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第六十六話『キッショ~』
宜しくお願いします。
人類の、とはいかないが、少なくともメハデヒ王国軍の兵站と輜重兵に対する情報は、長年に亘って王国と対峙してきた妖蟻族や妖蜂族の蟲による諜報活動で入手したものと、ヴェーダを擁する俺達が入手した情報の二つがある。
妖蟻と妖蜂の眷属が得た情報はヴェーダが全て把握しているので、重複する情報や誤認識、誤解や食い違った情報など、与えられた情報によって俺達が混乱しないようにヴェーダが一旦纏めて整理し、脳内やステータス表示欄からいつでも閲覧出来るようにした。不要と思われる情報も一応閲覧出来る。
早速、整理された情報をステータス表示欄から閲覧していたカスガとアカギが、感心しきった様子で唸った。
「……お見事。さすがは姉上様よな」
「そうねぇ、こんな報告が上がってきたら……」
「私ならコレを纏めた者を諜報部には置かん、内務卿に据えて国内行政を任せる」
「名案ねぇ。見てこの数字、知らなかったわぁ。ほらココも、人間と軍用動物の年齢・性別・体格別に分けられた一日平均糧秣消費量と費用、分かり易いわぁ。従軍民間人の項目もあるわねぇ、それにコレ」
「ん? あぁ、こちらも妖蜂語と魔族語併記だ。恐らく、念じればどのような言語でも併記されるのではないかな?…… ほら」
「あらヤダ本当、スゴイわねぇ~」
二人は何やら楽しそうだ。
左右からカスガとアカギに寄り添われ、間に挟まれた俺は黙々と石を食べながら脳内で情報閲覧。
ん?
今食べたミスロリ銀は甘いな、あぁ、精錬済みのヤツか。
美味い、が……昼間食べたミスロリ銀鉱石の方が栄養有りそう。
『鉱石、鉱石から還元製錬した金属、それを精錬した金属、この順に栄養価が下がります。自然金はその限りではありません。鉱石に限らず、未加工の鉱物ほど栄養価は高いとお考えください』
なるほど。
鉱石のまま食べた方が良いな。
今度は宝石食べてみよう、原石。
ちなみに、今の俺はゴリラ状態です。石を食べ易いので。
そんな感じで石をポリポリ食べながら、他の四人を見てみると、メチャとラヴはアカギ達と似たような遣り取りをしている。こちらも楽しそうだ。
イセとトモエは姉の隣に座って瞑想状態、そこに隙はまったく無い。トモエは脳内閲覧をしているようだが、イセは鼻提灯を膨らませている。彼女はあの状態で知識を蓄える事が出来るらしい、睡眠学習かな?
そろそろ討議を再開しよう。
討議と言うか、俺の矯正会だな。
「ヴェーダの纏めを見ると、メハデヒ王国の兵站と言うか『軍事』に関する大まかな全体像が浮かんでくるが、とりあえず『輸送』について知りたい。輜重兵科は存在しないので、『輸送兵・輸送隊』として扱う」
「よかろう、では輸送隊に関して我々が確認している事を挙げていこうか。トモエ」
カスガの急なキラーパスだ、大丈夫かトモちゃんっ!!
しかし彼女は動揺する事無く、ゆっくりと目を開き、華麗にボレーシュートを決めた。今日は一度も俺の方を見てくれないね、君。
「メハデヒ王国軍北方騎士団、並びに軍属の人間に『影沼使い』は居ない。軍以外でも同じだ、人間や獣人が【影沼】を扱ったという目撃情報は先帝陛下の御代以前にも無い。ヴェーダ姉様がお纏め遊ばした情報通りならば、メハデヒ王国北部に居る人類で【影沼】を扱える者は存在しない」
「人間も獣人も【影沼】使えねぇんじゃねぇのか?」
「だ、旦那様よ、今は、情報の確認で……」
「ナオキ、推測はマダ、だよ?」
「あ、イセお早う。そうだな、今は正確な情報の確認だ。スマンなトモエ」
「別に……ぃぃ」
トモエはそう言って再び瞑想に入った。
頬が赤いので可愛いが、君はいつ、どうやって、俺が今まで持っていたコップを奪った? 何故その中身は空なんだ? いつ飲んだ?
影沼使いの事より気になるじゃないか……
とりあえず、喉が渇――ングッ……ン、ン……!?
……これは、妖蟻酒!? 何故、俺の口に酒が……ッッ!!!!
なっ…… なん、だとっ!!
イセ、君は何故、唇に『小石のつぶ』が付いている?
その手に持つ妖蟻酒の壺、いつの間に封を開けた?
何だこれは、彼女達の動きが見えなかったのか……
『これが、能力差と言うものです』
バカな、圧倒的じゃないか……
彼女達は今まで本来の『力』を見せていなかったのか?
『能力を誇示する者も居れば、彼女達のように隠す者も居ります。人類も同じです、身体能力値の改竄、スキルや称号の隠蔽、ステータスの不可視化…… 能力を隠す者達の多くは、国家機関による召集を避ける傾向があります』
あぁ、なるほど。
表には出て来ない『影沼使い』も居る、かも知れないって事か。
『如何にも。無論、私に隠蔽等の誤魔化しは通りませんので、能力を隠した者が現れた場合は即座に看破出来ます。しかし、“今のところ”そのような者は居りませんでした』
解った、影沼使いは居ないと判断するにはまだ早かったな。
能力を隠すヤツの存在も頭に入れておくよ。ありがとう。
って、お前がイセとトモエに何か言って、さっきのアレやらせたのか?
『いいえ、先ほどの行為は彼女達の趣味です。ちょうど良いタイミングでしたので、貴方の為に活用させてもらいました』
「そりゃどうも」
「ん? 何だその顔は、姉上様に叱られたか?」
「あらぁ~、悪い事したのぉ?」
「まぁ、そんなところだ」
カスガとアカギに頭を撫でられながら、反省。
隠蔽スキルなんてモノは初耳だったが、そんなモノが無くても能力を隠そうとする奴は必ず居る。俺だって必要が有れば隠す、いや、身を隠す。
自分の立場で考えれば当たり前の事。
逆に、目立ってナンボと言う考えの奴も居るだろう。
人の行動原理は様々、枠に嵌めて考えるのは危険だ。
俺が理解出来ない事、納得しかねる事、そんなモノは相手に関係無い。
その辺りを念頭に置いて、もっと視野を広げる必要がある。
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
さぁ、仕切り直しだ。
トモエが挙げた点は二つ、メハデヒ王国軍の北方を護る王国騎士団と軍属、そして北方に住む人類に『影沼使い』は居ない。
では、人類以外ではどうか?
ヴェーダが纏めた情報では、ダークエルフが六名ほど居る。
その六名はメハデヒ王国北東に位置する『デイヴィー・ポン・エロフソン公爵領』に奴隷として囚われている。公爵領はスーレイヤ王国と国境を接しているので、軍事面で優遇された領地だ。
そんな土地に輜重兵として重用されるダークエルフが、たったの六名しか配備されていない事に驚くが、これには理由がある。
初めに指摘しておくが、一つの領地にダークエルフ六名は多い。
辺境伯領でさえラヴ一人。アイニィ達三人が居たのは大国スーレイヤの伯爵領、その伯爵領にヴェーダが大量の蟲を派遣して調査した結果、43名のエルフと112名のドワーフ以外、他の魔族もダークエルフも居なかった。
話は逸れるが、伯爵領で囚われていたドワーフとエルフは、アイニィ達が装着していた隷属の首輪をヴェーダが解析し、救出部隊であるメーガナーダやハイエルフ五人衆、そしてアイニィ達三人のダークエルフに首輪の解除法を学ばせ、先日救出に向かわせて無事保護した。
ヴェーダの指示とハイエルフ五人衆が居れば、既に死属性拘束や即死トラップは恐怖の対象ではない。今後、人類の皇族や王族は、隷属魔道具の改良や術式の研究開発に忙しくなるだろう。
そう言う事で、話を戻す。
ダークエルフやエルフと言った魔力の高い種族は、体内に宿す魔核の体外魔素吸収が著しい為、大気中に含まれる魔素量の多い場所に住む必要がある。
例えば、魔窟やダンジョンの付近はどこも大気中の魔素が豊富だ。魔素放出量はダンジョンや魔窟の成長度合いよって大きく異なるが、生まれたての超低難易度魔窟であっても、その周囲半径100km圏内は新鮮な魔素で覆われている。
魔力の高い魔族達は自然とその周囲に集まるわけだが、如何せん魔窟やダンジョンの周囲は人類の街『迷宮都市』が出来上がっている。こうなると魔族達は近付けず、魔素放出の中心地から最も近い安全な場所に腰を据えるが、高確率で人類に発見されて集落を滅ぼされる。
その際、【影沼】を扱えるダークエルフと、夜間はほぼ無敵の上に身を隠す能力に長けたヴァンパイアだけは生存率と逃亡成功率が異常に高い。
敵襲を察知した時点で、ダークエルフ達は家族や自身を影に沈ませて逃亡を図る事が出来る。しかし、魔術封じの手段を使用されてからの不意打ちや、隠密スキル等の身を隠す能力で不意打ちされると、【影沼】や三属性魔法を駆使する事無く隷属魔道具を装着されて捕縛される。
そういった不幸は少なくないが、それでも彼らを捕縛する事は至難の業と言っていい。
長命で魔力の高い魔族は数が少ないので、集落の発見も難しい。
そして、エルフとダークエルフは、排卵・受精・着床・妊娠までに掛かる日数が人間の約五倍、妊娠から出産までの期間は六年と長い。一組の夫婦が一児を儲ける為には最低でも六年以上必要となる為、両種族の年間人口増加率は極めて低く、必然的にこの世界で最も数の少ない魔族となった。
実際は純血種ヴァンパイアの方が少数だが、彼らは生気を失った劣化同族を量産出来るので除外する。人類も含めて最も少ない種族は俺。
皮肉な事に、その少数魔族であるエルフとダークエルフは、両魔族の有用性を知った人類によって虐殺の対象から捕縛の対象に変更され、絶滅の憂き目から免れている。
しかし、ダークエルフはヴァンパイアに次ぐ逃亡成功率を誇る『逃げ巧者』、エルフとは違って奴隷落ちする者の数は極めて少ない。
奴隷ダークエルフが少ない理由は以上だ。
ちなみに、純血種ヴァンパイアは【闇の湖】と言う【影沼】の上位互換魔術を扱える。彼らの存在もメハデヒ王国北部では確認出来ていない。
こちらが確認出来なかったダークエルフやヴァンパイアが闇に潜んでいるという可能性は有るが、身を隠せると言う事は囚われていないと言う事だ。そんな彼らを人類の輸送手段として数える必要は無い。
ヴェーダの注釈を挟みつつ、こういった基礎知識を皆で共有した。
「って事は、闇魔法以外の収納魔術を扱える者の数と、異次元袋などの魔道具所持数が敵の輸送能力を測る鍵になるな」
「王国の人間共は異次元袋なる魔道具に小虫以外の『大きな生き物』は入らんと思っておる、今現在も蟲を使って観察しておるが…… 国の大事と言うのに、北部への兵士輸送はノンビリ徒歩だ。我々の採る輸送手段とは違う、王国軍の兵と軍用動物は異次元袋での輸送対象から除外していい」
「そうねぇ、あとは…… 翼竜の数かしらぁ、『翼人』は関係無いわねぇ」
兵と軍用動物を輸送対象から除外していいと言うカスガ、その二つを除外すると『普通の物資輸送』だ。大部隊を密かに万全の状態で展開させるといった事も出来ない。収納魔術使いや異次元袋がいくつ有っても『物』以外の輸送量は増えない。
輸送される物資に大量の魔導兵器や銃火器等が含まれる場合、それを敵陣に運ばれるのも奇襲で大量に放出されるのも厄介だが、魔導兵器も銃火器も数が少ないので現実的に難しい。大型魔導兵器は一国に数個、大量破壊魔導兵器に至っては所有していない国の方が多い。
無論、魔導兵器以外の危険な武器も存在するが、ほとんどが勇者専用武器なので、その数はもっと少ない。
ダンジョン産異次元袋も魔導兵器ほどではないが少ない。しかし、技術力の高い国では異次元袋の類似品開発に成功している。収納出来る物の重さに制限は無いらしいが、魔道具の種類によって収納出来る体積が変わる。平均して2立米、2千リットルの水が入る大きさだ。
劣化袋の量産にはまだ至っていない、しかも高価だ。だが、ダンジョン産の異次元袋よりは入手し易い。
とにかく、人類は物資を大量に詰め込む『コンテナ』は確保している。
次に重要となるのは輜重車、荷車や幌馬車といった運搬車両などだが、メハデヒ王国ではこれらを軍で多用しない。コンテナである異次元袋を所持した者は馬か翼竜に乗って移動する。辺境伯率いる領軍では馬だった。
敵は大量の物資を空輸という手段で運搬出来るわけだ。
アカギはその点を踏まえて『翼竜の数』を挙げ、『翼人』を除いた。
翼竜は両腕が翼となった『竜』の亜種、背中に翼を生やした『飛竜』とは別種で、中級下位の亜竜である為、飛竜に比べれば格段に従魔化し易いが、メハデヒ王国ではハイジクララ山脈にしか生息していないので、王国内の冒険者や兵士による捕獲は厳しい。
その上、クララ山脈に棲んでいた群れの一つは俺の眷属となった為、捕獲出来る機会は大幅に減った。
既に捕獲されていた個体や、隣接三国経由で購入された個体は、従魔として王国各地で活躍しているが、その数は少なく、王都の翼竜隊に居る30頭や南方の離島に配備された数頭を除けば、高ランク冒険者や異世界人が個人で所有する従魔しか居ない。海路によって輸入されたワイバーンは居ないようだ。
このように、メハデヒ王国内のワイバーンは少ないが、空輸での物資運搬能力は侮れない。二頭以上で駕籠を吊るせば二個分隊10名以上を高速で運ぶ事が出来る。その中に異次元袋を持った者が居れば、戦術や戦略の幅が更に広がる。
しかし、『翼人』が輜重車としての役割を果たすのは少々厳しい。いや、兵站に関わるのは無理だろう。
翼人は妖鳥族とは違って背中に翼を有する魔族。人間の背に翼が生えた容姿と言えば分かり易いだろうか。
彼らは空を飛ぶ事が出来るが、ハーピーなどの妖鳥族より飛行速度が遅い。そして力と魔力が弱く、オツムは更に弱い。
蝋で固めた翼で大空を飛び回ったギリシャ神話のイカロスは、太陽に近付き過ぎた為に翼が溶けて墜落死したが…… 自分の翼を蝋で固めた為に重過ぎて飛べず、身動き出来ぬまま太陽に照らされ続け、熱中症で倒れて周囲に迷惑を掛けながら救急車を呼ばれるのが、翼人だ。
彼らもまた、ある意味『ビ・アンカ』なのである。
翼人を隷属化しても、力が弱過ぎて大きな荷物や人間を運ぶ事は出来ない。オツムの弱い彼らに異次元袋等の貴重な魔道具を持たせて空輸させるなど、負けの決まった博打、とてもじゃないが空輸は任せられない。
隷属状態であったとしても、『真っ直ぐこの地点まで飛んで行け』程度の命令では目的地に辿り着けない。かなり詳細な命令を下さなければ、上昇も下降も障害物回避もせずに目的地を忘れて力尽きるまで飛ぶ。放っておけないにも限度がある。
レベルを上げて知力を上げれば、簡単な任務程度ならこなせるだろう。しかし、人間はわざわざ力も頭も弱い魔族のレベルを上げてまで使役しようとは考えない。
残念な事に、翼人は多くの人類にとって奴隷対象ではなく『ハンティング』の対象なので、捕獲された場合は王国貴族によって買い上げられ、翼人狩りの獲物として殺害される場合が多い。
以上が、翼人を兵站業務から除外する理由だ。
むしろ軍事全般から除外出来そうな気もするが、油断は禁物。爆裂魔道具抱えての特攻命令に元気いっぱいの笑顔で応える彼らの姿が目に浮かぶ。
おっと、カスガが纏めてくれそうだ。
「王国軍は軍需物資の輸送を陸と空の両方選べる、しかし、今のところ陸運が主流か。後方支援を担う兵站、兵站業務を担う輸送兵と民間の軍属、情報を見る限りではどちらも惰弱、兵站に至っては各種施設の建設も機関を置く様子も無い」
「辺境伯との戦いでは、辺境伯が居たテント以外に張られたテントは無い。施設と言えばあのテントだけだったな。そもそも後方支援部隊が居なかった」
「フッ、結界に護られる事に慣れた弊害か。王国軍はスーレイヤ王国との小さな戦いでも毎回同じ行動を執っている。全ての兵站業務を安全な結界内で前線にて行うという面白い行動を、な」
「豪胆ねぇ~」
「クックッ、スーレイヤはマトモな兵站が有るようだがね」
「う~ん、両国のその~、軍事レベルの開きは何?」
『異世界人に関わった臣民の数と回数の差です』
「あぁ…… メハデヒは、多いんだ?」
『滅亡は時間の問題、そう考えられるほど』
「ほぅ、姉上様よ、それはメハデヒ王国に居る異世界人が多い、と言う意味ですかな?」
『いいえ、メハデヒ王国に属する勇者は三人ですが、三人が三人とも困っている民衆を救う為の旅が大好きなようで、国内を隅々まで回っています』
「何それ、スゲェ迷惑」
「フッハッハッハ、それは重畳、さすが勇者よ」
「姉上様、辺境伯の娘婿は、それどころではないと思うのですけどぉ」
『娘婿勇者は嫁を辺境伯領に置き、義父の葬儀に参加せぬまま配下の女性五名を引き連れ“懲罰”の為に教国へ急行し、大聖堂に押し入り教国の聖女と面会しました』
「そりゃぁ、何を話したか気になるな」
『大聖堂には強力な結界が張られている為、中の様子は分かりませんでしたが、30分ほどで大聖堂から出て来た娘婿勇者は、配下の五人に慰められながら泣いていましたね』
「理由を知りたいんだが……」
『大聖堂に出入りする修道女達の話によると、聖女と勇者は召喚される前の世界で面識があったようで、勇者を部屋から叩き出した聖女は頻りに『キンモー』と言う呪文を唱えていたとか。勇者は既に帰国していますが、辺境伯の娘を連れずに南へ向かい、海岸付近に大邸宅を購入。その後、配下の五人と共に邸宅へ引きこもりました』
「う、う~ん、そっか。とにかく、メハデヒ王国の兵站事情はある程度把握出来たな。今後も目を皿にして調査を続けよう」
「ナオキ、『キンモー』とは何だ?」
「何だか嫌な言葉ねぇ」
「呪殺魔法だ。唱え続けられると、死ぬ」
さて、次は熟練度の話か。
ついでにコアの話も一緒に出来るかな?
有り難う御座いました!!
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