トランプ大統領 ロシア疑惑めぐり不満ぶちまけ

トランプ大統領 ロシア疑惑めぐり不満ぶちまけ
就任から半年を迎えたアメリカのトランプ大統領は去年の大統領選挙でのトランプ陣営とロシアとの関係をめぐる疑惑について、捜査に関与しないことを表明したセッションズ司法長官への憤りをあらわにするなど疑惑をめぐる現状に不満をぶちまけました。
これはトランプ大統領がアメリカの新聞ニューヨーク・タイムズのインタビューに対して述べたものです。この中でトランプ大統領は、去年の大統領選挙でのトランプ陣営とロシアとの関係をめぐる疑惑について、選挙期間中トランプ氏を支えてきたセッションズ司法長官がことし3月に疑惑の捜査には関与しないと表明したことに言及し「長官の職を受けておきながら捜査に関与しないなんてありえない」と批判しました。

さらに「もし彼が職を受ける前に関与しないと言っていれば『君にはこの職を与えない』と伝えた。彼の行為は大統領に対してとてもずるい。そう表現しても生ぬるい」と憤りをあらわにしました。また、トランプ大統領は疑惑の捜査にあたる特別検察官を任命したローゼンスタイン司法副長官を批判したほか、特別検察官に就任したFBIのモラー元長官についても、適任者かどうか疑問を呈すなど疑惑をめぐる現状に不満をぶちまけました。

ニューヨーク・タイムズは「およそ50分のインタビューの間、ロシア疑惑の話が中心で引き続きトランプ政権の頭痛の種になっている」と伝えています。