天才伊藤浩士先生の末の世の憂鬱ブログ

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 1918年に日本で米騒動が起こります。当時の日本は就労者の8割が農民という農業国で、作物の大半が米であったにも関わらず、米が足りなくて暴動が起こるような国でした。

 

 日本の農業は江戸時代と殆ど変わらない手作業で、狭い耕地を耕作している効率の極端に悪い産業であり、近代化で農業以外の産業の就労者が少し増え、人口も増えると、たちまち米が自給できなくなるという体質を持っていました。

 

 本来であれば圃場整備事業をやって日本の農業の効率化を図るべきなのですが、それをやると金が掛かるので、政府は米不足のしわ寄せを朝鮮に持って行きます。

 

 朝鮮で灌漑を整えて米を増産する事業を始めます。灌漑設備を作った費用は水利料というかたちで朝鮮の農民に負担させます。ネトウヨは日本が朝鮮を整備してやったと言いますが、その費用は常に朝鮮人が被ることになっていました。

 

 灌漑設備で確かに米の収穫量は増えましたが、米の収穫量が増えると税金が高くなります、それに加えて高い水利料に苦しみ、現金を得るために産米の殆どを日本の商人に売り払わねばならない状態に追い込まれます、こういう時には日本の商人は悪辣に買い叩きます。そして日本が満州から輸入している粟や高粱などの雑穀が、朝鮮の農民の主食になってしまいます。

 

 朝鮮の米の飢餓輸出と呼ばれるものですが、日本は、朝鮮の農民から米を取り上げることによって国内の米不足を解消することができ、満州からの雑穀の輸入でも利ザヤを取ることができ、米の増産で税収も増えます、美味しいことばかりなのです。

 

 これが日本国内であれば、灌漑設備は国費で作るでしょう、国費で作ってもそれで米が増産されれば国としては損はしません。ところが植民地である朝鮮では貧しい農民の負担で作らせる、高い水利料を取ることによって、増産された米を全て日本が召し上げるような仕組みを作ってしまうのです。それが日本の植民地支配です。

 

 ところがネトウヨはこの収奪の仕組みを見ることなく、日本の支配になって米の生産量が増えている、日本は韓国に対して良いことばかりしてあげていたのだ、そんな植民地支配があるはずがないと主張することにより、歴史を偽造して行くのです。

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