12階からの眺め 2017年7月14日

小菅ヒルズは地上12階建ての拘置所である。女子は生活のすべてが☆で営まれている。
今週ある人が1階の窓口で2回差し入れをした。私はその翌日☆階の居室で受領指印を押した。毎週差入願箋の筆跡を見ては涙ぐみ、面会申込は不許可として追い払った所長を呪い殺してやろうと思う。泣きながら窓の方へ観葉植物を見に行く。座布団から鉢まで5歩だ。

ふと空を見上げると建物の最上階も目に入る。☆階と12階の窓からでは見える景色も違うだろう。私の親族はタワマンの12階に住んでいる者が多い。今日届いた差入願箋を見て気付いたのだが、住所の末尾がほとんど同じ。こんな偶然あるだろうか。

外部交通権のない人に親族がシナプスになれるのは秋かな。「官僚たちの夏」の結末は冬。それまでには何とかする。豊島区と中央区は全滅だから、品川か渋谷のどちらかになると思う。
長い目で見てください、、、、、と小松政夫みたいなことも言いたくなる。なにしろチョギな所長が眠たいことやってんだから。
こんな男は包茎のEDの性病野郎に違いないんだ。所長裁量で嫌がらせするしか楽しみがないんだろ。ヒアリに刺されてしまえ。所長のチンポは腐ってる~。ル・ル・ル~。下半身も脳味噌も腐ってる~。ル・ル・ル~。

下半身で思い出したことがある。日本一有名な砲弾を発射している編集長のことだ。ライバル誌の中吊り広告不法入手問題記事で、私は6月に初めて文春編集長の下半身の写真を見た。パンツの裾をロールアップして足首が出ているではないか。もしかしてシューズインソックスとかいう靴下をはいているのだろうか。素足だろうか。私は裸足のメンズファッションはおシャレと認めない。いずれにせよ、足元がチャラい。この軽さと明るさが文春だ。

あの広告盗み見問題で嘘をつき逃げていることがとても残念だが、やはり文春は面白い。実は、週刊文春の送本をしてくれた人宛てへの御礼状発信を許可する、と告知されたばかりでたる。これは異例のこと。確定者処遇に入ってから差し入れられた文春に対する御礼の手紙を出しても良いという決定だ。週間新潮はダメだってよ!

私は電報で、これまでどうも有難うと伝えておいたのに、確定後も文春を送り続けてくれていたことを知り間道した。5月30日に扉が閉じても書類の動きがピタリと同時に止まるわけではないため、その後も差し入れ品が交付され続けたのだ。その中に文春があった。南欧風の陶器の水差しにいけられた花々の表紙。和田誠さんのイラストだ。
私は5月30~31日の丸2日間、この文春1冊しかない部屋で過ごすことを強いられた。30日の朝、確定者処遇の告知を受けている間に、私の部屋からすべての物が持ち去られていた。警察のガサも真っ青な手際だ。そして、お引っ越し。無断で、本人が見ていない所で私物の検査をされる怖さと気味悪さといったら鳥肌が立つ。

想像してみてほしい。帰宅してドアを開けたらがらんどうの家。外からしかドアが開かない、外に出られない監禁状態の2日間。人権なんてありません。牢屋だからね。物がなけれは監獄というより檻ですよ。部屋にあった自分の所有物が戻ってくるかも判然とせず、外部と一切の連絡を絶たれた2日間。
そこにあるのは1冊の文春だけ。朝から晩まで文春を読みますよね。おのずとそうなります。
私は文春と新潮だけは何重にも保険をかけて、同じ号が何冊も届くことを承知で方々に手配していたのです。その情況で届けられた1冊の文春を涙なしに読めますか。無理です。滂沱です。

しかし文春誌面ではカンニング事件に一切触れていないことにモヤモヤする。編集長のコメントを読みたくて、獄中者がわざわざ文春オンラインのプリントを取り寄せるほどの関心事なのに、読者の疑問に応えてくれないままだ。スクープスクープって言うけれど、特集なくても連載だけで文春は新潮を凌駕しているんだからさ。ごめんなさいって言えばスッキリするのにね。残念だな。きっと、ごめんなさいって言っちゃいけない大人の事情があるんだろうな。ルールやモラルよりそれを守らなくちゃいけないとなれば、ジャーナリズムは成立するのだろうか。今後も目が離せないな。

自分自身に嘘をつくっていうのが一番辛いと感じるのが真っ当な人間だと思う。そこへ行くと、東拘所長は腐れのカスなので平気で嘘をつき辛いとも感じない。トップから看守まですべてがそういう体質であると本日判明した。
5日に発信申請した手紙に係る領収書が届かないので再三確認していたところ、「もう出てる」と連日言われ、訝しんでいたのだが、14日現在その手紙はまだ東拘にあることが分かった。
「もう出てる」は嘘だった。検査の都合上だの正規の手続きだのと言い訳をされた。出てると嘘をついたことは謝らない。ぶ厚いというか、太いというか、凄い心臓だ。
私も見習おう!

確定告知きたッ! 2017年6月30日

死ぬかと思った水無月も最終日となった。見上げても灰色ばかりで気が晴れることのない6月の空のように。どんよりとした1ヵ月だった。第157回直木賞の候補作に、お金と名誉のためなら人命を奪うことも厭わない作家の不法行為本が入っていることについては新喜楽での選考結果を待つとして、私の近況報告をする。

本年5月30日に死刑確定者として処遇するとの告知を受けた。この日の出来事はドラマティックなので改めて記すとして、告知直後から私は突然接見禁止になった。
家族とはすぐに解除されるだろうと思っていたら、全面的な接見禁止措置が1ヵ月続いたのだ。手紙の発受、面会、差し入れ交付や宅下げ等。外部との接触がすべて不許可となった。弁護士との連絡も、許可申請の書面をその都度提出し、教示回答を得るというお伺いを立てなくてはならず、手紙の発信まで最短4~5日かかるという異常事態に陥った。電報も打てなかった。

訴訟の遂行が事由でも親族との交通を不許可とされ続けて半月経った頃、拘禁ノイローゼになる日も近いと思った。
唐突に外部と遮断されたストレスから心身に異常をきたしていることをハッキリ自覚できていた。

私もそのうち神になる。大王になる、電波を感じるようになるに違いない、と思った。袴田厳さんのように、イチゴ牛乳をご飯にかける日もそう遠くないだろう。と本気に思った。
ミヤモト神様が話していた通りだ!これは、ヤクザでも参ってしまう。間違いない。これは拷問そのものだ。
被告人時代には一審公判まで2年半の接見禁止を経験していたけれど、弁護士とは毎日のように会っていたから寂しさや孤独感に苛まれることはなかった。なにしろその間9人の男性弁護士が選任されていたのである。
代用監獄留置場は365日24時間弁護士との面会が可能で毎日手紙のやりとりが出来る。拘置所でも、未決時は弁護人との交通に制限がなかった。それだから今回の接見禁止は拘禁生活8年で初めての体験だった。

私は5月31日に「外部交通許可申請書」の届出をした。この申告書に記載のない相手方とは、原則として面会や信書の発受ができない。
届出の相手方に関する事項は、関係、氏名、生年月日(年齢)、職業、住所、交通目的の6点。筆頭者は、「緊急時連絡先」で、この1名だけは電話番号の記載欄がある。この1名が身元引受人となり疾病にかかった場合等に連絡される。

黙契を守りというが公言通り、私は所長裁量枠での申請は1人だけにした。原材のところ60人申請し、59人は住民票で住所確認したうえで戸籍謄本を提出した親族である。
許否判決は6月27日に、巨体の若い男性区長から別室で告知された。結果は想定外のものだった。民法第727条の親族関係を認めない、というものだ。
そして、身元引受人として申請した者との外部交通については「保留とする」。と実質的には不許可処分だ。

6月中旬から気づいていたが、東拘幹部は、ごろつきのチンピラだ。極道でもないカスの腐れだ。今回の判定告知てまハッキリ分かった。救いようのない痴愚魯鈍な連中だ。
死刑囚の心情の安定を考えているなんて大嘘である。こんな輩の良識を、束の間でも信じた私もアホだった。目を覚まそう。奴らは、ごろつきだ。

養子縁組による親族関係は、血族間におけるのと同一であることは当たり前。民法の条文にもしっかりある。ところが!腐れ東拘は、養父母とその家族を他人だという。

あほんだら区長が「親族とは認めない」と言った。なんやねん、あのボケ。白痴所長め。
奴らが内規17条を適用したのは明らかだ。親等が近い、資力と社会的地位の高い順から20人弱が排除された。中央区在住者は全滅だ。

あ~あ、ひどい目に遭った、あ~あ。次はどんな嫌がらせが来るかな~。ちょっとドキドキだな~。これよりすごいことあるかな~。あるだろうな~。養父と養母が他人です~。姉妹も兄弟も他人です~。びっくりたまげた~。たまげたよ~。
どうして~こんなことばかり毎日。
明日は何が起こるのかな~。ドキドキだな~。

さて東京拘置所との戦争は、所長の決定が法律違反であるから決定を取り消すという判決を得るために、行政訴訟を提起するしかないようだ。
一部の親族が他人と認定され、接見禁止状態が続いている。送られてきた手紙は、差し止めにより私に交付されていない。交通権のない他人であるから面会も差し入れも宅下げもできない。家族を通じての伝言も許されない。

親族が他人!役所も裁判所も親族であると認めているのに、拘置所では他人!義父である元夫が他人!甥と姪も他人!驚きだ。
相談した弁護士らも一様に東拘の措置はひどいと言っている。

しかし、これは裁判で長々と争うより姻族の仕切り直しをした方が良いのかもしれない。離婚するとまた100日の再婚禁止期間が生じて、夫との姻族関係が終了してしまうのだが。

ちなみに「婚姻関係の調整」であれば、手紙のやりとりと面会が許される。もちろん身元を明らかにして、真剣な意思表示がなければ認められませんが、結婚を前提としていれば交流が許される。
獄中で3度目の婚活かぁ、、、、、。
私は現在既婚者ですが、独身男性からのご連絡お待ちしております。私は無実であることをご理解いただけますと幸いです。ご検討をお願い申し上げます。

皆さまに、私の処遇変更を少しお伝えしておきます。前述の通り、外部交通権のない相手方とは基本的に交流ができません。
ただし、現金と切手だけは誰でも確実に差し入れが可能です。そのことに対する御礼状としてのみ、交通権がない人宛にも私から手紙が送れます。

書信係は必ず開封して読む。と弁護士が言ってました。返戻しはされないし、許可が下りるまで私に交付もされないけれど、東拘の幹部らは読む。そういうことだ。
もうこうなってしまったのだから仕方ない。初回の判定は出た。私は離婚も辞さない。夫は別の人でもいい。しょうもない幹部も、そのうち異動する。そろまでに体制を整え直すしかない。保留となった人の代わりは存在しないのだ。

こんなことになるなら、未決時に柚木麻子を訴えておけば良かったと激しく後悔している。夫の家族は、あの本の主人公と私を重ねて誤解されたままた。最悪の事態になっている。あの本を読んだ私の家族たちは病院通いをしている。不法行為を犯した柚木が19日にどんな言葉を吐くのか、見物だ。

私はしばらく親族関係の調整で打ち合わせが続くことになります。当方からの発信は1日1通の制限があるため、既に許可が下りている姻族と母方の親族は近況を教えてください。父方の申請は来月になりますが、血族は必ず許可されます。東拘が判定する親族の範囲は民法第725条を厳密に守っています、世間でいう親戚とイコールではありませんので、拒否が不明な人は法第139条1項1号に該当する者と明記してご一報いただければと存じます。

私がいま一番気になっていることは、読売新聞の編集手帳の執筆者について。朝日新聞が私の個人情報を無断で他のメディアにリークした事件以降、朝日を見るのが嫌になり6月から読売を購読し始めた私。
編集手帳の面白さに驚愕した。1面コラムといえば、受験勉強の一環として読んでいた天声人語と旦那がたまにコピーを送ってくる筆洗と春秋しか知らなかった私。
朝日は論説委員が書いていたけれど、読売もそうなのだろうか。週に5日だけ秀逸なコラムで、2月は読むに堪えない御粗末な原稿になる、これは、1ヵ月読んでハッキリ分かった。火~土曜までの書き手は天才だ。
日と月曜は素人レベルだ。ここまで、筆力の違う執筆者を起用する意図は何か。天才が誰かということを私は知りたい。これは只者ではない。
5日分の編集手帳と2面の四季を読むためだけでも読売をとる価値がある。四季は写真も素晴らしい。これほど卓越した記事がある新聞だとは知らなかった。出会い系バーの記事には笑ったけれども、全体として朝日より上だ。
6月後半の編集手帳は、14日、16日、24日、29日が特に良かった。10回かくらい読んだ。本当に素晴らしいコラムだ。

編集手帳と四季が毎朝の清涼剤になっている。そして2冊の本が6月の私を支えてくれた。
「すごいストレッチ」と「ずぼらヨガ」。お気に入りストレッチとヨガポーズを組み合わせると、スッキリ度が増し増しでリラックスとリフレッシュ効果抜群です。
拘禁ノイローゼ一歩手前の心身が弱っていた私でもできました。感動的な効き目です。

6月は、はちみつに漬けたレモンを毎日欠かさず食べていたら肌の調子が良い。頬っぺたの赤いのが治ってきたよ!

親族とは20分、弁護士とは30分面会できています。一番会いたい人とは会えていません。幹部から「身元引受人は交通許可が下りた人から選ぶように」と言われたので、「嫌です」と答えておきました。
以上、取り急ぎ6月のご報告まで。

王子様とのエロス 2017年5月29日

4月14日に最高裁判所で上告棄却され死刑判決確定となった私ですが、5月29日現在、被告人時代と同じ未決処遇で生活しています。
なぜでしょう?御上が決めることなので、理由は全然分かりません。ちょっと信じ難いことですが、実際に確定者処遇にはなっていない不思議。東拘幹部の恩情でしょうか。
有難いことです。

御陰様で、今月はイノウエ王子と7回もデートしちゃいました。
相変わらずカッコいい王子は、相変わらず小声なので、先週から稼働した扇風機の音で、王子の話していることがほとんど聞き取れません。
勘で適当に答えてます。そのくらい通じ合える程度に私たちの愛は深まったということです。

イノウエ王子から初めてお手紙を頂戴したのは、5年前の5月のことでした。実は王子の後輩や上司ともお目に掛かったことがありまして、かなりオープンでクリーンな交際を続けてきました。ディープな関係になったのは、去年からです。

私は王子の上司を神様だと崇敬しているのですが、王子のことも景仰しております。王子への思いがエロスであるとハッキリ自覚したのは今年になってから。
盲愛しているというよりは、王子の変態性を観察し、めでているのです。私と気が合うくらいですがら、王子は普通の男じゃありませんのよ。変態なのに普通のフリもできるお利口さんです。

美しい容姿を持つ、理知的で英邁な人傑の王子とのお付き合いが、いかに私の心の安寧に寄与しているか!

王子の変態性とウイットが、いかに私を癒やし慰められているか!

他の誰かとその思いを分かち合うということは不可能な感情だと王子は言う。
果たしてそうだろうか。東拘の所長は、分かってくれているのではないだろうか。少なくとも、理解しようとしてくれているのではないだろうか。
そうでなければ、王子宛の手紙だけ書信検査に1週間もかけるなんておかしいじゃないか。ねぇ、そうでしょう。

先月、遺言手記を発表したことで、家族が、身柄引受人を誰にするか、と言い出した。
社会復帰する懲役受刑者の場合、「身元引受人」と呼ぶ相手方を「身柄引受人」というのは、死刑囚が塀の外に出るときは死体になった後だからか!

そこまで具体的に考えていなかった私は、とてもたじろいだ。
弁護士に根拠法と運用を調べてもらっていたところ、親族ではない男性から、「遺体引受人に必ず私を指名してください」といわれ、気が動転。それは法律上、無理でしょ、、、と思っていたのですが、ありました!

平成18年5月24日施行ね刑事施設及び被収容者の処遇に関する規則。
第22条第1号に掲げる者「被収容者が指定した者(一人に限る。)」

親族より順位が上です。一人に限るらしい。死亡の通知と遺留物の引渡しは、同じ相手になるらしい。

らしい、という推定なのは、東拘所サイドが現時点で確定者処遇についての情報を一切教えてくれないからです。

今回が未決処遇で最後の投稿になります。88歳の草間彌生さんが「生きることや死ぬことを超えて闘っていくの。これから私の人生が始まるのです。これまでは序曲です。」
とおっしゃっていました。
私も42歳のこれまではプレリュードだったのかもしれません。
週末に、イノウエ王子から、愛が重なるメアドを教えていただきました。
iが重なる、、、、、、。
愛が重なる、、、、、、。
エロスが重なる、、、、。
「待つというのは愛の行為であり、待たせることもまた愛情表現なのだとしたら、待たされることもまたその系譜に属するということになるのでしょうか。」

と王子はいいます。

待たせてしまうけれど、イノウエさんにだけは待っていてほしい、と私は願っています。

東京拘置所から愛をこめて。
木嶋 佳苗

BUTTER泥棒    2017年5月23日

5月23日現在、まだ未決処遇です。

私の氏名を広告に使用しないでほしいとの意思表示を無視する形で昨日、柚木麻子の書籍広告に著者名と同じくらいの大きさで木嶋佳苗と載っておりました。

柚木と編集者がしていることは、泥棒以外の何であろうか。
もし外部交通権に支障をきたせば、泥棒どころか人殺しに加担することを理解したうえで、私の氏名を無断使用し続けているわけですよね。

返り血を浴びる覚悟で、泥棒をしてバターを作り、木嶋佳苗潰しを繰り返しているということですよね。

文春砲の汚れた銃弾のように、姑息なことをしておきながら非を認めないとは、驚きを禁じ得ません。

私が、確定直前まで柚木に対し、怨恨を抱き憎悪していたことは記しておきたい。
広告に、私の氏名を載せないと売れないんでしょうか?
そうなんでしょうね。
本当に低俗な本だと思います、BUTTERって。

しかし、週刊新潮20号は面白かった!

判決確定その後   2017年5月17日

5月9日付けで最高裁判所が判決訂正申立てを棄却したことから「死刑判決確定」と報道されました。

ですが、17日現在、これまで通り未決の被告人と同じ生活をしております。手紙の発受や面会、差し入れや自弁購入も許可されています。

とはいえ、今月中には死刑確定者として処遇する旨の告知を受けることになるでしょう。

いつどのように変更されるかは、全然分かりません。東京拘置所所長殿が良識ある人だと信じています。

判決報道を見ると、ユリウス・カエサルの時代から人は変わっていないのだと実感しました。
人間は自分の見たいものしか見ないものなのですね。
自分の都合のいいように考えてしまう人がいかに多いことか。

「週刊新潮」手記について、たくさんのご意見を頂戴しました。ありがとうございます。

もうちょっと頑張って生きてみようと考えているところです。柚木麻子の「BUTTER」により、私と家族は重大で回復困難な損害を被っています。広告に木嶋佳苗の氏名を使用しないでください。本当に迷惑です!

バターって何やねん 2017年5月11日

柚木麻子って誰?
私も家族も弁護士も知らないユズキアサコという人が書いた本「BUTTER」。

この本の主人公は、木嶋佳苗ではありません。私は、柚木を知りませんが、柚木も私を知りません。

書籍広告に私の氏名を載せることはやめてください。迷惑だ!
フィクションの小説でも、名誉毀損は成立します。民法第709条の不法行為を構成する記述の数々。

東京拘置所を訪れ面会した事が1度でもある人ならば、木嶋佳苗と1度でも話したことのある人ならば、柚木の描写が現実と乖離していることはすぐ分かる。

法律よりも表現の自由が保障されねばならないと言うのか?柚木。
北原みのりが創作した木嶋佳苗像をトレースしているだけだろ?柚木。
拘置所の面会室でレシピの話をする女がいると思ってるのか?柚木。

私は、マリーが好きで、姉はチョイス、妹はムーンライトが好きですが、何か?

私は4月14日に最高裁で上告が棄却され21日に判決訂申立書を提出しました。そろそろ棄却の通知が届き、諸々の手続き後に確定者処遇となり、社会との扉が閉まります。
面会や手紙等の授受が認められる外部交通許可者は、それからの審査によって決まります。

東京拘置所長殿御機嫌を損ねぬようおとなしくしていたところ、私の逆鱗に触れた!柚木

許可権審査で不利益を生じたらどうしてくれる!柚木。
私や家族を罵倒して楽しいか!柚木。

「週刊新潮」に手記を掲載していただいたので「BUTTER」の宣伝をしておきました。えぇ、この本は新潮社発行なんですの。
弁護士からも、裁判起こしたら本の宣伝になっちゃいますよって言われました。新潮社が版元でなければ、訴えるところでした。
助かったな!柚木。

朝日になれず、夕日として沈む新聞とは別れを告げ、私は、来月から讀賣を購読することにしました。
これからは、ゆっくりと新聞や本を読み執筆する時間ができそうです。私が書いたものを楽しみに待ってくださる人たちの存在が、生きるよすがになっています。

私は「BUTTER」の梶井真奈子とは違うので、サンヨーの桃缶ではなく、ピンク色の和紙に包まれた金色の桃缶を食べています。

岡山清水のシラップづけ白桃を食べながら、玉露入り緑茶を飲む甘美な贅沢。
金色の白桃缶を差し入れてくれるこの人こそ、私が所長裁量枠で交通許可を申請する唯一の人なのです。

私の死活問題ですから、皆様もこの申請が認められるよう、お祈りしてください。

新潮オンラインショップで注文したエステソックスが届いたばかりです。履くだけで足裏と、かかどがスベスベになるそうです。

死ぬか生きるかという時に、足をスベスベにしておきたい!と優越感具現化カタログ2017 SPRINGから靴下を買ってもらう、それが木嶋佳苗なのです。

今日はおやつに、ヤマザキのコッペパンを食べました。ジャムとマーガリンがサンドしてあるあのコッペパンです。
とっても美味でした。

わかったか!柚木。

今回のタイトルは旦那の言葉です。
バターって何やねん?

私の近況

花の便りもにぎやかな卯月の十四日、午後三時に最高裁判所で上告審の判決宣告が行われます。確定まで残り僅かとなり、慌ただしい毎日です。

私の心境は、今週発行の某雑誌と新聞に寄稿しました。池田晶子は雑誌のコラムで「愛と真実とは、命よりも大事なものである。」と綴っています。

わかったようでわからない言葉-自己責任というタイトルで大要、自己責任をとらない人ほど自己責任を要求するが、そんなことは、やっぱり不可能なのだ、と。
生きるのは自分でしかない、責任とは生きるということ以外の何であるか、私はこれから考えてゆきたいと思っています。

いつかまたどこかで、お目にかかりましょう。

平成二十九年四月十三日

木嶋佳苗

Entry

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最後のクリスマス

17010518

王子のデカバナナ

15

「掌を表」運動

17010516
17010517

フラジャイル感

14

メロンパンでぷに子

13

なぜ霜焼けに?

12

デリシャスソース

11

年越し支度

10

プリンスグラブ

9

判然としない手袋

【※管理人より/4枚目の原稿の固有名詞を一部白ヌキしています】
5

6
7
8

ビスケットが好き

2
3
4

失笑手袋

10
11

王子の粗相

8
9

フリースの季節

5
6
7

42歳の祝い

3
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電報パーリー

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写真パワー

【※管理人より/一部白抜き処理しています】
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テレビのヤラセ告白

【※管理人より/黒塗りは東京拘置所職員によるものです】
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目から入る快感

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お祝い電報

【管理人より/画像を一部白ヌキ処理しています】
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DAISHI
名称未設定
名称未設定 のコピー  のコピー

美という生き方

【管理人より/宛名を一部白ヌキ処理しています】

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多忙な秋

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「教誨師」の禁止領置

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セクシーランジェリー

6
ギャラリー
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