味も話題も今が旬のスイカ。 おいしく、楽しく食べる方法を徹底調査!
「すごい行列が奥まで続いています」
多くの人が並んでまで、求めていたのはスイカ。
これは日本一の大きさを誇る、富山・入善町(にゅうぜんまち)のジャンボスイカ!
最も大きいもので25キロもあるんです。
それが無料で振る舞われるとあって、700人以上が並びました。
「夏といえばスイカですね」
「夏の果物」を街で100人に聞いたところ「スイカ」と答えた人はおよそ8割。
圧倒的な結果に。
食べるだけではなく、こんな楽しみ方も…。
「(スイカを)ドレス状に切って、(自分に)合わせて写真を撮るっていう遊びをしてかじりついた」
最近話題のスイカをドレスに見立てて写真を撮る「スイカドレス」。
涼しげでSNS映えするとして世界中で人気に。
さらに表面に花などの模様を彫る、フルーツカービングも話題になっています。
味も話題も今が旬のスイカ。
おいしく、そして楽しく食べる方法を徹底調査します!
まずはスイカの切り方から。
家庭では普段どのようにスイカを切っているのか?
実際に切ってもらいました。
こちらの女性は…?
まず1玉を縦に半分に切ると、
さらに半分、4分の1にします。
そして…。
「うちはこれぐらいの厚さ」
ひたすら垂直に切り分けました。
一方、こちらの男性は少し違います。
4分の1までは一緒でしたが、さらに半分8分の1に。
そして…。
「半分にしていく感じですね」
中心から斜めに包丁を入れ、最後に真ん中を縦にカット。
スイカの中心から放射状に切り分けました。
ほとんどの人が、この2つの切り分け方のどちらかでした。
100人に聞いたところ、垂直に切る人が52%。
中心から放射状に切る人が42%でした。
ではどちらの切り方がよりおいしいのか?
スイカの達人は?
「中心が1番甘いのでその中心部分がみんなに均等に切り分けられるように」
答えは放射状。
この切り方なら甘い部分が均等に行き渡るからです。
さらに、達人おススメのパーティー向けの切り方も教えてもらいました。
まずはスイカを中心から輪切りにして、
何枚か重ねます。
これをピザのように放射状に切ります。
この置き方と切り方なら、運びやすく、手にも取りやすくなります。
そしてこんな切り方も。
4分の1に切ったスイカの両側の面から
切れ込みを入れ、
横に等間隔に包丁を入れるだけで…、
なんと一口サイズで取ることができるんです。
さらに包丁を使わずにカットする方法も。
まずはこちらのアイテム。
ポイントはこの先端の部分です。
先端の部分をスイカに差し込んで引くと、スイカの内側をカット!
そして、カットした部分を挟んでつかむと、そのまま取り出せるんです。
また、こちらのアイテムは
輪切りにしたスイカに押し当てるだけ。
型からスイカを外すと…
持ち手のあるミニスイカが作れちゃいます。
続いてはスイカの食べ方を調査。
「絶対かけます、塩」
「塩かけないで食べる人は人生4割くらい損しています」
「かけないです」
「なんでかけるんですか?」
塩をかける派とかけない派で論争が勃発!
「かけません」
「かけません」
「かけます」
「刺身に醤油、餃子にタレ、スイカには塩です!」
「ありえない」
「それスイカのドーピングだから」
100人に聞いたところ、かける派が44%、かけない派が56%。
真っ二つに分かれました。
ではどちらの食べ方がより良いのでしょうか?
「昔は甘さの足りないスイカが多かったので塩をかけていた人が多かったのかなと思います」
スイカは昔と比べ、品種改良によって甘味がアップ。
今ではそのままでもおいしく食べられるため、基本的に塩はいらないといいます。
ただ塩をかけるメリットも。
まず、夏場の熱中症対策になります。
さらに、たくさん食べたい時、味に変化をつけられるといいます。
では、海外ではスイカに塩をかけることはあるのでしょうか?
「僕らは使わないね」
「調味料のようなものは使わないわ」
アメリカやイギリスなど、話が聞けた12カ国の人は、塩をかけずそのまま食べると回答。
一方で、塩以外の何かをかけるという国も。
まずはメキシコの親子。
「チリ カライ!」
「メキシコは何にでもスパイスをかけちゃうんだ。甘さは残っているけど辛さも味わえるんだ」
さらに別のメキシコの方は。
「好みでライムかレモンをかけるわ」
「とてもおいしいわ」
続いてはインド。
「コショウを加えてみてパンチを効かせるの」
インドでは塩もかけますが、コショウをかけるのもおススメだそう。
さらにトルコで多かったのが…。
「よくチーズと一緒に食べるわ。日本のチーズと違う、白いチーズよ」
スイカにチーズ!?
本当なのか?
実際にトルコ料理店を訪ねてみると…。
コース料理のデザートとして出されたその一品。
確かに、スイカに細かく削ったチーズがかけられています。
一体どんな味なのか…!?
「不思議。さっぱりしているので食べやすいです。スイカとチーズ合うんですね」
トルコの一般的な家庭では、ご覧のような大きく切ったスイカとチーズが、
夏の朝の定番だそうです。
ということで、海外の人が教えてくれた、4種類のスイカの食べ方を用意。
果たして日本人の口に合うのでしょうか?
試してもらいました。
「めっちゃ辛い」
「スイカに塩かけた感じにコショウの辛みが出た感じですね。おいしくはないです」
「めちゃおいしい。ライムですごく爽やか。さっぱり食べられる」
30人に食べてもらい、ライムがぶっちぎりの1位。
チーズは8人、チリとコショウは1人ずつでした。
ちなみに、スイカは完熟で収穫されるため、買ったその瞬間が食べごろです。
みなさん、早めにお召し上がりください。