ニュートン出資法違反事件で初公判
(山口県)
理科教材の制作名目で違法に金を集めたとして出資法違反の罪に問われている、科学雑誌=ニュートンを出版している会社の前の社長に対する初公判が27日、山口地裁で開かれ前社長は起訴内容を全面的に認めた。出資法違反の罪に問われているは科学雑誌ニュートンなどを出版しているニュートンプレスの前社長で東京都の高森圭介被告77歳だ。起訴内容によると高森被告は社長だったおととし2月から去年3月にかけて、小中学生向けの理科教材の制作に出資すれば元本を保証し利息を払うとして、島根県に住む男性など3人から合わせて1200万円を違法に集めたとされている。初公判で高森被告は起訴内容を全面的に認めた。検察側は、雑誌「ニュートン」の定期購読者ら303人から合計6億8700万円を集め、返金しているのは述べ15人、5700万円に留まっている」と指摘、「経済的損失も多額で結果も重大」などとして懲役2年、罰金100万円を求刑した。弁護側は執行猶予付きの判決を求めた。判決は6月22日に言い渡される。[ 4/27 22:03 山口放送]