さー今日はやってみるよーキタコレ！「ネクロノミコン」です！ 最近はアニメ「這いよれニャル子さん」のネタもととして知られている「クトゥルー神話」、これは1940年代から再評価された不世出のコスミックホラー作家H.P. ラブクラフトの作品設定世界なんですが、その世界観の核心として登場する架空の魔導書が「ネクロノミコン」。でもねー不思議なことにそのネクロノミコンが今時アマゾンで買えたりするんですよこれが。

　ロバート・ターナー、コリン・ウィルソン、ドナルド・タイソンなどラブクラフトファンたちによって過去様々な「ぼくの考えたネクロノミコン」たちが創作されてきたのですが、中でも東リチュのイチオシは「サイモン」という偽名で発表された所謂「サイモンのネクロノミコン」と呼ばれる本。実はこれ最近、サイモンとはクロウリー系秘儀結社東方聖堂騎士団（OTO）のお偉いさんでクロウリーリバイバル出版の立役者ジェームス・ワシャーマンその人である、らしい、という線が濃厚になってきたんですね。バリバリ本筋の魔術師が、由緒ある結社の偉いさんとして発表するには憚られるラディカルなアイデアを同人二次創作の体を装って世に放った、めっちゃしっかりしててキワドい魔術書、それが「サイモンのネクロノミコン」なんですわ。かも知れません。違うかも知れません。

　この本の魅力と価値が、出版当時ではなく今だからこそ見えてくる、てのはまーなんとなくわかります。ポストケイオス気分いうか、うまく説明できないけども、たぶん魔術とか詳しくなくても、東リチュファンの人なら感覚的にわかるんじゃないでしょうか。今週と来週、このネクロノミコンを読み解いて実際にやってみた！の回をお届けします。今回は解読編。バンギさんがその場でNecronomicon Spellbookを和訳しつつ、シュメール語教室に通ってたるみたんが呪文の構造を鋭く読み解いていくんがめっちゃおもろいで。こんなん東ポキだけよほんま。楽しんでね。

【追記4/28】
Simonて誰やねんには幾つか説があるんですが、 2012年6月にでたJames Wasserman"In The Center Of Fire"の記述をみる限り、James本人とは別にSimonさんが居るようですね。また"Necronomicon File"の著者Daniel Harmsのブログで執拗に突っ込まれる学術的アラとか脇の甘さとかみるに、やはりJamesぽくない感じ。でもポッドキャストでも触れているように、この本の魅力は学術的な正しさとかじゃないんです。ポストケイオスな"Nothing is true" 的姿勢でガンガンいくのが気持いい、実践魔術のツボを押さえた迫力ある記述なんですね。前述Center of Fireや突っ込みブログで触れられる77年当時のWarlock Bookstoreとブルックリンオカルトシーンのハチャメチャな空気感、めっちゃおもろいんでお好きな方はチェキラウね。

　あとWikiによるとSimonちゃうかと目されているもう一人Sandy PearlmanがなんとあのBlue Oyster Cultのプロデューサー、て書いてあるじゃないですか！？ "We need more cowbell!"のあの人！？ それもめっちゃオモロい。どうなってんの77年ニューヨークオカルトシーン。

　今週のポッドキャストは、1ヶ月ほど前に収録されていたものなんですが、今週リリースするかどうか迷いました。というのも、ボストンマラソン爆弾テロ＆このページを書いている今まさにリアルタイムで進行しているボストンでの銃撃戦が、微妙に今週の話題にかぶって、生々しい不穏さが漂ってしまうんですよね。

　映画「ダークナイト」と「キック・アス」のレビューとして、物語を超えでていく「やってみたらいいねん！」の想像-行動力について語っているのですが、話は「非常にデリケートな話題」に突入しつつ、バンギさんのキワドい逸脱哲学に肉薄していきます。

　まーこのキワドさは「ダークナイト」と「キック・アス」という2本の作品が孕むもの、なんですが、想像力-芸術と制度-秩序の間にある高いテンションの狭間に踏み入る今週のトーク、ともすれば誤解を招くかなーどうかなー？て今まで悩んで、やっぱりリリースすることにしました。東ポキリスナーの皆さんなら別に誤解は招かないでしょ、てことで。あとこの後世界がどうなるかわかったもんじゃない中、1ヶ月前に収録したこの話題は一種のシンクロニシティの記録として、とりあえず世に出しておくべきかなと思ってね。

　ていうか「ダークナイト」と「キック・アス」がキワドいねん！ていう、か今この世界がめっちゃキワドいねん！ きいてね。

<ご注意>今回番組内でなにか不謹慎に感じられる内容があったとしたら、一息ついてからもう一度、落ち着いて聴いてみてください。

　今週はお待ちかね【やってみよう】シリーズ。西洋魔術とか魔女術とかやろうと思うと最初にぶつかる実践面での難関、Invocation（インヴォケーション / 召喚）をやってみたよ！

　インヴォケーションはまー一言でいえば神降ろし。心理学的に説明したら、制御された多重人格状態。ぶっちゃけ言えば役者が舞台でいつもやっている「それになる」ということやね。

　西洋魔術では祈祷文を読んで言語的なトリックを自我に畳み掛けていって、がー高揚してホルスとかジュピターとかの神さんに「なる」技法があるんですけど、これってギリシャ悲劇の伝統あってのものと思うんですね。学校で演劇の授業がある欧米と違って日本ではこの「なる」て感覚が身近じゃないというのが、いまひとつ日本人にとってインヴォケーションが苦手、分かりにくい原因じゃないかなと思うんです。

　人格というには言語で編まれた網であってうんぬん、語り始めたらそれこそ長い話しなんでまた別の機会にしますが、まーやってみたったらええねん！といつもの東リチュいノリでやってみましたよ。るみたんがバフォメット、バンギさんが浪速のバシャール、友ちゃんがお稲荷さんを召喚して楽しく語らった。きいてね。

　この時るみたんバフォメットが受信してがーメモした謎の暗号メッセージは以下の通り。後日ゲマトリアとかで解析したら結構面白かったんですが、それもまた今度載せるね。みんなもゲマってみて。なんか発見したら教えて。

「バフォメットの暗号通信」続きを読む

<ご注意>東京リチュアルは皆さんがインボケーションとかやってみた結果生じる問題に関して一切責任を負いません。心臓、呼吸器、精神疾患などある方は医師と相談の上自己責任で楽しんでね。これって俳優さんとか「ごっこ遊び」とおんなじあれですけど、でもまー役者さんも役作りでおかしくなったりもしますから、もし具合悪くなったら心療内科の先生に相談してね。ていうかそもそもこういうサイトみたらあかん！ちょっとお休みしたら大抵のことは大丈夫。世界は滅びない。大丈夫。

　今週は神仙道はじめ様々な東洋系霊術・占術の実践・研究家で、雑誌スターピープルでの好評連載「神仙道入門」や大阪・アメ村の占い館「千里眼」での鑑定と大活躍中！ 御影舎朔（みかげのやの さく）さんをゲストにお迎えして語らったよ。

　朝は神職、昼は道服、夜は法衣を着るような日々を過ごしているという朔さん、東洋系では珍しい！めっちゃケイオスや！てところからるみたん・バンギさんと仲良くなった訳ですが、やっぱりおもろい話が止まりません。極めて魔女チックだった筈の日本の巫女の源像から今の清楚な巫女像にシフトした経緯、国学者・平田篤胤の誤解されたグローバルな神仙道ヴィジョン、アメノウズメ、山幸彦・海幸彦、カインとアベルetc... いやーこんな話きけるんは今のところ東京ポッドキャストだけやね。ほんま。

　そんな朔さん、そもそもなんで神仙道なん？ そしてウィッチクラフトとか西洋魔術とのご縁は？ディープな話てんこもり。楽しんでね。

御影舎朔さんブログ：歳星日記　～ex oriente lux～

【イベント情報】
セレマの聖なる3日間
アレイスター・クロウリー「法の書」
ちゃんと！朗読会 2013 on Ustream

去年大好評だった「こどもほうのしょ」朗読会に引き続き、今年もやります「法の書」朗読会。今年はOTO公式訳をテキストに「ちゃんと！」する聖なる3日間。Ustreamで無料ライブストリーミングです！

【日時】
4月8日 0:00AM〜 第一章 朗読・谷崎榴美
4月9日 0:00AM〜 第二章 朗読・ 御影舎朔
4月10日 0:00AM〜 第三章 朗読・バンギ・アブドゥル
（日付変わってすぐの深夜です！お間違えなく）

【ストリーミングURL】
http://www.ustream.tv/channel/ちゃんと-法の書朗読会

【動画保存庫】
ニコニコ動画 / Youtube

　今週は松岡友ちゃんも交えて、巷で密かにヒートアップしているというARG（代替現実ゲーム）シーンについて語らってみたよ。

　ARG (=Alternate Reality Game)いうて、テーブルトークRPGとかバイラル広告キャンペーンとかともクロスオーバーして幾つかのチームがせめぎあっているというこのシーン、詳しいことは「ARG情報局」とかWikiとかみてフムフムして。

　現実感そのものを浸食していくフィクションとゲーム性ってすっごく今の時代っぽいし、実はこれ東リチュ的見解としては魔術結社や魔女カブン、儀式というアートフォームとめっちゃ関係がある、ていうかほとんどおんなじものですよね、てとこ。まーいうたらオカルト美術作家松岡友さんが作品としてARGをつくるのも、東リチュがこうして毎週ポッドキャストしてるのも、時代の必然的な流れなんちゃうか、てあたりを、テーブルトークRPG、90年代サイバーカルチャーの「エッジゲーム」などなど俯瞰しつつ激論しています。きいてね。

　松岡さんの最新ARG作品「名も無き少女」についてはこちらもみてね。

ARG情報局：『名も無き少女』 レポート
Tomo Matsuoka Official Page
松岡友Facebook

トーク中に登場するバンギさん大好き書籍、ダグラス・ラシュコフ著「サイベリア」、Twitterボットがありました！いい世の中ですね。

【イベント情報】
3/30日17 :00-「GEISAI寺子屋Vol.2」にて、松岡友＆バンギによる稲荷タロット0番「愚者」展示と、東リチュ脚本のパフォーマンス・供犠「通りゃんせ」が上演されます。現代美術とポップオカルトの火花散る現場を是非目撃して！
GEISAI寺子屋Vol.2

　今週の【やってみよう】シリーズは、アローハ！ハワイアンヒーリングメソッド「ホ・オポノポノ」に挑戦したよ。

　一時書店の精神世界コーナーを席巻したハワイの癒しの叡智「ホ・オポノポノ」とはなんじゃらほい、という方はWikiでも参照いただくとして、まーなんていうかほら、なんとなくそういうスピリチュアルトレンドものに対してハスに構えがち、とみられがちかも知れない魔術系東京リチュアルですが、そんなことない！なんでもやってみるってことが大事、それが本気と書いてマギと読む、ポストケイオス世代の心意気じゃーい！

　という訳でおっかなびっくりやってみた訳ですが、意外にもるみたんは少なからずホ・オポノポノ実践歴があり、その神経言語的仕組みについては熟知している様子。さすが！おっかなびっくりのバンギさんをふんふんといい気分に誘導し、オタクとか放射能とかキワドいワードにホ・オポノポノしまくります！大丈夫！？

　けどね。ひねくれ者のバンギさん、またもっともらしいこと言いながら「ケイオス流ホ・オポノポノ」つまりカオポノポノを閃きはったそうで。まぁいいわ。そんな二人のポノポノトークをお楽しみください。

　「3人目の東京リチュアル」ことオカルト美術作家・松岡友さんをお迎えしてお話したよ！

　友ちゃんとはるみたんの魔女術ワークショップ（動画）でお会いして以来、彼女の個展「覚醒しながら夢をみる」で魔術ワークショップ＆ケルベロス召喚儀式をやったり「化学の結婚」（動画）で美術担当＆花嫁として参加したりと、まさに東京リチュアルのコアメンバーとして日々キャッキャウフフしています。

　彼女は如何にして「オカルト美術作家」を名乗ることになったのか、現代美術とオカルティズムの交差点、岡山でアイソレーションタンクに入って以来彼女が遭遇した自我と超自我、狐憑き、お稲荷さんにまつわるめっちゃおもろい体験談など、ノリノリトークに時が経つのも忘れます…

松岡友HP:http://www.tomomatsuoka.com
ツイッター:https://twitter.com/kodomo229

　岡山でのアイソレーションタンク体験は心療内科HIKARI CLINIC併設のタンクサロンCOCOONにて。２013年3月現在日本ではここと沖縄にしかないらしいよ。フローティングタンクサロンCOCOON

　今週は水曜日と金曜日の2本だて！まず今回は魔術グッズ＆サプライショップの老舗、いつもお世話になっております「魔術堂」のKATORさんをお迎えしてお話お伺いしました。

　KATORさんが魔術堂を開店するに至った経緯、「エコエコアザラク」の影響、人形作家・森馨氏命名の「魔術子ちゃん」誕生秘話、などなど時代のドキュメント感たっぷりトークをお楽しみくださいませ。

　そんな魔術堂さんとるみたんは3/17日カフェギャラリー幻にて「現代魔女入門講座」でご一緒します。申し込みは既に定員に達しているそうですが、どうしても気になる方は「カフェギャラリー幻」さんまでキャンセル待ちを問い合わせてみては？ 詳細はこちら

　さらに来る5月に向けて、東京リチュアル+魔術堂のスペシャルコラボ企画も進行中！こちらも近日発表できると思うのでお楽しみにねー！

　皆さんお待ちかね【やってみよう】シリーズ、今回はキャンドルをつかった魔術、すなわちキャンドルマジック！を実際にやってみましたよ。ちょっとしたおまじない、Spell Castingの技法としては思いのほか、いや考えてみれば当然なんですが、キャンドルマジックの歴史は長くて深いようです。

　紀元前3,000年くらい前、ていったらだいたい記録に残っている今の人類の歴史にちと足らないくらいの長さですね。その頃からエジプトでは祭儀とキャンドルは深い関係があり、以降キリスト教世界でもそれ以外でも綿々とキャンドルにまつわるフォークロアが蓄積されています。根元まで燃やしきったら不運を呼ぶとか、その逆とか。Candle magicで検索したら面白い記事いっぱい出てきて、なんしかみんなキャンドルマジック大好きなんね。

　そんなキャンドルマジックを、現代の私たちもLower Magic, Spell Casting, Sorcery そしてCraftの元型的エッセンスが詰まったまじないの基本形として、佳きに嗜むべきやんな！ゆうてキャッキャウフフと嗜んでみたよ！東京リチュアル流モダンキャンドルクラフト、バニシング・リチュアル（場のお清め儀式）やら守護天使召喚の祈祷やらノリノリのオカルト楽しい実況中継をお楽しみあれ。

追記：るみたんのブログでさらに踏み込んだ「るみたん流キャンドルマジック」記事載ってるね。 キャンドルマジックのやりかた。るみたんの場合

　今回使用したキャンドルやマジカルオイルは、マジカルサプライの老舗サイト魔術堂さんで入手できます。

魔術堂HP:http://www.majyutsudo.jp
魔術堂ツイッター:https://twitter.com/majyutsudo

　あとポッドキャスト内でやっているバニシングリチュアル（追儺儀式）はこれね。The Nu-Sphere Ritual by Rodney Orpheus

　そしてその後に続く祈祷文は【今週の一曲】でも使っている「ルミエル聖歌第1番」の歌詞にもなってる「ルミエルの呪」です。
「ルミエルの呪」続きを読む

　今回は日本のエロティックアート界の巨匠、村田兼一さんのお宅にお邪魔して収録！るみたんの古くからのお友達であり、ばんぎさんもほぼ初対面ながら音楽話で盛り上がっていたみたい。今では毎日魅力的なモデル達に囲まれて過ごしている村田さんも、阪神淡路大震災をきっかけに人生が一変したんだって。311きっかけですっかり「オカルトの人」になっちゃったばんぎさんと、ちょっとにてる？

独特の世界観で地球を魅了する村田兼一さんの「呪術」「魔術」「宗教」そして「女陰」に対する熱い思い…よそではなかなか聴けないあんな話やこんな話も、ばっちり収録しちゃいました！きいてね！

【村田兼一スケジュール】
3/1~3/10「アリス幻想綺譚」@bunkamura【公式ページ 】
3/15発売「コマーシャルフォト」着色写真特集掲載
5月末　村田兼一作品集 トーキングヘッズ叢書より出版予定
【公式ページ】
6月末 写真集出版記念個展＠神保町画廊【公式ページ】

村田兼一公式サイト http://www.ken-murata.com
村田兼一@Twitter https://twitter.com/kemmnya

　前回に引き続き、映画「ヤギと男と男と壁と」をネタに、ニューエイジってなんやったの？ 私たち20世紀のなにを知っててなにを知れへんの？ みたいなところをがー語り飛ばします。 典型的な20世紀型陰謀論を構造解析し、シリウス系/プレアデス系の対立、クロウリー以降近現代西洋魔術、カウンターカルチャー、ニューエイジ文化、ユダヤ陰謀論,etc.との関係を俯瞰し、21世紀の「健康優良陰謀論者の作法」に接続する反逆の陰謀知へ…！！！ みたいな勢いですわ。楽しんで。ありがとね。

　あーそうそうあとねー今回で第一弾録り貯めしといた分終わりで、またこれから面白エピソードを収録しにかかります。なんで皆様からのお便りや質問などガンガンお待ちしてますんで、なんでもかんでもメールで送ってねー。読むで！答えるで！よろしゅう。

　今回はるみたんおススメの映画「ヤギと男と男と壁と」をネタに、20世紀後半のスピリチュアル文化潮流についてあれこれ語ります。

　 今世の中はなんとなく魔女ブーム。ちょっと前はスピブーム。その前はフェスとか流行ったし、ニューエイジとかセミナーとかゆうてた時期もありましたよね。まー基本的に日本はアメリカの流行を後追いしてきたわけなんですが、とはいえ「ある文化」だけは、輸入・翻訳を頑に拒んできたんですね。で、それを踏まえるか否かで、その後の文脈がまるっきり違ってみえる。

　 半世紀にも渡る壮大なLost in translationが、今の日本の文化状況の（善きにしろ悪しきにしろ）建前や誤読、はたまた経済予測にまで影響を与えているとしたら… そんな話なんですが、バンギさん熱が入りすぎてべっらべら喋ってるんで、前編後編に分けてお届けしますね。

　あ、あと別の映画ですけど「ナンバー23」(2007)ていう作品で、バンギさんが書いた解説がこの辺りの話にディープに触れているんで、おまけとして置いときますね。
月刊23曜日blog:映画「ナンバー23」(2007) 解説原稿

　もひとつおまけに、この辺の文化史的暗号てんこもりのマンガ、長尾謙一郎「PUNK」ゆうんがありまして、それにまつわるDommune番組やった時にまとめた「「PUNK」完結記念・陰謀とシンクロニシティの年表」ゆうんもあるんでみてみてね。好きな人はね。

　なんか…なんかバンギさん怒ってる？ という訳で東京ポッドキャスト第3回は、唐突にもなんかバンギさんの気に入らんことがあるとのことで、おっかなびっくり録音開始。なにに怒ってるのかというと「中二病」。正確には、世の中がある種の想像力のことを「中二病」と揶揄する風潮について、大変ご立腹だそうです。ちょっとまー話をきいてみましょうか。

　話はアルジェリアでテロ事件を起こした武装組織名「聖戦士血の盟約団」に対するツイッター上でのリアクション、「中二病」と魔術的想像力の関係、「中二病」が覆い隠すものと311後のバーチャルリアリティ、！と？へのダイブ、などなど多岐に渡り、とめどなく続くのでした…

　誰もが子どもの頃に一度は体験したことがある？こっくりさん。世界中に様々なバリエーションが存在する典型的な交霊術技法ですが、魔女＆魔術師や占い師にはお馴染みのペンデュラム（振り子）やOリングテスト、アーティストが行う自動筆記同様、無意識を利用した身体技法として捉えることができます。

　二人以上で行うところもポイントで、集合的な無意識を合成して可視化することになるので、参加者全員にとっての三人称的キャラクター、他者性が「霊」としてホログラフィックに立ち現れるのかも知れません。ほら、そう考えるとあんまり怖くないでしょ？ というわけでポストモダン霊的紳士淑女の小洒落れたティータイムの嗜みとして、iPadとラムネのフタでやってみよう！こっくりさんの回です。

　オリジナルのこっくりボードをiPadに表示し、オリジナル召喚文を唱えて開始。 iPadのガラス面とラムネフタの相性は思いのほか良く、いい感じにヌルヌル動く様子に東京リチュアルの二人はエキサイティン！ 謎の低級霊から伝えられる難解なメッセージの解読に、時の経つのも忘れます…

　以下は、今回つくった特製こっくりボードと前後に唱えたオリジナル祈祷文です。困ったことにならない自信のある人だけ、自己責任でガンガン楽しんでね！

<ご注意>東京リチュアルは「こっくりボード」や「こっくりさんの召喚/祈祷文」の使用について生じた問題に関して一切責任を負いません。心臓、呼吸器、精神疾患などある方は医師と相談の上自己責任でご利用ください。遊び方に関するご質問やご相談メールは大歓迎です！

東京リチュアル特製こっくりボード（修正済）（PDF / 1.3MB）
「こっくりさんの召喚/追儺祈祷文」続きを読む