高知大丸で捕れたて新子いかが スラリーアイスで鮮度保持
土佐沖で捕れたメジカの新子。スラリーアイス効果で鮮度抜群(高知市の高知大丸)
ぶりんぶりんの鮮度そのまま―。高知県高岡郡中土佐町で水揚げされたメジカ(マルソウダ)の幼魚「新子」の販売が9月15日、高知市の高知大丸で始まった。シャーベット状の特殊な氷「スラリーアイス」を使用し、鮮度を保持。地元以外での販売は珍しいという。メジカは鮮度の劣化が早く、水揚げ地以外での流通が難しかった。今回、船上で血抜き処理し、中土佐町地域振興公社が持つスラリーアイスに投入。大丸東館地下1階には、朝に捕ったばかりのメジカが並んだ。
試食した高知市の女性(54)は「おいしい。弾力あって、こりこりしてて」。中土佐町地域振興公社の中越竜夫さん(47)は「漁師の技とスラリーアイスで、高知市での販売も可能になった。産地で食べるのと遜色なく、身はぶりんぶりん。ぜひ味わって」と話している。
刺し身で販売。ブシュカン付きで1匹780円(税込み)。9月15、16日は試験販売で、17~19日に一般販売する。いずれも午後2時からで、1日50~100匹を扱う予定。