Kent Shiraishi Photo Blog

北海道美瑛町の大自然や身近な写真を、
海外へ配信するArtistの呟き。

画竜点睛を欠く - 東川町国際写真フェスティバル

2017年07月25日 | ケント白石の科学的写真術講座
画竜点睛を欠く - 東川町国際写真フェスティバル

これから書く発想はもちろん僕自身の発想です。
「それは違う!」と突っ込まれても困ります。
もし違うと思えば、それはそれで良いのです。
100人写真家がいれば100通りの発想がある。
それがArtist(アーティスト)です。

(#^.^#)

さて、実は本日25日から、
北海道東川町で「国際写真フェスティバル」が開催されています。

東川町と言えば?
僕のブログ読者なら分かりますね!

Kentの友人である「井上浩輝」プロが在住する町です。

もし井上プロをご存知ない方は、次のブログをお読み下さい。
本日のTV番組『情熱大陸』に侍フォトグラファー井上浩輝が出演!

本日25日、
僕のネット写真講座の受講生と会う約束をしていて、井上プロにも電話しました。

きっと今日から東川町で作品展示やトークショーで忙しいのではないかと思っていたのですが…。

それが、
本人に訊きますと、
講演も講評会もなく、それどころか、な、なんと、どこにも写真が一枚も貼られていないそうです。


僕は本日夕方、東川町の役所に電話して、担当者と話しました。

美瑛町でさえ、
僕が町長に額装写真を直接手渡して、図書館等に飾られ、また来月8月からは、65インチ4Kで約100枚の写真が展示されます。

それに比べて、東川町では、井上氏の受賞作品の価値を、全く理解されてない様です。

泣く子も黙る世界的なナショナル・ジオグラフィックのフォトコンテストで、日本人で初めて一位に輝いた作品です。

結局、東川町は、「写真の町」などとうたっていても、町の役場の人達は、世界における写真の価値を何も理解していない様です。

本来なら、
昨年7月に受賞した段階で、町長から、「お祝いの言葉の一言」くらい、当然あってもおかしくないはずですが…。
「写真の町」と宣伝していながら、世界的なフォトコンテストで、自分の町に住む写真家が一位入賞しても、その価値さえ理解出来ない様な行政に、「写真の町」などと語って欲しくないですね!!

結局形だけで内容が無い。
美味くない地方の名物と同じで、一応「写真の町」と宣伝しているだけ。

次を見て下さい。


2017年フォトフェスティバル概要

上の文末には、
『私たち は未来に向かって均衡ある適疎な町づくりを目指し「写真文化首都宣言」を行いました。「写す、残 す、伝える」心を大切に写真文化の中心地として、写真文化と世界の人々を繋ぐ役割を果たしていきます。』
この様に最後は書かれています。

まさに
「写真文化と世界の人々を繋ぐ役割を果たしたのは・・・誰でしょうか?」
井上プロでしょう‼

彼以外に、
東川町で、世界に名前が出ている様な写真家はいますか???

**********

結論:

世界一位になった井上プロの写真を、
東川町の役場を初めとして、町内どこにも展示せず、
地元に住みながら、世界に発信して頑張っている、若き写真家の素晴らしい業績を、町として称賛もせず、展示さえもしない。


全くお粗末この上ない‼

電話口に出た、担当者の答弁を聞きながら、東川町行政の、写真文化に対する意識レベルの低さをまじまじと感じました。

画竜点睛を欠く - 東川町国際写真フェスティバル

ここでもまた、形だけ、体裁さえ良ければOKといった、行政の意識の低さ、文化レベルの低さを痛感しました。

「・・・写真文化と世界の人々を繋ぐ役割を果たしていきます。」
この文章がとても薄っぺらく感じます。

「国際写真フェスティバル」

よくどこの町でも、簡単に「国際」の名前だけつけます。

しかし、実際に、名前に値する「国際的な活躍をしている写真家」は、日本に殆どいません。

井上プロは、その数少ない一人です。

今後も東川町から、
簡単に国際的なフォトコンテストに入賞する者は出ないでしょうし、世界的に活躍する写真家も滅多に表れないでしょう。

つまり「写真の町」東川町にとって、彼はとても大きな功績をもたらしたのです。

それなのに、
東川町で今開催されているフェスティバルでは、
最も国際的に活躍した写真家を全く無視しています。

なさけねえ~~~~~町!
東川町‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼

少なくとも、
僕はそう思っています。

最後に、
僕は井上プロに言いました。

「美瑛町に移住した方がいいよ!」

彼は、
『真剣に考えます!』
そう答えました…。

追伸:

東川町の行政に確認したところ、
今後も、井上プロの受賞作品、つまり世界一になった次の写真を、行政として、展示する予定は全くないそうです。



そこまで無視される扱いなら、
東川町に住んでいる意味などないですよね!

「写真の町」だと宣伝しているから、きっと地元の写真家を大切にする街だろうと考え、彼は期待して住んだはずなのに…。

だったら、
美瑛町に移住した方が良いと思います。

美瑛町から、僕と二人で世界に発信した方が良い!

僕はそう感じています。

そんな町からさっさと出て、引っ越そう‼



・・・・・・・・

ここからは、Kentの宣伝広告なので、興味のない方は読まなくても結構です!



『ケント白石の科学的写真術講座ご案内』約4分間


講座では受講生が投稿した写真を動画で講評する事もしています。さらに世界に発信するための「意識」について、ブランディングを交えた講義もしています。また僕や井上プロが提供したRAWデータを受講生の皆さんが現像する課題も行っています。また受講生がどんどん海外で活躍し始めています。
そして、
僕の写真術講座は受講生が全国にいるので、皆さんが各地で盛んにオフ会を開いています。受講生の皆さんが自ら積極的に活動するのもこの講座の大きな特徴の一つだと思います。
4月は受講生の協力によって、東京のソニーストア銀座で公開講義、および六本木のDMM本社で写真講評会を開催しました。また9月に室蘭で開催される『撮りフェス』も受講生が実行委員のメンバーです。

また11月には、九州・沖縄でも写真講評会を開く予定です。

さあ僕や井上プロと一緒に「科学的写真術」を学びたい方は次へどうぞ!すでに多数の皆さんが受講されています。

ケント白石の科学的写真術講座

(#^.^#)
ケント白石

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Kent Shiraishi is a Photo Producer and SAMURAI Photographer.
When it comes to art and design, the hottest thing out of chilly Hokkaido is photographer Kent Shiraishi. Mac enthusiasts working on the latest Apple operating system probably already have one of his simple yet arresting photographs – “Blue Pond and First Snow” – as wallpaper on their laptop screens. The Blue Pond, which Shiraishi has captured in every season, is fed from a volcanic hot spring, so its hyper-natural turquoise color can be partially explained by the presence of minerals.



Professional & SAMURAI Photographer Kent Shiraishi
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