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NNNドキュメント’17「宙に浮いたハンドル 検証・部活動送迎死亡事故」

2017年7月23日(日)  24時55分~25時25分  の放送内容

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2017年7月23日(日)

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最終更新日:2017年7月21日(金)  13時30分

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番組詳細説明(内容)

【見どころ】
去年10月、石川県で中学校の野球部員を乗せたマイクロバスがワゴン車と衝突し、生徒2人が死亡した。運転していたのは、部員の保護者だった。部活動の送迎は誰がすべきなのか?全国の自治体を取材すると、統一されたルールがないまま、教員や保護者がハンドルを握っている実態が浮かび上がってきた。そして、各地で毎年のように重大事故が起きていることも判明した。
単なる交通事故として見過ごされてきた、生徒のいのち。防ぐ手立てはないのだろうか?

【内容】
去年10月8日、石川県七尾市の自動車専用道路「のと里山海道」で、珠洲市の中学校の野球部員を乗せたマイクロバスが大会に向かう途中、ワゴン車と正面衝突し、生徒2人が死亡しました。バスを運転していたのは、部員の保護者でした。対向してきたワゴン車がセンターラインをはみ出し、衝突したとみられています。中学校によると、部活動の指導にあたる教員は負担が重すぎるとして、大会や練習試合への送迎は、保護者会に任せていたといいます。部活動の送迎はどのように行われているのか?そこに危険はないのか?私たちは送迎の実態を調べるため、全国の自治体にアンケート調査を実施しました。すると、統一されたルールがないまま、教員や保護者がハンドルを握っている実状が浮かび上がってきたのです。さらに、全国各地で毎年のように重大事故が起きていることが判明、各自治体から国に対策を求める切実な声が記されていました。しかし文科省は、部活動は“生徒の自主的、自発的な参加によるもの”として、送迎については「地域の特性に応じて、自治体や学校がルールを作るべき」という立場を崩しません。実効性のある対策がとられないまま、単なる交通事故として見過ごされてきた、生徒のいのち。それでも、夢を追いかける子どものためにハンドルを握り続ける教員や保護者たち…。なぜ、事故はなくならないのか?一体、どうすれば、事故を防ぐことができるのか?あの日、突然わが子を失った母親は、事故から半年が経った今も、その答えを息子に報告できないでいます。


送迎事故と実態・その(1)…石川の場合

生徒2人が死亡した珠洲市立緑丘中学校の野球部。過疎化でまわりに学校が少ないため、対戦相手を求めて、マイクロバスで遠征することが多い。バスの運転は毎回、中型以上の免許を持つ数人の保護者で回していた。珠洲市では、指導する教員は負担が重すぎるとして、出来るだけ運転させないことにしているという。事故を受けて開かれた県議会の委員会。県は他の学校でも複数の生徒を相乗りさせ、保護者が送迎している実態を明かした。石川県の場合、教員は免許を取得してから3年以内の運転を禁止するなど、基準を設けているが、保護者に対してのマニュアルは存在しない。そして、鉄道が廃止され、車に頼らざるを得ない珠洲市を含めた奥能登地区では、きょうも教員や保護者が不安を抱えながら、ハンドルを握っている。


送迎事故と実態・その(2)…山形の場合

2008年3月、山形県鶴岡市で車同士が衝突し、中学生1人が死亡した。保護者の車に3人の中学生が相乗りし、野球部の練習に向かう途中だった。県では事故を受け、毎年、県内のすべての保護者に通知を出し、部活動の送迎を行う際、生徒の乗り合いを禁じている。しかし、取材を進めると、家庭の事情で乗り合いをしないと、子どもを送迎できない保護者の存在と、教員もそれを黙認している実態が浮かび上がってきた。


送迎事故と実態・その(3)…大分の場合

2009年7月、大分県日出町で高校の野球部員を乗せたバスが横転し、生徒1人が死亡、42人が重軽傷を負った。運転していたのは、副部長の男性教諭だった。大分県では、その2年後にも死亡事故が起きていた。国東市の高速道路を走行していた森高校野球部のマイクロバスが大型トラックに追突し、監督が死亡した。バスを運転していたのは部員の保護者。原因は「居眠り運転」だった。事故から6年、亡くなった監督の両親が、私たちの取材に応じてくれた。「相当悔しいし、はがゆいこともあるが、運転を頼んだのは息子だし、保護者には何も言えない」。そして、今どうしても伝えたいことがあるという。「運転する保護者はある程度、技術がなければ無理。送迎はプロのドライバーに任せるのが望ましいと思う」。事故後、大分県では教員や保護者に向けた安全運転講習会を義務化し、全国で初めてプロのドライバーを雇う際、経費の3分の2を助成することを決めた。しかしこれも、公式試合に限ってのことだ。


中学生2人が犠牲となった、石川県七尾市での部活動送迎事故から半年。ことし4月、事故現場の近くに母親たちが息子の年齢と同じ12本のツバキを植えました。「あの日の出来事を、亡くなった2人のことを忘れないでほしい。どうかこの道を安全に走行して欲しい」そんな願いを込めて…。

去年、石川県で中学校の野球部員を乗せたバスに車が衝突し、生徒2人が死亡した。全国で相次ぐ部活動送迎中の事故。なぜ悲劇は起こるのか…基準なき送迎ルールの実態とは。

出演者

  • ナレーター
  • 松本光生

番組内容

去年10月、石川県で中学校の野球部員を乗せたマイクロバスがワゴン車と衝突し、生徒2人が死亡した。運転していたのは、部員の保護者だった。なぜ悲劇は起きたのか。全国の自治体を取材すると、保護者や教員が運転する際の統一されたルールがないという実態が浮かび上がってきた。教員に向けた送迎マニュアルしか存在しない現状。それでも子どものため、ハンドルを握る保護者たち。曖昧な責任の所在。事故は防げないのだろうか。

制作

テレビ金沢

その他

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番組概要

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レギュラー放送:月曜 0時55分~1時25分

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