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ゴブリンサバイバー〜転生したけどゴブリンだったからちゃんと生き直して人間になりたい!〜 作者:坂東太郎

『第四章 港町 デポール』

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第十五話 しょせんゴブリンとオーク、精鋭が来たところで俺たちの相手にはならないゴブ! あ、俺とオクデラもしょせんゴブリンとオークでしたわ!


『アニキ、ここは俺に任せるゴブ! 舟から一番と五番を取ってきて!』

『一番と五番だな? わかった』

 川原から離れて敵を削った俺は、〈聖域〉に戻ってきた。
 すぐアニキに指示を出して持ち場を代わる。

『シニョン、一番と五番を頼むゴブ!』

『わかりました、ゴブリオさん!』

 小舟に乗ってるのはシニョンちゃんだけじゃない。
 人はシニョンちゃんだけだけど。
 冒険者ギルドのおっさんが手配してくれた小舟には、荷物も載せていた。
 ほら、〈ストレンジャーズ〉にはスキル【水中行動】を持ったアニキがいるしね! 荷物運びも簡単ゴブ! 使えるものはアニキでも使えってね! パシらせてるわけじゃないゴブよ?

 アニキと交代した俺は、聖域に入り込んで弱体化したゴブリンを殺す。
 オークはオクデラにお任せだ。
 称号の【オーク the END】はオークに特効でもついているのか、オクデラの振るうハルバードは確実にオークを仕留めている。

『ゴブリオ、オデ、死ンダカト、オデ、守ルッテ言ッタノニ』

『心配しなくていいゴブ。俺は死なないから!』

 まあ一回死んだけどね! 生き直しできたんだしノーカンで!
 それにしても、いくら説明したからってみんな簡単に受け入れすぎゴブ! え、この世界ひょっとして死者の復活もあり得る系? それに俺ノーマルゴブリンからゴブリンレンジャーになってるんだけどツッコミなし?

 気になるけど会話してる余裕はない。
 前にシニョンちゃんに質問したら『復活なんて聞いたことがありません……奇跡……やはり神の御使い……』なんて厨二病になってたけど。
 きっとあれだ、みんな俺の説明を信じてくれたんだろう。

 オクデラのまわりをするする走りながら、雑魚ゴブリンを短剣で始末していく。
 手が空いた時にアニキが川に投げ込んでくれたのか、敵ゴブと敵オークの死体は少なくて、足場をふさがれるほどじゃない。
 アニキほんと有能すぎィ!

『ゴブリオ、待たせた』

 バシャッと水音を立てて、アニキが戻ってくる。
 肩に二つの布袋を抱えて。
 早かったゴブな! さすがアニキ、使えるパシリ……じゃなかった、できる男ゴブ!

『アニキ、じゃあさっきまでの感じで頼むゴブ! 俺は準備しながら援護するから!』

『ああ、わかった。援護を頼むぞ、弟よ』

 オクデラのサポートをアニキに任せて、俺は布袋に駆け寄った。
 俺の腰ぐらいまである、二つの布袋。
 大きく書かれた『一番』には、小石が詰まってる。
 さっき切らしちゃったからね! 投げナイフと棒手裏剣は貴重だし、雑魚ゴブには小石で充分ゴブ! どれどれ、ちょっと試し投げ……よしよし、イケてるゴブ!

 袋は濡れてるけど、『一番』と『五番』の袋なら問題ない。
 俺の手から【投擲術】で放たれた小石は、ゴブリンの額に当たって後頭部からいろんなものをまき散らした。
 問題ないというか威力あがりまくってるゴブ! これあれゴブな? ゴブリンレンジャーの基本性能が高いせいゴブな? もう何も怖くないゴブゥ!

 もう一つの布袋、『五番』の口を開ける。
 うん、間違いないゴブ。
 アニキに運んでもらった『一番』の布袋、小石はついでだ。
 あれば便利だけど、雑魚ゴブ相手ならなくても短剣で余裕だから。
 欲しかったのは、こっちの『五番』だ。

 俺はチラッと前方を【覗き見】する。
 オクデラとアニキが相手にしている敵の先、近づいてくる集団を。
 盾やら盾代わりの木の扉やらを手にした、50匹のオークの群れを。
 ほんと重装歩兵っぽいゴブなあ! ひょっとしてオクデラをマネしたゴブか? 並ぶと威圧感ヤバいけどそういうヤツらへの対抗策はちゃんとあるゴブよ! なんたって俺は元人間で、おバカなゴブリンとは違うからね! 鬼畜生とは頭の出来が違うゴブ! いまは俺も鬼畜生だけど! ゲギャギャッ!

 いままでの雑魚ゴブや雑魚オークとは違って、明らかに狙いを持って装備を整えられたオークの軍団が近づいてくる。
 本当はいまが逃げ出すタイミングなんだろうけど。

 俺は、逃げなかった。

 オクデラと、オークを滅ぼすために一緒に戦うって約束したから。
 大丈夫大丈夫、ボスオーガさえいなければなんとでもなるゴブ!

 ゆっくり近づいてくるオークの重装歩兵を【覗き見】して【聞き耳】をたてる。
 オークたちは混乱することなく、まきびしやロープを張ったエリアを通過した。
 雑魚ゴブや雑魚オークと違ってまあまあ賢いらしい。

 この程度なら心配いらないゴブ。
 観察を続けながら、俺は休憩してたわけじゃない。
 周囲のゴブリンの数は多いし、片手間で投石して殺していってる。
 ゴブリンも歩けば投石に当たるってね! 適当に投げても当たるから気楽です! ほらほら、俺のライフポイントにしてやるゴブ!

 オークの重装歩兵にも投石してみたけど、盾で弾かれた。
 木製の木の扉には食い込んだけど、ヤツらの足を止めるほどのダメージにはならない。
 着々と、50匹のオークが近づいてきて。
 〈聖域〉に入ってきた。

『オデ、オーク殺ス! オーク滅ボス!』

『落ち着けオクデラ、まだだ、もう少し引きつけるゴブ!』

 いきりたつオクデラをなだめる。
 ちゃんと止まるあたり、オクデラはバーサク状態なわけじゃないっぽい。
 ハルバードとタワーシールドを装備した2メートル近いモンスターがバーサーカーになったらたまったもんじゃないゴブ! 覚醒オクデラが言うこと聞いてくれてよかった!

 もぞもぞと足踏みするオクデラを視界の端にとらえつつ、俺は短剣で『五番』の布袋を破る。

《***! *******!》
《****! **********!》
《**************!》

 オークたちは10匹ずつ並んで盾を構えて、密集して近づいてくる
 口々になんか言ってるけど、【オーク語】スキルがない俺には理解できない。
 ひさしぶりに聞き取れない言葉を聞いた気がする。

『ゴブリオ、オデ、コイツラ許セナイ! 殺ス!』

 あ、うん、オクデラは理解できちゃったのね。
 覚醒した時に【オーク語】スキルを手に入れてたもんね。
 コイツらがなんて言ったか教えて……その必要はなさそうゴブな! どうせ《男は殺せ、女は犯せ》とか《ニンゲンの女がいる!》とか《蹂躙してやるゴブ!》とかそんな内容でしょ? あ、語尾にゴブはつかないか! コイツらオークだし! 語尾にゴブってつくのはゴブだけゴブな!

 通訳してもらうことを諦めて、俺は布袋の中身を両手で掴んだ。
 そのまま一歩踏み込んで、腰をひねる。

『密集しててちょうどいいゴブ! 喰らえ!』

 足、腰、肩、腕、全身の筋肉を使って【投擲術】で投げる。
 袋の中身が、ばーっと広がった。

 五番の布袋に入っていたのは、投網だ。

 コワモテのおっさんが用意した小舟に乗ってたゴブ! つまり使っていいってことゴブな? ダメでももう遅いけど! ほーら、大漁大漁!

《***! ******!》
《**! ******!》

 オークたちは大騒ぎだ。
 見た目は重装歩兵だけど中身はしょせんオークゴブ! ちょっと混乱させればすぐに足並み乱れるゴブなあ!

『ゴブリオ!』

『オクデラ、あとは好きにするゴブ! 弱いところから狙っていけ!』

 そう言い残して、俺は川から逃げることを意識して【逃げ足】を発動して、網が絡まって隊列を乱したオークの集団に突っ込む。
 ちゃんと盾を構えてないと投石を防げないゴブよ? あ、ムリか、網が絡まってるから! せっかく装備を整えたのに、正々堂々戦ってこないとかヒドいヤツもいるもんゴブなあ! 誰にやられたゴブ? 俺か! さすが鬼畜生、でも戦場に卑怯もクソもないゴブ! ゲギャギャッ!

 盾を構えて、密集して近づいてくるオークの集団は脅威だ。
 いまのオクデラなら、力技でぶち破れたっぽいけど。
 でもちょうどいい道具があるんだし、使わない手はない。

 混乱するオークの内側で【投擲術】で小石を投げ、【隠密】で見失わせて、【短剣術】でジャマな網を裂いてそのままオークに斬りつけて、【回避】で網も攻撃も避けて、【逃げ足】でするする密集の中を移動する。
 密集してる分、攻撃する場所には困らないゴブなあ! ちょっと身長が伸びたけどオークより小まわり効くし、ゴブリオ、無双状態ゴブ! それに、こっちに気をとられていいゴブか? ほら前がお留守になってるゴブよ?

『オオオオオッ!』

 うなり声をあげて、オクデラがハルバードを振った。
 横薙ぎに、力いっぱい。

 オクデラはちゃんと、俺に集中して背中を向けてたオークを攻撃したらしい。
 チラッと【覗き見】すると、オクデラが振ったハルバードで一匹は腕を飛ばされ、一匹は上下に両断されて、一匹の腹に食い込んでた。
 タワーシールドをガシッとオークにぶつけてハルバードを引き抜くオクデラ。
 また雄叫びをあげて攻撃する。

 …………。
 ……オクデラ、鬼かな? おっとオクデラは小鬼でも鬼でもなくてオークだったゴブな! 鬼気迫りすぎてゴブリオちょっと引いちゃったゴブ!

 ……もうちょっと離れておこうっと。
 盾持ちオークの集団の中を移動する俺。

 ゴブリンレンジャーになって基礎能力があがったっぽいし、【回避】や【逃げ足】や【隠密】なんかのスキルが揃った俺にとって、デカいけど鈍くて不器用なオークの中を抜けることは難しいことじゃない。
 【打撃耐性】もあるから多少ぶつかったぐらいは大丈夫だし。
 でもいまのオクデラ相手じゃ苦戦しそうだけど。
 オクデラずいぶん成長したゴブな! ゴブリオうれしいゴブ!

 俺は中をかく乱しながら攻撃して、オクデラは外側から力技で喰い破って。
 アニキは、近づいてきたほかの雑魚敵に対処してる。
 よしよし、順調ゴブな! 重装歩兵の50匹のオークの集団を見た時はどうなることかと思ったけど! コイツら相手でも余裕で殺れてるゴブ! 強いぞ〈ストレンジャーズ〉! 俺とオクデラは【体力回復】スキルもあるし、このまま全滅させてやるゴブか? 全員俺のライフポイントにしてやるゴブゥ!


「ふむ。ゴブリンとオーク、我も知らぬ種族にニンゲンの女か」


 ぶわっと鳥肌が立つ。

 密集したオークたち。
 だいぶ減らしたけど、まだ30匹は残っているだろう。

 その中にいても聞こえてきた、声。
 オークの悲鳴や怒りの声を抜けて、なぜか戦場に通った声。
 これスキル【聞き耳】の効果ゴブか? ハハッ。


「覚えている、覚えているぞ。あれ以来、片時も忘れたことはなかった」


 オークが静まる。
 オクデラもアニキも。

 密集の中で、大群の方が見えなかった。
 密集の中で、避けて攻撃するのに集中していた。

 これは、俺のミスだ。

 オークの集団がゴソゴソと道を開ける。
 俺を見ないで、オクデラを見ないで。
 俺たちを、相対した敵を見るより優先されることがあるかのように。

 開いた視界の先。

 そこに、ヤツがいた。

「生きていたか! 我を楽しませたゴブリンよ!」

 強烈な打撃や蹴りを繰り出す筋肉、斬りつけてもわずかな傷しかつかない赤い肌。
 口から覗く牙は鋭く、短剣さえ砕く。
 身長はオクデラと同じ2メートルぐらいだけど、超接近戦でもスキはない。
 圧倒的な強者のオーラをまとい、うれしそうにニヤリと口を歪めて。

「確かに殺したはずだが、理由などどうでもいい! 今日も死合える幸運に感謝を!」

 俺たちの目の前に現れたのは、あのボスオーガだった。

 ……戦闘狂かよ!
 しかもコイツ完全に俺のこと認識してるゴブ!

 あ、これ死んだわ。
 ちょっと調子に乗ったらコレですわ。
 さっきもう何も怖くないとか言ってたせいゴブな! めっちゃ怖いゴブ!

 とりあえず。
 コイツも泳げないよね? 舟に乗り込んだら逃げられるゴブな? 逃げられるって信じてるゴブゥ!

出てこないわけはないよね!
ということで次話、7/28(金)18時更新予定です!

■ ゴブリオ(ゴブリンレンジャー)
 【ライフポイント】
  194 → 248

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