昨日の続きになります。
ネトウヨが唱える、韓国人はエベンキ族であるという主張は矛盾だらけです。今までの説との間に矛盾があるのは新説の場合に仕方がないこととしても、自分たちが主張している事柄との間に大きな矛盾が存在しています。
ネトウヨは、韓国は長年に渡って中国の植民地支配を受け、毎年美女3000人と収穫高の半分を朝貢していた。そのために一切の自主性を失い、自分たちの力で国を運営する能力も産業を興す能力も持たず、売春と泥棒以外に産業が無く、日本に依存して生きていくことしか出来ない民族になってしまったと言っています。
エベンキ族は、ネトウヨの主張に従えば、植民地支配をしていた宗主国の中国に一切知られず、日本への亡命者を出すことも無く、1人残らず韓人を抹殺して入れ替るという、今までにどの民族もやったことのない完璧な侵略を行えるほどの能力を持っていた、凄い民族ということになります。
そのエベンキ族がどうしてそれまでの韓民族同様に、中国の植民地支配を受けて毎年美女3000人と収穫高の半ばを朝貢していたのか。
さらにネトウヨは、高麗も朝鮮も、中国による収奪で大変に貧しく、著しい女性不足をきたしていたと主張しますが、ならばどうしてエベンキ族は、貧しくて女性不足の状態になるために朝鮮半島を侵略しなければならなかったのか、今まで住んでいた地にそのまま居れば、中国の収奪を受けることもなかったのに、そのような貧しい韓人に成りすますことに民族としてどのようなメリットがあったのか、なにひとつ合理的な説明は為されていません。
自分たちが主張している韓国人の姿や朝鮮半島の歴史との間の矛盾を、一切調整しないままこの現在の韓国人はエベンキ族であるとする説は唱えられているのです、どうしてそうなったのかは明日説明させていただきます。