上半期の刑法犯罪 15年連続で減少
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去年、戦後初めて100万件を下回った刑法犯罪は、ことしの上半期に全国で45万件余り起き、15年連続で減少したことがわかりました。
警察庁によりますと、ことしの1月から先月までの半年間に全国で起きた刑法犯罪は45万887件で、15年連続で減少しました。刑法犯罪は去年、戦後初めて100万件を下回りましたが、ことしの上半期は去年の同じ時期と比べて3万7829件、率にして7%余り減りました。
犯罪別では、空き巣などの窃盗犯罪が32万312件とおよそ10%、殺人や強盗などの凶悪犯罪が2308件と11%余りそれぞれ減少しました。一方「振り込め詐欺」などの詐欺事件は2万1630件と11%余り増加し、中でもコンサートチケットや商品の販売名目で現金をだまし取る「売り付け」と呼ばれる手口が3878件と過去5年で最も多くなりました。
このうち3月分の「売り付け」の被害675件について警察庁が初めて分析したところ、インターネットを見て被害に遭ったケースが636件と全体の94%を占め、中でもチケットの販売名目の被害では24歳以下の若い世代が3分の2を占めたということです。
刑法犯罪減少の大きな要因として警察庁は、防犯カメラの普及などにより全体の70%余りを占める窃盗犯罪が減ったためではないかと分析しています。
犯罪別では、空き巣などの窃盗犯罪が32万312件とおよそ10%、殺人や強盗などの凶悪犯罪が2308件と11%余りそれぞれ減少しました。一方「振り込め詐欺」などの詐欺事件は2万1630件と11%余り増加し、中でもコンサートチケットや商品の販売名目で現金をだまし取る「売り付け」と呼ばれる手口が3878件と過去5年で最も多くなりました。
このうち3月分の「売り付け」の被害675件について警察庁が初めて分析したところ、インターネットを見て被害に遭ったケースが636件と全体の94%を占め、中でもチケットの販売名目の被害では24歳以下の若い世代が3分の2を占めたということです。
刑法犯罪減少の大きな要因として警察庁は、防犯カメラの普及などにより全体の70%余りを占める窃盗犯罪が減ったためではないかと分析しています。