したり質問をしたりする以前のところで、まずは自分から”自己開示”をして、相手に自分が敵ではないことを知ってもらい、警戒心を解いて安心してもらうことが先なんです。
もちろん、これは例え話として分かりやすいように少し極端な例を出しているので、普通はここまでしつこく初対面の人に質問攻めをする人はなかなかいないはずです。
しかし、実際に、以前の私自身もそうだったのですが、こうした最初のステップ自体が間違っているために、スタートの段階でつまづいて友達が作れなくなってしまっている人が本当に多いのです。
こうしたことは一度理解してしまえば、なんてことのない、ごく当たり前のことのように感じますが、人間関係を構築するためには、こういった”順番”が非常に大切になってくるので、それを無視した方法では友達作りがうまくいかないのです。
人見知りや自己矛盾などの内面の問題を無視している
これまで世の中で語られてきた友達の作り方の多くが、実際の友達作りに使えない理由の2つ目は、「人見知りの克服」や「自己矛盾の解消」などの内面の問題解決を無視していることです。
例えば、人間関係やコミュニケーションに関する本の中でありがちなのは、
「自分から相手に積極的に話しかけて仲良くなりましょう!」
といった方法です。
もちろん、自分から相手に積極的に話しかけていくことは、新しい人間関係を作っていくために、とても大切なことです。正しいです。
しかし、そもそも、最初からそれができたら誰も苦労しないわけです。
- 友達を作りたいけど、初対面の人に会うのがこわい
- 話しかけたいけど、緊張して自分から話しかけられない
- 相手から話しかけられても、うまくリアクションできない
- いつまでもたっても素の自分を出すことができない
友達がいない人や少ない人には、こういった人見知りをしてしまう人が少なくありません。
あるいは、人見知りかどうかとは別に、人間関係に悩みを抱えている人の多くに共通するのは
「○○したいけれど、△△だからできない」
といった内面の矛盾を抱えていることです。
これは、車の運転で言ったら、アクセルとブレーキを同時に両方踏んでいるような状態です。
車のアクセルとブレーキを同時に踏んでいたら前に進むことができませんが、友達作りもこれと同じで、「友達を作りたい、だけど行動に移せない」といった矛盾を抱えていると、肝心の最初の一歩が踏み出せないので、いつまでたっても友達との関係ができません。
あるいは、友達ができても「嫌われたらどうしよう」と本音が言えず、上っつらの浅い関係止まりになってしまうこともよくあります。
私自身も友達作りがうまくいかなかった時に、「もっと自分から積極的に人に話しかけていかないと何も始まらない」と頭では分かっていたつもりなのですが、いざ話しかけようとすると、恥ずかしくてなかなか話しかけられなかったり、頑張ってどうにか話しかけられたとしても緊張して普段の自分がまったく出せなくなってしまったことが何度もありました。
また、「友達は欲しいけど、いたらいたで面倒も増えそうだな」、「だったら1人のままでもいいか……」などと心のどこかで矛盾した気持ちを抱えていたために自分で自分に言い訳をしてしまい、必要な行動ができなくなってしまっていました。
このように、友達作りを難しくしてしまっている要因のひとつには「人見知り」や「自己矛盾」などの自分の内面が関わっているパターンが考えられます。
しかし、一般的な人間関係の本などでは、こうした人見知りや自己矛盾などの内面のコミュニケーションを無視したまま「積極的に行動しましょう」「笑顔が大事」「相手の話をしっかり聴きましょう」といったことが書かれている場合も少なくありません。
そのため、言っていることは正しくても、実践では使えないことがよくあるのです。
具体的に何をすればいいか分からない
これまで世の中で語られてきた友達の作り方の多くが、実際の友達作りに使えない理由の3つ目は、『具体的に何をすればいいか分からない』からです。
例えば、
「良い人間関係を作るには、相手の気持ちを理解する事が大事です」
というもっともなことを言われても、それだけでは具体的にどうやったら相手の気持ちを理解したと言えるのか、そして、どうやったらそれができるようになるのか、分かるようにはなりません。
あるいは、内容が正しいことを言っていても、偉い学者さんにありがちな”学術的な論文”みたいになっていて意味が分からないパターンもよくあります。
私も、人間関係や心理に関する本などは、これまでいろいろ読んで勉強してきたのですが、難しい専門用語がいっぱいで、読むとその時は知的好奇心が満たされるものの、
「なんか興味深い内容だったな、でも具体的にどうやって行動に移したらいいんだろう……」
みたいな感じで、実生活ではまったく使えない場合が少なくありませんでした。
このように、人間関係や心理学の本などを読んでも言っていることは正しくても、具体的になにをすればいいかが分かるようにならないため、実際の友達作りにはそれほど役に立たない場合がけっこうあります。
『友達がいない社会人になってしまう最大の原因と3つの理由』まとめ
あなたが現在、友達がいない社会人だったとしても、自分を責める必要はまったくありません。
なぜなら、単純にこれまで世の中で一般的に言われてきた友達の作り方や人間関係の構築方法そのものが使えないものだった可能性が高いからです。
それらが使えない具体的な3つの理由は、
- 順番がまちがっている
- 人見知りや緊張、自己矛盾などの内面の問題克服を無視している
- 具体的に何をすればいいか分からない
ことです。
こういった効果的じゃない方法で友達を作ろうとしても、うまくいかないのは当たり前なのです。
効果的な友達の作り方とは?
それでは、これらの失敗を避けて、どのように友達を作っていったら良いのかというと、単純に、ここまでお伝えした3つの理由の逆をやることです。
- 正しい順番で人間関係を構築する
- 人見知りや自己矛盾などの内面の問題を軽減・克服する
- 友達を作るための具体的な行動をとる
これが大事です。
当サイトでは、これらを実現するために役立つ
- 人間関係の構築に効果的な4つのステップ
- 大人の人見知りを克服するための具体的なエクササイズ
- 社会人になってから新しい友達を作るための考え方や具体的なテクニック
などを多数紹介しています。
これらの記事を読み、内容を実践することで、あなたの人間関係構築スキルの向上と友達作りにお役立て下さい。
>> 人見知りを克服する方法(大人・社会人向け) <<
>> 社会人の友達作り方講座 <<
また、より最短最速で仲の良い親友を作りたい、人間関係を構築するためのスキルをもっと高めたいという場合は、以下の教材がおすすめです。
以下のページでは、一ヶ月間で「本音で何でも話し合える仲の良い親友」ができたリアルな体験談なども暴露しています。
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