韓国有名プロ野球選手、「わいせつ行為」で任意脱退か

韓国有名プロ野球選手、「わいせつ行為」で任意脱退か

2016年07月13日08時26分
[ⓒ 中央日報/中央日報日本語版]
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自分の車の中で女性を見ながらわいせつ行為をして摘発された金相賢(キム・サンヒョン)に対し、球団のKTウィズは「任意脱退」とする見込みだ。(写真=韓国日刊スポーツ)
  昼に通行する女子大生を見ながらわいせつ行為をして摘発された金相賢(キム・サンヒョン、35、KTウィズ)に対し、球団が任意脱退を検討していることが分かった。

  先月16日午後4時50分ごろ、全羅北道益山市のあるワンルームマンションの前で大学生Aさん(20、女性)を見ながら自慰行為をして逃げた容疑(公然淫乱罪)で、全羅北道益山(イクサン)警察署は12日、金相賢を書類送検したと明らかにした。

  警察によると、金相賢は自分の車をAさんのそばに止めた後、窓を開けて自慰行為をしていた。ズボンを下ろして性器を露出した状態だった。これに気づいたAさんが警察に申告し、金相賢はすぐに逃げたが、車の照会を通じて確認された。現在、起訴意見で検察に送検された状態だ。

  KTウィズ側は「球団も事件について全く知らなかった」とし「試合開始前に報道を通じて内容を確認した」と述べた。1軍のコーチングスタッフはこの事実を知らず、12日のネクセン戦の先発ラインナップに金相賢を含めたが、この事件を知るとすぐに交代させた。

  金相賢は警察で「瞬間的に衝動を抑えることができなかった」と犯行を認めたが、「故意性はなかった」と語ったという。

  球団の関係者によると、金相賢に対する措置は「任意脱退」になるとみられる。「任意脱退」選手は少なくとも1年以上は球団の同意なく選手として復帰できない。放出ではないが、球団の同意なしに他球団と契約することもできないという点で懲戒の意味が強い。

  事件発生から1カ月ほど経過するまでこの事実を認知していなかったうえ、報道に接してもチョ汎鉉(チョ・ボムヒョン)監督以下のコーチングスタッフに直ちに知らせなかったKT球団に対しても非難の声が強まっている。

  金相賢は起亜タイガースの2009年の韓国シリーズ優勝に貢献してMVPと本塁打王を獲得するなど中心打線で活躍し、2013年にSKにトレードされた。KTウィズに移籍した後は球団初の20本塁打をマークして栄光を継続したが、選手として築いた名誉を一瞬にして失うことになった。
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