85/85
第十七話:回復術士はエレンの力を認める
星兎族たちが、魔王と繋がっていることを確信した俺とエレンは、騙されていることを前提に、騙されていることを利用して魔王を倒すための作戦を一晩中考えた。
翌日の早朝、キャロルの使いから集落にいる種族の代表を集めて会議を開くから参加してほしいと連絡を受けた。
会議は昼すぎから始まるらしい。
想定していた展開の一つだ。
その会議で何を話すつもりかも、おおよそ想像がついている。
午後になり、案内されたのはキャロルの屋敷の中にある会議室だった。そこに俺とイヴが向かう。
エレンもいたほうが良さそうだが、彼女の頭脳は切り札だ。むやみに晒すこともないだろう。
星兎族のほかにも五つの種族が集まっていた。
イヴの話では、魔王に目をつけられている種族たちで、黒翼族のように自分の国を失っている種族は少ない。
万が一、国が滅ぼされたときに種族が滅びないようにするために各地にある程度の数の仲間を派遣しており、この集落にも人を送っており、彼らもそれに該当するようだ。
保険としての意味合いの他にも、多数の種族が集まるこの集落で情報収集をするためという意図もある。この集落に集まる種族は、定期的に自国と情報交換を行っているらしい。
会議室の扉を開くと、星兎族の代表であるキャロルが俺たちに向かって手を振ってきた。
「ケアルガ様、イヴ様。急にお呼びして申し訳ございません」
「いったい、これはどういうことでしょうか?」
「昨日、いろいろと考えてみました。ケアルガ様とイヴ様は我々の希望になりえます。そう、耐え忍ぶだけでなく、あなたたちの力があれば、こちらから打ってでれるのです。だからこそ魔王によって迫害されている種族の代表たちに集まってもらったのです!」
キャロルの言っているのは建前だろう。
真の狙いは現魔王に敵対する種族を根絶やしにすること。
そのためにキャロルはイヴを利用した罠を仕掛けるはずだ。
「キャロル様、そういうことですか。俺とイヴもなんとか魔王を倒したいと思っていたところです。あなたたちの協力を得られるのはありがたい!」
エレンが想定していた展開の一つなので対策も考えてある。
どこまで彼女の読み通りに局面が動くかが楽しみだ。
俺とイヴが席に着くと、キャロルが語り始めた。
どうやら、この集落にいるすべての種族が集まっているようだ。
「先日、魔王の精鋭軍が動員され、黒翼族の集落の襲撃が行われました。……あの最強とも言われるグラム・グリム軍です」
多くの魔族たちが、動揺する。
俺は一人ひとりの顔を見ながら、動揺した魔族と動揺していない魔族を色分けする。
動揺したものは、おそらく白。星兎族に騙されている側だ。
動揺していないものは事前に情報を持っており黒の可能性がある。星兎と同様魔王側の種族。
暫定的に三種族は白。二種族は黒とした。
「恐ろしい質を持った数百を超える魔族と魔物による襲撃であり、黒翼族は壊滅は必至。事実そうなりました。ですが……その最強のグラム・グリム軍が壊滅したのです。イヴ様と、伝説の神鳥カラドリウスの力によって! 黒翼族を救うことは叶わなくとも! 見事かたき討ちが為されたのです!」
場が沸きあがる。
魔王軍の精鋭部隊グラム・グリム軍というのは恐怖の代名詞だったらしい。
いや、俺も知っているな。一度目の世界で【剣】の勇者と【砲】の勇者が瀕死にまで追い込まれた。
……手ごわい連中だ。あれをあっさりと倒すのだから、どれだけ神鳥がぶっ壊れているかがわかる。
「星兎族の長、キャロルがここで宣言させていただきます。やっと我々に、勝てるチャンスが生まれた。逃げるのは止めませんか!? 今こそ、虐げられた我らがイヴ様を中心に一致団結し、現魔王を打倒するのです!」
よほど、うっぷんがたまっていたのか、集められたもののほとんどが、この程度の話で乗り気になっている。
イノシシ頭をした魔族が手をあげる。
彼はさきほど、暫定的に白と判断した魔族だ。
「その話だけでは、判断ができん。具体的に魔王の軍勢をどうやって倒したのか教えてもらいたい」
いかにも武人といった趣だ。
経験からして、信用できるタイプ。
キャロルがこちらに視線を送る。俺に答えろと言っているようだ。
「神鳥カラドリウスは病の雪を降らせる。黒翼族の集落すべてに死の雪を降らし、その場にいた魔族と魔物を皆殺しにした。その気になれば、街一つに病の雪を降らせることも可能だ。……魔王のおひざ元の都市に病の雪を降らせれば街一つを殺せる」
あたりがざわつく。
神鳥カラドリウスの力を聞けば、だれもが恐れ敬う。
街一つをたやすく滅ぼす神の力はそれほどまでに強大だ。
「みなさん、聞いたとおりです。さっそく星兎族の斥候を黒翼族の里に放ち、そちらの男性が言ったことの裏が取れております! つまり、我々は魔王に勝てるのです!」
さすがは星兎族だ。凄まじい脚力をもつ彼らだからこそ、一日で情報を集められたのだろう。
「私は提案させていただきます。この力は三日月の出る日にしか使えない。一か月後の三日月の日の前日、いっせいに各地で騒乱を起こします。そして、混乱の中、イヴ様が魔王の都で死の雪を降らし、都の機能が失われたところを一斉に攻めて追い打ちをかけたのち、精鋭部隊で城に乗り込んで魔王を殺すのです! 我々の種族以外の魔王候補の多くは魔王の都で生活している、彼らも殺せて一石二鳥だ!」
笑ってしまいそうになった。
それは、かつて俺が行おうとした作戦と同じだったからだ。
神鳥の力を最大限生かすなら、その作戦しかない。
この作戦にケチをつけるつもりはない。魔王を殺すための最適解だからだ。
計画に魔王軍に漏れていなければ問題なく成功するだろう。
だが……実際は漏れている。
この計画を行おうとすれば、各地で蜂起した魔族たちは即座に待ち構えていた魔王軍にとらえられ皆殺し。
おそらく、イヴも護衛に偽装した刺客によって神鳥を召喚する前に殺される
都を襲撃しようとしていた連中はあっさり返り討ち。こうして魔王に敵対する魔族たちはいなくなる。それこそが、魔王と星兎族の狙いだ。
悪くない作戦だ。
キャロルの誤算は、キャロルが嵌めようとしていることに俺たちが気付いていることだ。
……にしてもエレンはすごいな。
エレンが想定した星兎族の立案と、まったく同じだ。
彼女は限られた情報でこの局面を読み切っていたのだ。
ならばこそ、星兎族の提案した作戦を利用するための策も用意できている。キャロルの用意した策をそのまま乗っ取らせてもらおう。
「皆様! もう逃げ回るのには疲れたでしょう! 戦いましょう! イヴ様と神鳥という切り札が得られたのは僥倖です。この機を逃せば、二度と勝機はない」
キャロルの言葉に、そうだそうだと同意者が現れ、場の熱量が上昇していく。
黒と判断した二種族が煽っているのも大きい。彼らが桜の役目をはたして、残りの三種族も否応なしに盛り上がる。
なかなか芸が細かい。
さきほど質問をしたイノシシの武人はぶすっとしている。そして、再び手を挙げた。
「キャロル、お主が熱くなるのはわかる。そういった気持ちはわしにもあるからな。だが、肝心のイヴ殿の気持ちはどうだ。わしは女子供が戦うのは好かぬ。ましてや本人の意思を無視して無理やり祭り上げられているのは見るに堪えん。イヴ殿の意志を伺いたい」
こいつはいいやつかもしれない。
好きなれそうだ……いや、好きになってはいけない。なぜか、俺が気に入った奴から死んでいく。気を付けよう。
イヴが俺のほうを見てくるので、事前の打ち合わせ通りにしろと伝えた。
「私は戦うつもりだよ。これ以上仲間の死を見るのはいや。奪われるぐらいなら、奪ってやる!」
少女の勇気ある言葉に、大人たちが奮い立たせられる。
イノシシの武人だけは悲し気な顔をした。
「わかった。イヴ殿。我が鉄猪族が貴殿の護衛を引き受ける。我らの力でも盾になるぐらいはできる」
「勝手に決めないでください。グルガ様!」
キャロルがあわてて、イノシシの武人を制止する。
まあ、一番イヴを殺しやすい護衛に息がかかっておらず、なおかつ武勇に優れた種族が付くのは嫌だろう。
「なぜだ? 我らより守りにたけた種族はおらん。だろう、皆の者よ」
よほどグルガという男は信頼されているのか、俺が白と判断している二種族が強く推薦した。黒の二種族は動きづらそうにしている。
さすがにキャロルもここから押しとおすことはできずに、おずおずと引く、グルガ率いる鉄猪族を護衛に任命した。
それから、次々に具体案がでていく。
俺は、そんな中、それぞれの種族の代表を注意深く見ていた。
さきほど、おおまかに色分けしたが、その精度を上げるためにより深く観察する。
誰が味方で誰が敵か。そこを間違えると勝利はできない。
人を疑い続けたおかげで、こういうのを見破るのは得意だ。
エレンの助けもある。エレンがあらかじめいくつかの質問をもたせてくれていた。会話の端々でその質問を織り交ぜ、その答えや反応で、おのずと色分けができる。
結果的には第一印象で感じたのと同じだったが、確信に至ることができた。
そして、仕上げだ。
会議が終わりを迎えようとしていた。
俺は立ち上がり、一人ひとりにあいさつし握手をする。
握手をした瞬間に【回復】をして記憶を調べる。
すべてを読み取るほど時間をかけると、違和感を与えるので、一瞬だけだ。それだと、深くは探れない。
今までの反応と【回復】の結果、白と判断し、なおかつ俺の眼でみて信用できると感じた三種族だけにあらかじめ用意した手紙を握らせた。
その内容は……。
『星兎族は裏切りものだ。魔王に情報を売っている。地図に示した場所で真の作戦会議を始めたい』
【回復】で記憶を覗けても人柄までは見れない、見極めが必要だ。だから、注意深く観察し続けたのだ。
表の会議の情報はすべて魔王に送り付け、そして裏の会議でその裏をかき、やつの喉元に短刀を突き付ける。
さあ、楽しい楽しい騙し合いだ。
きっと手紙を持たせた三種族は約束の場所に来るだろう。
俺が得るのは破滅に繋がる爆弾か、それとも有用な戦力か、あるいはその両方か。
どっちにしろ、面白いことになりそうだ。
今から真の作戦会議が楽しみだ。
いつも応援ありがとう!
7/1に発売した角川スニーカー文庫verの重版分が明日から出回ります!
品切れで手に入りにくかった一巻ですが、手に入り安くなったのでぜひ読んでね! 一度目の世界でケアルが覚醒する熱いシーンが読めるよ!
7/1 角川スニーカーから回復術士のやり直し 一巻が発売
特設HPが公開されました! 特典情報や挿絵が公開中、他にも……気になる方は↓の画像をクリック
なろうで書けないエロと凌辱をしおこんぶさんのエロい絵と共にお届け!
限界を超えてアウトな一冊、是非、ご予約を!
↓の画像をクリックで特設ページに!

+注意+
特に記載なき場合、掲載されている小説はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている小説の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による小説の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。
この小説はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この小説はケータイ対応です。ケータイかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。
小説の読了時間は毎分500文字を読むと想定した場合の時間です。目安にして下さい。
この小説をブックマークしている人はこんな小説も読んでいます!
再召喚された勇者は一般人として生きていく?
異世界へと召喚され世界を平和に導いた勇者「ソータ=コノエ」当時中学三年生。
だが魔王を討伐した瞬間彼は送還魔法をかけられ、何もわからず地球へと戻されてしまった//
-
ハイファンタジー〔ファンタジー〕
-
連載(全378部)
- 11085 user
-
最終掲載日:2017/07/23 11:00
私、能力は平均値でって言ったよね!
アスカム子爵家長女、アデル・フォン・アスカムは、10歳になったある日、強烈な頭痛と共に全てを思い出した。
自分が以前、栗原海里(くりはらみさと)という名の18//
-
ハイファンタジー〔ファンタジー〕
-
連載(全210部)
- 12078 user
-
最終掲載日:2017/07/21 00:00
Re:ゼロから始める異世界生活
突如、コンビニ帰りに異世界へ召喚されたひきこもり学生の菜月昴。知識も技術も武力もコミュ能力もない、ないない尽くしの凡人が、チートボーナスを与えられることもなく放//
-
ハイファンタジー〔ファンタジー〕
-
連載(全443部)
- 12247 user
-
最終掲載日:2017/06/13 01:00
二度目の人生を異世界で
唐突に現れた神様を名乗る幼女に告げられた一言。
「功刀 蓮弥さん、貴方はお亡くなりになりました!。」
これは、どうも前の人生はきっちり大往生したらしい主人公が、//
-
ハイファンタジー〔ファンタジー〕
-
連載(全366部)
- 11589 user
-
最終掲載日:2017/07/19 12:00
LV999の村人
この世界には、レベルという概念が存在する。
モンスター討伐を生業としている者達以外、そのほとんどがLV1から5の間程度でしかない。
また、誰もがモンス//
-
ハイファンタジー〔ファンタジー〕
-
連載(全298部)
- 11934 user
-
最終掲載日:2017/07/22 18:33
聖者無双 ~サラリーマン、異世界で生き残るために歩む道~
地球の運命神と異世界ガルダルディアの主神が、ある日、賭け事をした。
運命神は賭けに負け、十の凡庸な魂を見繕い、異世界ガルダルディアの主神へ渡した。
その凡庸な魂//
-
ハイファンタジー〔ファンタジー〕
-
連載(全359部)
- 11978 user
-
最終掲載日:2017/03/23 20:00
賢者の孫
あらゆる魔法を極め、幾度も人類を災禍から救い、世界中から『賢者』と呼ばれる老人に拾われた、前世の記憶を持つ少年シン。
世俗を離れ隠居生活を送っていた賢者に孫//
-
ハイファンタジー〔ファンタジー〕
-
連載(全121部)
- 13222 user
-
最終掲載日:2017/07/22 05:58
ワールド・ティーチャー -異世界式教育エージェント-
世界最強のエージェントと呼ばれた男は、引退を機に後進を育てる教育者となった。
弟子を育て、六十を過ぎた頃、上の陰謀により受けた作戦によって命を落とすが、記憶を持//
-
ハイファンタジー〔ファンタジー〕
-
連載(全173部)
- 11175 user
-
最終掲載日:2017/07/21 20:00
チート魔術で運命をねじ伏せる
召喚された異世界で、ソージは最強魔術師だった。ゲームの中で開発した魔術理論が、すべて「現実」となっていたからだ。さらにソージはこれから起こる「出来事」を知って//
-
ハイファンタジー〔ファンタジー〕
-
連載(全146部)
- 11468 user
-
最終掲載日:2017/07/23 18:00
無職転生 - 異世界行ったら本気だす -
34歳職歴無し住所不定無職童貞のニートは、ある日家を追い出され、人生を後悔している間にトラックに轢かれて死んでしまう。目覚めた時、彼は赤ん坊になっていた。どうや//
-
ハイファンタジー〔ファンタジー〕
-
完結済(全286部)
- 13178 user
-
最終掲載日:2015/04/03 23:00
二度目の勇者は復讐の道を嗤い歩む
魔王を倒し、世界を救えと勇者として召喚され、必死に救った主人公、宇景海人。
彼は魔王を倒し、世界を救ったが、仲間と信じていたモノたちにことごとく裏切られ、剣に貫//
-
ハイファンタジー〔ファンタジー〕
-
連載(全119部)
- 13008 user
-
最終掲載日:2017/07/18 08:36
進化の実~知らないうちに勝ち組人生~
柊誠一は、不細工・気持ち悪い・汚い・臭い・デブといった、罵倒する言葉が次々と浮かんでくるほどの容姿の持ち主だった。そんな誠一が何時も通りに学校で虐められ、何とか//
-
ハイファンタジー〔ファンタジー〕
-
連載(全101部)
- 11991 user
-
最終掲載日:2017/07/02 11:09
ありふれた職業で世界最強
クラスごと異世界に召喚され、他のクラスメイトがチートなスペックと“天職”を有する中、一人平凡を地で行く主人公南雲ハジメ。彼の“天職”は“錬成師”、言い換えれば唯//
-
ハイファンタジー〔ファンタジー〕
-
連載(全275部)
- 16916 user
-
最終掲載日:2017/07/22 18:00
蜘蛛ですが、なにか?
勇者と魔王が争い続ける世界。勇者と魔王の壮絶な魔法は、世界を超えてとある高校の教室で爆発してしまう。その爆発で死んでしまった生徒たちは、異世界で転生することにな//
-
ハイファンタジー〔ファンタジー〕
-
連載(全499部)
- 12831 user
-
最終掲載日:2017/06/22 23:05
転生したらスライムだった件
突然路上で通り魔に刺されて死んでしまった、37歳のナイスガイ。意識が戻って自分の身体を確かめたら、スライムになっていた!
え?…え?何でスライムなんだよ!!!な//
-
ハイファンタジー〔ファンタジー〕
-
完結済(全303部)
- 13549 user
-
最終掲載日:2016/01/01 00:00
レジェンド
東北の田舎町に住んでいた佐伯玲二は夏休み中に事故によりその命を散らす。……だが、気が付くと白い世界に存在しており、目の前には得体の知れない光球が。その光球は異世//
-
ハイファンタジー〔ファンタジー〕
-
連載(全1436部)
- 11311 user
-
最終掲載日:2017/07/23 18:00
異世界迷宮で奴隷ハーレムを
ゲームだと思っていたら異世界に飛び込んでしまった男の物語。迷宮のあるゲーム的な世界でチートな設定を使ってがんばります。そこは、身分差があり、奴隷もいる社会。とな//
-
ハイファンタジー〔ファンタジー〕
-
連載(全219部)
- 12256 user
-
最終掲載日:2017/03/25 21:22
望まぬ不死の冒険者
辺境で万年銅級冒険者をしていた主人公、レント。彼は運悪く、迷宮の奥で強大な魔物に出会い、敗北し、そして気づくと骨人《スケルトン》になっていた。このままで街にすら//
-
ハイファンタジー〔ファンタジー〕
-
連載(全369部)
- 11214 user
-
最終掲載日:2017/07/11 18:00
魔王様の街づくり!~最強のダンジョンは近代都市~
魔王は自らが生み出した迷宮に人を誘い込みその絶望を食らい糧とする
だが、創造の魔王プロケルは絶望ではなく希望を糧に得ようと決め、悪意の迷宮ではなく幸せな街を//
-
ハイファンタジー〔ファンタジー〕
-
連載(全165部)
- 17575 user
-
最終掲載日:2017/07/22 20:27
失格紋の最強賢者 ~世界最強の賢者が更に強くなるために転生しました~
とある世界に魔法戦闘を極め、『賢者』とまで呼ばれた者がいた。
彼は最強の戦術を求め、世界に存在するあらゆる魔法、戦術を研究し尽くした。
そうして導き出された//
-
ハイファンタジー〔ファンタジー〕
-
連載(全136部)
- 14847 user
-
最終掲載日:2017/07/22 18:59
村人ですが何か?
飯島竜人は異世界に転生し、リュート=マクレーンとなった。
転生先の肉体の最適職業は村人で、家も普通の農家で普通に貧乏だった。
ゴブリンやらドラゴンやらが闊歩する//
-
ハイファンタジー〔ファンタジー〕
-
連載(全91部)
- 11427 user
-
最終掲載日:2017/07/23 11:33
八男って、それはないでしょう!
平凡な若手商社員である一宮信吾二十五歳は、明日も仕事だと思いながらベッドに入る。だが、目が覚めるとそこは自宅マンションの寝室ではなくて……。僻地に領地を持つ貧乏//
-
ハイファンタジー〔ファンタジー〕
-
完結済(全205部)
- 13795 user
-
最終掲載日:2017/03/25 10:00
カット&ペーストでこの世界を生きていく
成人を迎えると神様からスキルと呼ばれる技能を得られる世界。
主人公は二つのスキルを授かり、それをきっかけに英雄と呼ばれる存在へと成り上がる。
そんなありきたり//
-
ハイファンタジー〔ファンタジー〕
-
連載(全199部)
- 12502 user
-
最終掲載日:2017/07/23 06:00
デスマーチからはじまる異世界狂想曲
アラサープログラマー鈴木一郎は、普段着のままレベル1で、突然異世界にいる自分に気付く。3回だけ使える使い捨て大魔法「流星雨」によって棚ボタで高いレベルと財宝を//
-
ハイファンタジー〔ファンタジー〕
-
連載(全534部)
- 14685 user
-
最終掲載日:2017/07/23 18:00
とんでもスキルで異世界放浪メシ
※タイトルが変更になります。
「とんでもスキルが本当にとんでもない威力を発揮した件について」→「とんでもスキルで異世界放浪メシ」
異世界召喚に巻き込まれた俺、向//
-
ハイファンタジー〔ファンタジー〕
-
連載(全373部)
- 16464 user
-
最終掲載日:2017/07/20 23:07
金色の文字使い ~勇者四人に巻き込まれたユニークチート~
『金色の文字使い』は「コンジキのワードマスター」と読んで下さい。
あらすじ ある日、主人公である丘村日色は異世界へと飛ばされた。四人の勇者に巻き込まれて召喚//
-
ハイファンタジー〔ファンタジー〕
-
完結済(全808部)
- 11315 user
-
最終掲載日:2016/11/16 00:00