「人間の鎖」で辺野古移設に反対訴え

「人間の鎖」で辺野古移設に反対訴え
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アメリカ軍普天間基地の移設工事が進められている名護市辺野古で、移設に反対する人たちの集会が開かれ、大勢の参加者が手をつないで埋め立て予定地に隣接するアメリカ軍基地を取り囲み、工事をやめるよう訴えました。
アメリカ軍普天間基地の名護市辺野古への移設工事をめぐっては、ことし4月に事実上の埋め立てとなる海上での護岸工事が始まり、沖縄県は海底の岩礁を壊す県の許可を得ていないとして近く、工事の差し止めを求める裁判を起こすことにしています。

これに合わせて、22日、移設に反対する市民グループが埋め立て予定地に隣接するアメリカ軍基地キャンプシュワブの前で集会を開きました。集会には、主催者の発表でおよそ2000人が集まり、はじめに「基地は飛んでいけ」というメッセージを込めて1000個の風船を一斉に飛ばしました。
そして、参加者どうしが手をつないで基地の周りを囲むいわゆる「人間の鎖」をつくり、「辺野古を守れ」などとシュプレヒコールを上げて移設工事をやめるよう訴えました。

与那原町から参加した80代の女性は「戦争で痛めつけられた私たち沖縄県民に過重な基地負担を強いる日本政府はおかしい。基地の建設には絶対反対です」と話していました。