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NYタイムズスクエア「軍艦島」広報映像の人物 朝鮮人ではなく日本人だった(1)
2017年07月26日08時33分[ⓒ 中央日報/中央日報日本語版]
NYタイムズスクエアの電光掲示板に上映された「軍艦島の真実」広報映像。(写真=YouTubeキャプチャー) |
該当の写真は、炭鉱の中で横になって採炭作業をしている鉱夫を撮影したものだ。映像物では「軍艦島の本当の名前は地獄島」という内容の前に「120人が死亡した」というコピーとともに配置されていた。ところが写真の中の人物は強制徴用された朝鮮人ではなく日本人であることが確認された。しかもその場所も軍艦島の海底炭鉱ではなかった。
映像の製作と広報を主導した徐敬徳(ソ・ギョンドク)誠信(ソンシン)女子大教授も、中央日報の取材過程で「徹底して検証ができず、不本意なミスを犯した」と関連事実を認めた。
これに先立ち、産経新聞は該当の写真に関連して「端島ではなく福岡県筑豊炭鉱で撮影されたもので、時期も明治時代中期。朝鮮人徴用ではない」と伝えていた。その根拠として、写真が掲載された『目で見る筑豊の100年』という郷土写真資料集を提示した。
この写真が韓国に初めて紹介されたのは1990年代初期とみられている。京都にある曹渓宗(チョゲチョン)在日本総本山高麗寺が1990年出版した韓国語写真資料集『強制徴用“朝鮮人はこのように連れて行かれた』に写真が掲載されてから引用され続けてきた。
徐教授もこの写真資料集を再引用した『軍艦島、終わっていない戦争』(民族問題研究所)という本を参考にしたと明らかにした。
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