挿絵表示切替ボタン
▼配色







▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる
スライムの皮をかぶったドラゴン~最弱のフリして静かに生きたい 作者:三木なずな

第二章 クリスタルタワー

42/42

つかの間の安らぎ

 ルーシアは一気にクリスタル最上階まで駆け上った。
 途中のモンスターはガリアンソードと魔法を駆使して葬った。
 彼女の前に立ち塞がるモンスターは鞭のようにしなる刃にズタズタにされたり、あるいは神聖なる炎で灼かれたりした。
 リュウ十二使徒の一人である彼女を並みのモンスターでは傷一つつける事も出来なかった。

 無双とも言える戦い方で駆け上がっていった彼女だが、八階のドラゴンとの戦闘は回避した。
 状況判断に優れ、戦略戦術共に高いレベルの知識を持っている彼女は、塔の途中にいる強敵のドラゴンとは戦わなかった。

 そして駆け上がった最上階には大ネズミがいた。

「んん? 一人か? 姉ちゃんやるじゃねえの。一人でここまでくるなんて」

 大ネズミは尊大かつ、不敵な態度でルーシアの前に立った。
 階には他にモンスターはいなかった、大ネズミ一匹だ。
 上の階もなかった。階段そのものはないし、外から見たときに九階が最上階だろうという推測にもあっている。

 ルーシアは戦力を見極める力に長けている。
 目の前の大ネズミが、能力で言えばこの塔の一階にいるモンスターたちとさほど変わらないだろうとすぐに見抜いた。
 何か隠している訳でもない。

 人間もモンスターも、自分が持つ本質を完全に隠せないものだ。例え道化を演じていても必ずどこににじみ出るもの。

(あのスライムのように……)

 ルーシアの脳裏に、ディープフォレストで一度だけ遭遇したスライムの姿が浮かんだ。
 あれこそ、自分の才覚や能力を隠そうとするが隠しきれないものの好例だ。
 それに比べると、目の前のネズミは徹頭徹尾ただの大ネズミ、ザコの一体に過ぎない。

「おれ様がビッグマウスのシェスタ。見ての通りこのとうのボスだ」

 シェスタがそんなことをいった。ルーシアは困惑した。
 もしかして……何かあるのか?
 彼女は警戒しつつ、新調にガリアンソードでなぎ払った。

     ☆

『うぎょわっ!』

 望遠の魔法で追っかけてたら、ガリアンソードの一撃にシェスタが瞬殺されるシーンがみえた。
 あまりにも鮮やかすぎる瞬殺に、攻撃をしかけたルーシアは逆に困ったような顔をする。
 彼女は倒れているシェスタと、塔の最上階の空間をきょろきょろ見回す。

 さて、俺の出番だ。
 魔法を使って、シェスタの体を乗っ取った。
 ガリアンソードのダメージをついでに回復して、途中でおきてこないように念の為に軽く眠りの魔法をかける。

 そうしてからシェスタを立ち上がらせる。

 乗っ取ったシェスタの視界に見えたルーシアは目に見えて警戒した。
 手にガリアンソードを握ったまま、じり、と一歩後ずさる。

「復活……いや変身した?」
「やるじゃねえか姉ちゃん」

 えっと……シェスタの口調はこれで良いんだっけ。
 体を操ってるから声色は気にする必要はないけど、口調とキャラはちゃんとしないとな。

「それが貴様の正体か」
「ふっ、誇っていいぞ姉ちゃん。このおれ様に本気を出させたのをな」
「……クッ!」

 ルーシアは身を翻して逃げ出した。
 いつぞやだったか、ディープフォレストで遭遇したときと同じように、早すぎるくらいの状況判断で逃げ出した。

 だが。

「あまい。このクリスタルタワーは一度登ったら降りられない仕組みになってる」
「くっ……ならば力で活路を開くまで!」

 踏みとどまり、ルーシアは戦闘態勢に入った。
 右手でガリアンソードに遠心力をつけるようにぐるんぐるんと回して、左手は魔法陣を複数展開する。

 自己強化魔法、敵弱体魔法、拘束に攻撃魔法と、一連の魔法をセットでぶっぱなってきた。

 青白く聖なる炎がシェスタの体を包む。灼かれてちょっと熱い。
 間髪いれずガリアンソードが襲ってきた。
 王女専用に作られた姫鎧をまとい斬りかかってくるその姿は舞踊を彷彿させる美しさがある。

 (シェスタ)は手を伸ばしてガリアンソードを掴む。刃の一枚を指でガッチリ掴むとガリアンソードの勢いが完全に止まった。
 ルーシアは引く、だがびくともしない。

「くっ!」
「ここまでだな。苦しまずに一撃で沈めてやる。ビッグマウスアタック!」

 (シェスタ)は地を蹴って、砲弾の如く突進した。
 ビッグマウスアタック、ただの体当たりだ。
 シェスタを操るときはできるだけ俺の正体をばらさないようにシンプルな攻撃だけをしている。
 それがこの体当たり――ビッグマウスアタックだ。

 猛烈な勢い、ルーシアはよけきれなかった。
 ここまで一人で駆け上がってきたルーシアを、俺は一撃で沈めてやった。

     ☆

「うーん……」

 頭を押さえて徐々に目覚めるシェスタ。
 彼が気を失ってる間に、モンスターたちが最上階に上がってきていた。
 生き残ってるモンスターも、勇者がいなくなったから魔力で復活させたモンスターも。
 シェスタに憧れて一緒にここまでついてきたモンスターたちが上がってきて、彼を取り囲んでいた。

「これ、は……」
「さすがシェスタ様」
「あの姫騎士を瞬殺するとかすげえ尊敬ッス。俺たちじゃ全然歯も立たなかったのに」
「人間で十二使徒って呼ばれてる奴だからな、しょうがないさ」
「それを一撃で倒したシェスタさん! やっぱりシェスタさんについてきてよかった」

 いつもの様に、勝利したシェスタを称える塔のモンスターたち。
 そして、シェスタもいつも通り。

「あーはっはははは。このおれ様にかかりゃ十二使徒だろうが十三使徒だろうがへでもねえ。何だったら使徒の上のヤツもちょいちょいのちょいでやっつけてやる」

 シェスタがいうと、まわりのモンスターたちは更に沸いた。

 それを少し離れたところから見ていた俺たちだが、いつもの様に俺を抱っこしてるユーリエの腕にちょっと力が入った。

『どうした十三人目、気に触ったか』
『違います、あの人スライム様のおかげであんなに慕われてるのにスライム様の悪口まで』
『知らないんだからしょうがないさ』

 そもそもこの状況は俺がわざと作りあげたんだからな。
 シェスタが称えられるほど俺の思い通りに事が運んでる訳だから、文句はまったくない。

 そんな事よりも、むしろ今は。

 ――ダンジョンポイント50を突破しました。

 裏ダンジョン作りのダンジョンポイントがたまったことの方が重要だった。

     ☆

 次元刀ディメンションスライサーで次元の壁を開けて、中に飛び込む。
 ここに来るのも三回目だ。
 入るなり、土地神のジジイが前に送ってきた美少年に膝枕させてさくらんぼを食べさせてもらっていた。

 違う意味でおぞましい光景だった、まだジジイが美少年を犯してる光景の方が想像がつく分我慢出来た。

 今見た光景を記憶から頑張って抹消しつつ、薄目で焦点を合わせないようにしてジジイに話しかけた。

「じいさん」
「んん? なんじゃ、またお主か。何しに来たのじゃ。わしは見ての通り忙しいのじゃ、相手にしてるヒマはないからさっさと帰れ」
「今日はお願いがあってきた。塔の、裏ダンジョンを作ってくれ」
「……」

 じいさんは美少年の膝からおきた。油断した!
 膝から離れたからもう大丈夫だと思って普通に見たら、美少年が「あっ」って漏らして残念そうな顔をしてるのが見えてしまった。

 なに? 何があったの? なにがあってどういう関係にあんたたちなってるの?

 考えるのもやっぱりおぞましいから、それを記憶から消しゴムしてジジイだけを見た。

「裏ダンジョン、じゃと?」
「ああ。ポイントも50溜めてきた」
「面倒臭いからお断りじゃ」
「……追加の美少年を用意した」

 一瞬ためらったのは、さっき見た光景と二人の関係が頭から消しきれなかったからだ。
 それでも俺は我慢して。開きっぱなしの次元の裂け目から二人の美少年を引きずり込んだ。
 最初のヤツと違う方向性の美少年。
 片方は女の子のように線が細くて、もう片方はおれ様系なキリッとした顔をしている。

「おお、おおお、おおおおお!」

 三段活用かよ! って位にジジイが食いついてきた。
 美少年二人は縛り上げて拘束してる。どっちも綺麗な顔をしてるが、ジジイが迫ると顔に恐怖が滲んだ。
 一方で前の美少年は唇を尖らせた、まさかの嫉妬だ!

 いかんいかん、これ以上深く関わるのはよそう。
 さっさとジジイを説得するんだ。

 ヒメから教わったのは、ダンジョンポイント50と、塔の管理人である土地神を徹底的に喜ばせること。
 ポイントはディープフォレストから転送されてきた勇者ラッシュでたまった――半分がアレックスとルーシアだったが。
 そして喜ばせる美少年も勇者の中からストックしてなんとかなった。

 さて、これでどうだ?

「むふ、むふふふふ」

 いけそうだな。
 ジジイは美少年たちをなめ回すように見てから、ごほん、と今更取り繕うようにして俺の方を向いた。

「しかたあるないのう、これほどの供物をもらってしまって叶えないとあっては土地神の名折れというものじゃ」

 なんかお為ごかしまで言われた。
 いやそれはいいから……。

「ありがとうございます!」

 思ってる事をおくびにも出さず、おれは、土地神のジジイに思いっきりお礼を言ったのだった。

     ☆

 クリスタルタワー、A(アナザー)1。
 見た目は今までの塔の内装とまったく一緒なそこに俺はいた。
 違う所は一点、扉や階段といった出入り口がない事。

 ユーリエもつけず、俺は一人でゴロゴロしていた。
 ごろごろごろ、のんびりまったり。

 適当に寝て、適当におきた。

 すばらしい! 誰にも邪魔されない空間ってこんなに素晴しかったんだな!

 人間だったときも、ディープフォレストに生まれてからも、クリスタルタワーに来てからも。
 いつも人の目があってのんびり出来なかった、こんなに開放感たっぷりのだらけは生まれて初めてなんじゃなかろうか。

 俺は何もせず、とにかく、人生初めての本物ののんびりを享受していた。

     ☆

 クリスタルタワー八階。
 ユイがドラゴンの姿に戻って、やってくる勇者を蹂躙してた。

 塔ができてからほぼ置物状態だったユイが、初めて、そして完全に力を解放して戦っていた。

 伝説の黄金竜、その力のまえに人間の勇者はなすすべもなく倒されていく。

「ああもう! なんであたしがこんなことをしてなきゃらないのよ」

 そう話すユイのそばに女の姿があった。
 頭に角、背中に羽。
 露出の高い服で申し訳程度に肌を隠しているセクシーな美女。
 サキュバス改め、ナイトクイーンのカレンだ。

「文句言わないできりきり働く。リュウ様の安息のためにね」
「なんであたしがお兄ちゃんなんかのために――」
「やらないとリュウ様にラブラブ大好きなのばらすから」
「なっ――な、なにをいってるの、あたしはお兄ちゃんの事なんて――」
「あたし好意はわからないけどさ、情欲は分かるんだよね。あんた、リュウ様と話す時いつも発情して――」
「うるさいうるさいうるさい!」
「バラされたくなかったキリキリ働く」
「んもう! 勇者を皆殺しにすればいいんでしょ!」
「そうそう、頑張ってね」

 カレンに脅かされ、ユイは上がってくる勇者たちを倒していく。

 この日を境に、クリスタルタワーの名は更に上がり、そして噂が流れる。
 このダンジョンは二人のボスがいる、ネズミとドラゴン。

 どっちか片方を倒したら、真のボス、裏クリスタルタワーへの道が拓かれるという噂が。
 リュウがつかの間の平和だと気づき、裏ダンジョンにすむスライムの皮をかぶったドラゴンが有名になっていくと知るのは、それからしばらくしてのことだった。
これで第二章終了です、ここまでの応援ありがとうございました!

ブクマ、評価もらえると嬉しいです。

評価や感想は作者の原動力となります。
読了後の評価にご協力をお願いします。 ⇒評価システムについて

文法・文章評価


物語(ストーリー)評価
※評価するにはログインしてください。
感想を書く場合はログインしてください。
お薦めレビューを書く場合はログインしてください。
+注意+
特に記載なき場合、掲載されている小説はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている小説の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による小説の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この小説はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この小説はケータイ対応です。ケータイかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。
小説の読了時間は毎分500文字を読むと想定した場合の時間です。目安にして下さい。

この小説をブックマークしている人はこんな小説も読んでいます!

魔王学院の不適合者 ~史上最強の魔王の始祖、転生して子孫たちの学校へ通う~

人も、精霊も、神々すら滅ぼして、魔王と恐れられた男がいた。 不可能を知らぬ魔王アノスは荒んだ世界に飽き、転生の魔法を使った。 二千年後。目覚めた彼を待っていた//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全119部)
  • 4142 user
  • 最終掲載日:2017/07/22 07:01
無職転生 - 異世界行ったら本気だす -

34歳職歴無し住所不定無職童貞のニートは、ある日家を追い出され、人生を後悔している間にトラックに轢かれて死んでしまう。目覚めた時、彼は赤ん坊になっていた。どうや//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 完結済(全286部)
  • 4453 user
  • 最終掲載日:2015/04/03 23:00
転生したらスライムだった件

突然路上で通り魔に刺されて死んでしまった、37歳のナイスガイ。意識が戻って自分の身体を確かめたら、スライムになっていた! え?…え?何でスライムなんだよ!!!な//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 完結済(全303部)
  • 5745 user
  • 最終掲載日:2016/01/01 00:00
ワールド・ティーチャー -異世界式教育エージェント-

世界最強のエージェントと呼ばれた男は、引退を機に後進を育てる教育者となった。 弟子を育て、六十を過ぎた頃、上の陰謀により受けた作戦によって命を落とすが、記憶を持//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全173部)
  • 4136 user
  • 最終掲載日:2017/07/21 20:00
聖者無双 ~サラリーマン、異世界で生き残るために歩む道~

地球の運命神と異世界ガルダルディアの主神が、ある日、賭け事をした。 運命神は賭けに負け、十の凡庸な魂を見繕い、異世界ガルダルディアの主神へ渡した。 その凡庸な魂//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全359部)
  • 4174 user
  • 最終掲載日:2017/03/23 20:00
進化の実~知らないうちに勝ち組人生~

柊誠一は、不細工・気持ち悪い・汚い・臭い・デブといった、罵倒する言葉が次々と浮かんでくるほどの容姿の持ち主だった。そんな誠一が何時も通りに学校で虐められ、何とか//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全101部)
  • 4450 user
  • 最終掲載日:2017/07/02 11:09
金色の文字使い ~勇者四人に巻き込まれたユニークチート~

『金色の文字使い』は「コンジキのワードマスター」と読んで下さい。 あらすじ  ある日、主人公である丘村日色は異世界へと飛ばされた。四人の勇者に巻き込まれて召喚//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 完結済(全808部)
  • 4086 user
  • 最終掲載日:2016/11/16 00:00
LV999の村人

 この世界には、レベルという概念が存在する。  モンスター討伐を生業としている者達以外、そのほとんどがLV1から5の間程度でしかない。  また、誰もがモンス//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全297部)
  • 4702 user
  • 最終掲載日:2017/07/19 17:51
魔王様の街づくり!~最強のダンジョンは近代都市~

 魔王は自らが生み出した迷宮に人を誘い込みその絶望を食らい糧とする  だが、創造の魔王プロケルは絶望ではなく希望を糧に得ようと決め、悪意の迷宮ではなく幸せな街を//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全164部)
  • 5599 user
  • 最終掲載日:2017/07/19 19:00
デスマーチからはじまる異世界狂想曲

 アラサープログラマー鈴木一郎は、普段着のままレベル1で、突然異世界にいる自分に気付く。3回だけ使える使い捨て大魔法「流星雨」によって棚ボタで高いレベルと財宝を//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全533部)
  • 5260 user
  • 最終掲載日:2017/07/16 18:00
成長チートでなんでもできるようになったが、無職だけは辞められないようです

 俺、一之丞は就職100連敗、さらに記録更新中の無職だった。  面接に向かう途中、トラック事故に巻き込まれ、あえなく死亡。  そして、女神から常人よりも400倍//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全185部)
  • 4066 user
  • 最終掲載日:2017/07/21 21:43
とんでもスキルで異世界放浪メシ

※タイトルが変更になります。 「とんでもスキルが本当にとんでもない威力を発揮した件について」→「とんでもスキルで異世界放浪メシ」 異世界召喚に巻き込まれた俺、向//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全373部)
  • 6689 user
  • 最終掲載日:2017/07/20 23:07
蜘蛛ですが、なにか?

勇者と魔王が争い続ける世界。勇者と魔王の壮絶な魔法は、世界を超えてとある高校の教室で爆発してしまう。その爆発で死んでしまった生徒たちは、異世界で転生することにな//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全499部)
  • 5403 user
  • 最終掲載日:2017/06/22 23:05
即死チートが最強すぎて、異世界のやつらがまるで相手にならないんですが。

※書籍化しています。3巻が7月15日に発売されました! 成長チート? 無限の魔力? 全属性使用可能? そんなもの即死能力で一撃ですが? 本当に最強なら、戦いに//

  • コメディー〔文芸〕
  • 連載(全86部)
  • 4210 user
  • 最終掲載日:2017/07/18 01:33
ありふれた職業で世界最強

クラスごと異世界に召喚され、他のクラスメイトがチートなスペックと“天職”を有する中、一人平凡を地で行く主人公南雲ハジメ。彼の“天職”は“錬成師”、言い換えれば唯//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全274部)
  • 5887 user
  • 最終掲載日:2017/07/15 18:00
賢者の孫

 あらゆる魔法を極め、幾度も人類を災禍から救い、世界中から『賢者』と呼ばれる老人に拾われた、前世の記憶を持つ少年シン。  世俗を離れ隠居生活を送っていた賢者に孫//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全121部)
  • 5151 user
  • 最終掲載日:2017/07/22 05:58
二度目の人生を異世界で

唐突に現れた神様を名乗る幼女に告げられた一言。 「功刀 蓮弥さん、貴方はお亡くなりになりました!。」 これは、どうも前の人生はきっちり大往生したらしい主人公が、//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全366部)
  • 4207 user
  • 最終掲載日:2017/07/19 12:00
私、能力は平均値でって言ったよね!

アスカム子爵家長女、アデル・フォン・アスカムは、10歳になったある日、強烈な頭痛と共に全てを思い出した。  自分が以前、栗原海里(くりはらみさと)という名の18//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全210部)
  • 5207 user
  • 最終掲載日:2017/07/21 00:00
異世界転移で女神様から祝福を! ~いえ、手持ちの異能があるので結構です~

 放課後の学校に残っていた人がまとめて異世界に転移することになった。  呼び出されたのは王宮で、魔王を倒してほしいと言われる。転移の際に1人1つギフトを貰い勇者//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全161部)
  • 5171 user
  • 最終掲載日:2017/07/17 00:00
二度目の勇者は復讐の道を嗤い歩む

魔王を倒し、世界を救えと勇者として召喚され、必死に救った主人公、宇景海人。 彼は魔王を倒し、世界を救ったが、仲間と信じていたモノたちにことごとく裏切られ、剣に貫//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全119部)
  • 4199 user
  • 最終掲載日:2017/07/18 08:36
村人ですが何か?

飯島竜人は異世界に転生し、リュート=マクレーンとなった。 転生先の肉体の最適職業は村人で、家も普通の農家で普通に貧乏だった。 ゴブリンやらドラゴンやらが闊歩する//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全90部)
  • 4472 user
  • 最終掲載日:2017/07/05 03:00
転生したらドラゴンの卵だった~最強以外目指さねぇ~

 目が覚めたとき、そこは見知らぬ森だった。  どうやらここは異形の魔獣が蔓延るファンタジー世界らしく、どころかゲームのように敵や自分の能力値を調べることができる//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全345部)
  • 4158 user
  • 最終掲載日:2017/07/21 12:00
回復術士のやり直し~即死魔法とスキルコピーの超越ヒール~

――世界そのものを回復《ヒール》してやり直す。 回復術士は一人では戦えない。そんな常識にしばられ他人に利用され続けたケアル。 彼はある日、回復《ヒール》の先にあ//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全84部)
  • 4484 user
  • 最終掲載日:2017/07/20 19:40
八男って、それはないでしょう! 

平凡な若手商社員である一宮信吾二十五歳は、明日も仕事だと思いながらベッドに入る。だが、目が覚めるとそこは自宅マンションの寝室ではなくて……。僻地に領地を持つ貧乏//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 完結済(全205部)
  • 4895 user
  • 最終掲載日:2017/03/25 10:00
レベル1だけどユニークスキルで最強です

書籍化決定しました、レーベルは講談社Kラノベブックスです! ブラック企業で過労死した佐藤亮太は異世界に転移して、レベルが1に固定される不遇を背負わされてしまう//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全124部)
  • 5034 user
  • 最終掲載日:2017/07/19 23:47
スライム転生。大賢者が養女エルフに抱きしめられてます

死の間際、大賢者は大魔術によって生み出した【無限に進化し続けるスライム】に転生した。あらたな人生、もといスライム生を楽しもうとしたが、養女であり弟子のエルフにつ//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全53部)
  • 5004 user
  • 最終掲載日:2017/07/21 19:00
再召喚された勇者は一般人として生きていく?

異世界へと召喚され世界を平和に導いた勇者「ソータ=コノエ」当時中学三年生。 だが魔王を討伐した瞬間彼は送還魔法をかけられ、何もわからず地球へと戻されてしまった//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全377部)
  • 4234 user
  • 最終掲載日:2017/07/16 11:00
失格紋の最強賢者 ~世界最強の賢者が更に強くなるために転生しました~

とある世界に魔法戦闘を極め、『賢者』とまで呼ばれた者がいた。 彼は最強の戦術を求め、世界に存在するあらゆる魔法、戦術を研究し尽くした。  そうして導き出された//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全135部)
  • 5375 user
  • 最終掲載日:2017/07/18 20:37
↑ページトップへ