ビットコインにおいてBIP91がロックインされました。23日に有効化されるそうです。
とはいえ、確実にSegwitの採用が決まったという訳ではないようです。
しかし、8月1日のビットコインの分岐問題はずいぶんシンプルになりました。
経緯はごたごたあったようですが、基本的には結果だけ押さえておけばOKだと思います。
1、結局、ビットコインのブロックチェーンは2つに分かれます。
① ビットコイン(BTC):BIP91と呼ばれる改善提案を取り込んでおり、Segwitが実装される予定。
※BIP91はSegwitを採用しやすくするための提案(マイナーの承認を95%から80%に引き下げる協定的なもの)。
※Segwitはビットコインのブロックサイズを「実質的」に2MBにする技術。 特にBIP91に基づくSegwitはSegwit2xと呼ばれるが実質的に同じもの。ただし、Segwit採用の数か月後にブロックサイズ拡張のハードフォークが予定されている。
② ビットコインキャッシュ(BCC):ビットコインから分岐する新しいコイン。ブロックサイズの拡張を志向しているようです。
対応するウォレットや、取引所内にビットコインを持っている人には同量のビットコインキャッシュが貰えます。
とってもシンプルですね!
2、分裂後の投資方針
当「暗号通貨投資のポートフォリオ」は、
① パイオニアであり
② トップの時価総額があり
③ 最も幅広いユースケースがあること、
の3点からビットコインを暗号通貨内における基軸通貨とみなしており、アルトコインへの投資や投資成績の管理をビットコイン建てで行ってきました。
市場価格がどう動くか全くわかりませんが、分岐後はビットコインとビットコインキャッシュのハッシュレート高の比率に引っ張られる形でビットコイン価格は一時的に減少しそうです。
しかし、最終的な市場価格を決めるのは市場に参加する投資家であり、実際にビットコインを利用するユーザーです。
私は分岐後のビットコインであっても上記3点が揺らぐことは無いのではないかと勝手に想像していますので、引き続きビットコインを基軸通貨と見なした投資を続行します。
8月1日にはビットコインキャッシュが付与されますが、当ポートフォリオはアルトコインの投資対象を7銘柄までとしています。
あまり難しいことは考えず、全部ビットコインに替えちゃうことにします。
下記の資料を読む限り、国内最大手のビットフライヤーではBCCを扱えそうです。
https://bitflyer.jp/pub/announcement-regarding-august-fork.pdf
8月1日以降のビットコインには引き続きブロックサイズの拡張を巡る分裂リスクがあります。
これからもビットコインの動向に注意する必要がありそうです。