現在、台湾の李登輝前総統が訪日中ですが、新聞やテレビはあまり大きく扱っていませんね。それに不満を持つ人もいるようですが、私は一私人として日本を訪れている人について、マスコミがスクラムを組んで報道合戦を繰り広げるのはどうかと思うので、現在のような取り上げ方でいいのだと考えています。大騒ぎする方がおかしいですし、「22歳まで私は日本人だった」と話す李氏には、日本を楽しんでいただきたいですね。中国政府も一応、文句は言ってはいるものの、騒ぎ立てる気はないようです。
ただ、6年前の4月に李氏が訪日したときは違いました。中国は大々的に日本を非難し、予定されていた政府高官の来日を次々と取りやめました。公明党は李氏訪日に反対していましたし、何より外務省の河野洋平外相とチャイナスクールの人たちが猛反対して首相官邸と対立していました。最終的には森首相が押し切ったのですが、当時も官邸勤務だった私はドラマの一端を垣間見ることができました。
そこで本日は、当時の産経記事から李氏訪日までの流れと、そのときどきの動きが分かるものをピックアップして、短評を添えたいと思います。日本の対中外交の変化に関しては、小泉前首相の6回にわたる靖国神社参拝が果たした役割が大きいですが、小泉氏が首相になる直前に、森元首相が断行した李氏訪日もまた、対中外交の一つの転機だったと思うからです。
李登輝氏が訪日ビザ申請 政府「受理せず説得を」 現地事務所に指示
[ 2001年04月11日 東京朝刊 1面 ]
【台北10日=矢島誠司】台湾の前総統、李登輝氏(七八)は十日正午(日本時間午後一時)前、代理人を通じて訪日のための入国査証(ビザ)申請書を交流協会台北事務所に提出した。日本での心臓の再検査が必要との専門医の意見などに基づき、当初の訪米後の帰途の訪日という計画を変更して訪米前の今月下旬に訪日したいと申し入れた。これに対し、日本の外務省から交流協会台北事務所に「受理せず、李登輝氏を説得せよ」と指示が出されたという。
…当時は外務省では中国語研修組であるチャイナスクールが幅をきかせていましたし、その政治力の後ろ盾として親中派が多かった自民党橋本派(現津島派)がありました。このころはまだ、田中角栄元首相の流れをくむ平成研の勢力は党内で圧倒的でしたね。現在は所属議員の数でも町村派に抜かれているわけですから、栄枯盛衰を感じないではいられません。
派閥の話はともかく、ここで問題なのは、外務省が首相官邸を通さずに勝手に李氏のビザ申請不受理の方針を示していることです。実は森元首相はこの前年に、中曽根、宮沢両氏ら首相経験者に「来年、李氏から訪日申請があったら、短期的に中国との関係が悪化するかもしれないが、受理したいと思う」と相談し、「それがいい」と賛同も得ていました。
それなのに、外務省の一役人が独自の判断で出先機関にこんな指示を出すのです。世間の政治家と官僚の関係のイメージはどうだか分かりませんが、役人はよほど政治家が監視していないと勝手なことを仕出かすという認識が、当時、私の頭にインプットされました。
李登輝氏訪日問題 政府内の不一致露呈 外務副大臣「ビザ発給を」
[ 2001年04月13日 東京朝刊 1面 ]
外務省の衛藤征士郎副大臣は十二日の記者会見で、台湾前総統の李登輝氏の訪日問題について、李氏側から訪日のための査証(ビザ)申請が行われたとの認識を示すとともに、政府としてはビザを発給すべきだとの考えを表明した。衛藤氏は最終的には森喜朗首相と河野洋平外相が協議して対応を決定すべきだとしたが、政府高官が公式にビザ発給に積極的な発言をしたのは初めて。しかし、福田康夫官房長官は同日の会見で「申請および受理がなされたことはない」と従来の見解を改めて強調、政府部内の見解の不一致が表面化した。
李登輝氏の訪日ビザ申請 外相「聞いていない」 衛藤氏発言を公式に否定
[ 2001年04月13日 大阪夕刊 総合・内政面 ]
河野洋平外相は十三日午前の記者会見で、衛藤征士郎外務副大臣が十二日に台湾前総統の李登輝氏が訪日のための査証(ビザ)申請をしたことを認める発言を行ったことについて「(李氏から)正式に査証申請があったとは聞いていない」と述べ、衛藤氏発言を公式に否定した
また、森喜朗首相は十三日午前、河野外相、福田康夫官房長官と国会内で李氏の訪日問題を協議し、河野外相らに対して「もう少し、よく情報を集めてほしい」と指示。これに対し、河野外相は衛藤氏発言について「省内の意見が一致しないといけないので、注意する」と陳謝。さらに「外務省としての考えをまとめる」と述べ、近く同省の統一見解をまとめる考えを伝えた。
…当時、首相官邸と外務省との間だけでなく、外務省内でも意見の食い違いがありました。ご承知のように、河野外相は「親中派の中の親中派」であり、李氏の訪日阻止に向けて動いたチャイナスクールをむしろ応援していました。これに対し、衛藤外務副大臣は台湾派であり、チャイナスクールの独断・独走を苦々しく感じていたようです。
それで衛藤氏は4月11日に、駐台日本大使館に当たる台湾の交流協会台北事務所に直接電話を入れて李氏側からビザ申請があったことを確かめていて、記者会見で事実として述べたのです。それを河野氏は打ち消したわけですから、親中も病硬膏に入るというか。ただ、そんな無理を通して道理を引っ込ませるようなやり方が、当時の親中派やチャイナスクールの行動様式だったと記憶しています。
また、このときは福田官房長官も親中派で、外務省のチャイナスクールべったりでした。谷野作太郎元中国大使が小学校の同級生だったということもあったのでしょう。当時、在京各紙の社説が珍しく一致し、みんな李氏の訪日は認めるべきだという論調でした。これに対し福田氏が記者会見で「李氏を来日させて何かあったら新聞の責任だからな」と捨て台詞を吐いたのを覚えています。「何言ってんだか」と思いました。そして昨年の自民党総裁選では、衛藤氏が福田氏を担ごうとしたのだから政界事情は複雑です。政治家の行動様式は一つの理由では決まらないことがほとんどだといえますね。
李登輝氏 治療に訪日強く要望 ビザ「間違いなく申請した」
[ 2001年04月16日 東京朝刊 1面 ]
李登輝氏ビザ問題 外相、一時辞意示す ビザ発給、首相に抵抗
[ 2001年04月19日 東京朝刊 総合・内政面 ]
李登輝・前台湾総統の訪日問題をめぐって、ビザ発給に慎重な考えの河野洋平外相が、森喜朗首相に対して一時辞意を示していたことが十八日分かった。外務省筋が明らかにしたもので、ビザを発給する意向の森首相も外相辞任という事態に発展することを避けるため、協議を続行する形にせざるを得ない状態のようだ。
同筋によると、中国との関係を重視する外相は以前から「自分の在任中は李登輝氏の訪日は認めない」との考えを示してきたが、辞意表明については「ビザ発給への抵抗姿勢を中国や外務省内に示すのが狙い」(政府筋)との見方もある。
…じゃあ、辞めればいいのにと思った人は多かったと思います。でもそんな決断はしない人なのでしょう。このとき河野氏は森首相に対し、「30年間親中一筋でやってきた私の立場はどうなる!?」と詰め寄ったと聞いていますが、この人は本当に…。そんなの知ったことかと言いたくなりますね。
李登輝氏ビザ発給 「首相が最終決断」 河野外相
[ 2001年04月21日 東京朝刊 総合・内政面 ]
河野洋平外相は二十日夜、首相官邸で森喜朗首相と台湾の李登輝前総統への査証(ビザ)発給をめぐり会談した後、記者団に対し、「最終的には首相の決断だ。李氏がしっかりと受け止められるよう期待する」と述べ、人道的観点からの首相の決断であることを強調した。
河野外相はまた、「私は(李氏は)非常に政治的影響力のある人だと思っている。それは(この問題をめぐる)陳水扁総統の発言や、台湾外交部の発言をみれば十分根拠がある。対中外交はなかなか難しい時期を迎えるだろう」と述べ、李氏は必ずしも私人であるとはいえないとの見方を示した。
一時進退問題を考慮したとされることに関しては発言の中ではまったく触れなかった。
…ものの見事に中国側の言い分をそのまま口にしています。いっそ見事という気すらしますね。でも、当時も外交が分かっている人たちは「中国側のポーズに踊らされる必要はない」と冷静に見ていました。中国は、日本が脅しに過敏に反応するからそれを利用しているだけで、脅しに効果がなければそんなことしないということは、ちょっと考えればすぐ分かることでしょうに。まあ、これが河野氏のアイデンティティーだから仕方がないのかもしれません。
で、結局、李氏は4月22日に来日するわけですが、その際の中国・新華社電は「ビザ発給は日本軍拡の口実」と書きました。意味が分かりません。こんな適当な言い分を真に受けるほうがどうかしていますね。でも、当時の日本にはとにかく、中国様を刺激してはいけないという政治家や官僚が多かったのも事実です。
李登輝氏ビザ発給 外務省が妨害工作 安倍官房副長官が証言
[ 2001年05月09日 東京朝刊 総合・内政面 ]
安倍晋三官房副長官は八日、先に来日した台湾前総統、李登輝氏への入国査証(ビザ)発給をめぐって外務省による「妨害工作」があったことを証言するとともに、昨年十一月にブルネイで開かれたAPEC(アジア太平洋経済協力会議)の帰途、森喜朗首相(当時)から「李登輝さんの訪日を受け入れようと思っている」と伝えられていたことを明らかにした。
超党派の国会議員でつくる「李登輝氏に日本での治療を実現させる超党派の国会議員有志の会」のヒアリングで明らかにしたもので、安倍氏はビザ発給までに時間がかかったことについて「外務省から妨害工作があった」と説明。「外務省のチャイナスクール(中国専門家)は中国政府に気に入ってもらえないと情報が取れないという宿命があり、そこが問題だ」と述べた。
…さて、当時、李氏の訪日実現に熱心に働いていたのが官房副長官だった安倍首相でした。安倍氏は李氏へのビザ発給が決まった4月17日には、訪日反対運動を展開した外務省の槙田邦彦アジア局長について、オンのコメントで「一局長の行動でここまで日本が傷ついたことはない。罪は万死に値する」とまで述べています。安倍氏以前の官房副長官は、どちらかというと地味で目立たない存在でしたが、安倍氏は対外発信が得意で、例外的に注目を集めた副長官でしたね。
「李登輝氏の訪日今後は認めない」 田中外相、中国外相に言明 今月7日電話会談
[ 2001年05月19日 東京朝刊 1面 ]
田中真紀子外相が今月七日の中国の唐家せん外相との電話会談で、台湾前総統の李登輝氏から今後、訪日申請があっても認めない考えを伝えていたことが十八日、分かった。複数の関係筋が明らかにした。李氏の訪日をめぐり、政府は四月二十日に人道的観点から査証(ビザ)を発給、訪日は二十二日から五日間の日程で実現した。しかし、外相はこうした政府決定に反する発言を政府内での協議を経ず独断で行っていたことになり、外相としての資質が改めて問われることになりそうだ。
…政権が森氏から小泉氏へと移り、新たなプレーヤーが登場しました。私は小泉首相の誕生を心から歓迎したものですが、田中外相の起用にはまた、心から失望させられました。結局、更迭することになったわけですが、田中氏は次々と失言を繰り返し、奇矯で有害な言動をとり続けましたね。
上の記事は、産経をはじめ新聞各紙が田中氏の問題発言、スタンドプレーを追及するさきがけとなったものですが、私もかかわっています。しかし、当時はワイドショーをはじめテレビが田中氏礼賛特集ばかりやっていて、彼女はヒロインでしたから、なかなか風当たりはきついものでした。「何で外務省改革を進める田中氏を批判するのか。もう産経はやめる」と弊社にもたくさんの抗議が来て、部数も1万部減ったと聞きました。抗議に恐れをなしたのか、最初は弊紙と近い論調だった毎日新聞が、途中から田中氏批判をあまりしなくなったのを覚えています。
「李登輝氏の再入国」 田中外相発言 麻生氏が批判
[ 2001年05月20日 東京朝刊 総合・内政面 ]
自民党の麻生太郎政調会長は十九日夜、名古屋市内で記者団に対し、田中真紀子外相が台湾の李登輝前総統の再入国を認めない考えを中国の唐家せん外相に伝えていたことについて「事実とすれば、個人の見解を述べるのは結構だが、国で決めた話を(田中外相が)一人でひっくり返せるとは思えない」と批判した。
李氏再訪日 申請あれば検討 安倍官房副長官示唆 外相発言を“修正”
[ 2001年05月21日 東京朝刊 総合・内政面 ]
安倍晋三官房副長官は二十日のテレビ朝日の報道番組に出演し、田中真紀子外相が中国の唐家せん外相との電話会談で、台湾の李登輝前総統へのビザ(査証)の発給を今後認めない方針を伝えていたことについて「森内閣で国益を考えて(李氏へのビザ発給を)決断したことなので、外交の継続性を外相も承知されていると思う」と述べ、再度病気治療を目的とした入国申請があれば検討する考えを示唆した。
…このころから、外交路線について安倍氏と麻生氏が一致していたことが分かりますね。現在、この二人に中川昭一氏を加えたANAラインが、安倍政権の中核となっています。
外相、間接的に認める 李氏ビザ拒否報道 「慎重に対応」と発言
[ 2001年05月21日 大阪夕刊 1面 ]
田中真紀子外相は二十一日午前の参院予算委員会で、今月七日に行った中国の唐家せん外相との電話会談で李登輝・前台湾総統へのビザ(査証)発給を今後認めない考えを伝えた-との産経新聞などの報道を否定しなかった。そのうえで、外相は電話会談では「すべてを慎重に対応していきたい」との発言を行っていたことを明らかにし、李氏への今後のビザ発給を事実上認めない考えを唐中国外相に表明していたことを間接的に認めた。
峰崎直樹氏(民主党)の質問に対する答弁。外相は「外交は先方の立場があるので、中身について逐一明らかにすることはできない」などとして電話会談の詳細を明らかにすることを拒否した。
外相追及に照準 民主の国会戦術
[ 2001年05月23日 東京朝刊 総合・内政面 ]
民主党は二十二日の常任幹事会で、今後の国会戦術について、日中外相電話会談で台湾前総統の李登輝氏の訪日を今後は認めないと言明した田中真紀子外相に追及の照準を絞ることを確認した。
菅直人幹事長は常任幹事会で「(発言の有無を)一切答えないという姿勢は問題で、さらに厳しく追及していかないといけない」と批判。赤松広隆国対委員長は二十二日の記者会見で「まさに外交音痴で、こんな外相しか選任できなかった小泉純一郎首相の任命責任も問われる」と述べ、田中外相とともに任命権者の小泉首相の責任も追及する考えを強調した。
…面白いのは、当時は民主党が田中氏をこきおろしていたことです。何せ田中氏は現在は民主党の会派に所属しているわけですから。政治の世界が、いかにご都合主義でその場しのぎか分かりますね。まして今のように選挙が近づくと、その傾向はさらに強まります。
李氏へビザ発給 経緯調査を拒否 衆院外務委で外相
[ 2001年05月24日 東京朝刊 総合・内政面 ]
二十三日の衆院外務委員会で、政府が台湾前総統、李登輝氏への査証(ビザ)発給問題を検討していた当時、外務省の槙田邦彦アジア大洋州局長が発給に抵抗していた問題が取り上げられた。自民党の米田建三氏がその経緯を調査するよう求めたのに対し、田中真紀子外相は「(ビザ発給を決めたのは)前の内閣のことだ」と拒否した。
米田氏は質問のなかで、槙田局長が李氏は元気だ▽(李氏が治療先として希望している)岡山県倉敷市の医師が「自分でなくても治療できる」と言った▽台湾の医師会が訪日に反対している-などの誤った情報を官邸などに伝え、これが問題をこじらせる要因となったと指摘した。
これに対し、田中外相は「新しい内閣で、役人も政治家も気持ちを切り替えて、いい政治をしたい」と述べ、この問題を不問に付す姿勢を示した。
…以前、米田氏本人に聞いた話ですが、槙田氏は当時、人気絶頂だった田中外相に「国会で米田氏の悪口をどんどん言って、次は彼が当選できなくなるようにしてくださいよ」と頼んだそうです。これにはさすがの田中氏も「へんな官僚ね」と応じなかったそうですが。政治家も官僚も日常的に一種の権力闘争をしているのが永田町・霞が関の常態と言えるかもしれません。
李登輝氏訪日 槙田局長が虚偽報告 安倍官房副長官認める
[ 2001年06月02日 東京朝刊 総合・内政面 ]
…槙田氏は外務省内で、一時は「チャイナスクールから次官が誕生か?」とまで言われた人物ですが、結局、次官にも希望していた中国大使にもなれませんでした。また、後任のアジア局長だった田中均氏も、小泉前首相や福田元官房長官の信任は得たものの、北朝鮮問題などで安倍氏と対立して結局、ほとんど手が届いていた次官になれずに退官し、次官には同期で安倍氏に近かった谷内氏が就きました。ただ、ここで注意しなくてはならないのは、こうしたときは一方的に政治家の方が力・立場が強いとは限らず、安倍氏が槙田氏や田中均氏に敗北して、今ごろ首相どころか無役の政治家にとどまっていた可能性もあることです。
李登輝氏の過去の訪日について振り返りながら、結局、政治(行政の一部も含めて)の世界は権力闘争だなあ、勝つか負けるかだと改めて思い至った次第です。国際政治だって、構図は複雑ですが、つまるところそうなのだろうなとも考えています。李氏の私人としての訪日を淡々と受け入れるべきなのは言うまでもありませんが、それにしたって政治的意図が全くないとは到底言えないでしょうし。
コメント
コメント一覧
200万アクセス突破おめでとうございます。
李氏訪日の顛末記を見せていただきましたが、当時はマキコ批判をするということは思ったよりかなりタブーだったみたいですね。
結果を見ればマキコ批判が正しいものだったと証明されました。
またマキコとAAコンビの政治家としての器量の差というものも感じました。
なるほどマキコが安倍に対して悪口雑言を吐くのはこれ以来の因縁があるのではないかと思いました。
ある意味マキコにとって安倍は天敵の一人だったようですね。
それと小泉内閣ですが、マキコを斬ったから長命だったと思います。
マキコ放逐は自民にとっては正解だったでしょう。
民主ももてあまし気味で次は国新とか言っています。
しかし彼女のお似合いの場所は「社民党」ではないでしょうか(笑)
あと仰るように民主党というのは本当にご都合主義政党ですね。まあ、これは結党以来の伝統でしょうが。
200万アクセスおめでとうございます。
2001年の出来事のクロノロジ-有難うございます。
詳細な事はいつも忘れますが
阿比留様の記録のように丁寧にfollow頂くとあのことを思いだし
政治家,役人の動きが良くわかりまう。
今後もよろしくお願いいたします。
>谷野作太郎元中国大使が小学校の同級生だったということもあったのでしょう。
この部分が引っかかりました。日本のエリートは東京育ちなんですよね。安倍氏、麻生氏、中川氏も選挙区こそ地方でも実際は幼少から東京の名門出身ですし。地方出身の私にとっては「この国は何でも東京なんだよな」とちょっと自嘲気味になります。
http://www.youtube.com/watch?v=wXZrzg3ny_Y
青山氏が安倍総理はちょっと弱気になってるような発言をしています。他の番組でも比較的保守的なコメンテーターが安倍氏はまだ若いから先を考えて・・・再登板も考えて・・・のような退陣を匂わす発言が増えている気がします。総理は大丈夫なんでしょうか?心配です。
総理は著作「美しい国へ」の中で「たじろかず、批判を覚悟で進む」「自ら反みて縮くんば千万人といえど吾ゆかん」とチャーチルと吉田松陰の言葉を引用してますがこの言葉の通りに弱気にならず前進して欲しいです。
こんにちは。やはり長年の読者から何人も「真紀子さんを批判するような産経新聞には失望した。もう購読はやめる」といわれると、きついものはあります。でも、弊紙は彼女の言動について、あまりにも「それは違うだろう」と考え、おかしいことはおかしいと書き続けたつもりです。小泉前首相が田中氏を更迭したときも、ものすごく支持率は下がりましたが、更迭していなかったらどうなっていたことか。>彼女のお似合いの場所は「社民党」ではないでしょうか。…そういう政治家はけっこう自民党にもいるのですよね。困ったことに。
身に余るお言葉をいただき、ありがとうございます。自分がそれほどのものとは思えませんが、お励ましを糧に、これからも努めようと思います。よろしくお願いします。安倍首相の真価は、長くやればやるほど伝わり、理解されると思うので、夏の参院選は最近のどの選挙よりも重要だと考えています。
こんにちは。自分が多少なりとも直接取材したことはよく覚えているのですが、傍観者的に見ていただけの出来事はどんどん忘れていきます。6年前のこのときは、私も李登輝氏の訪日は絶対に実現させなければいけない、という思いがあったので記憶が鮮明なのですが、同じ頃でもほとんど思い出せないこともあります。あまりバランスがとれた人間ではないもので…。
官邸関係者の話では、松岡氏の自殺の一報が入ったときも、安倍氏は周囲の政府高官らが慌てふためく中、とても冷静だったと聞きました。一歩引いて捲土重来を期すということはあるでしょうが、あまり弱気になるタイプではないと思っています。人間ですから、好不調はあるでしょうが…。
王貞治さんは
どっちが有名人ですか?
王監督も台湾人でしょ。
文責 森浩
どっちが有名人かと聞かれても私には、ちょっと分かりません。
私は、マキコ氏が、生理的に嫌いで、小泉内閣発足時に外相に就いたときは、がっかりしたのを、覚えています。
故・田中角栄首相が日中国交回復した時は、まだ子供で「良い事なんだな」位にしか考えていませんでした。
現状が判っていれば、批判もしたでしょうが、誰もそんなことは出来ないでしょう。
で、何故マキコ氏が嫌いかと言うと、角栄氏が病に倒れ、代わりに彼女が跡を継いだときの話です。
ある程度回復した、角栄氏を選挙に連れ出し、「うちのポンコツを連れて参りました。」と選挙カーで、手を振らせたのを、テレビで見て、そこまでして、政治家であり続けたいのかと、醜い一面を見てからです。
そんな彼女が、外相に就任し、中国は歓喜した事でしょう。
これで、中国に都合よく日本を誘導出来ると考えたのでしょうね。
こんにちは。亡くなった小渕元首相は「お陀仏さん」、子供ができず、不妊治療まで受けた安倍首相夫妻については「種無し西瓜」…。この人の言葉は、品性下劣に感じてしまいます。いったいこの人の何がブームを巻き起こしたかと考えても、田中角栄氏の娘で容貌が似ていることと、他人の悪口がうまいことぐらいしか思い浮かびません。
小沢一郎さんは幹事長時代に首相を断って
宇野宗祐さんが首相になって赤坂芸者事件が
おきました。日本の政治がおかしくなったのは
あのころからです。
文責 森浩
かうしてみると、あの「加藤の亂」がもし成功してゐたら、とかんがへるとゾッとします。小泉当時森派会長?がこれをおさへて翌年総理に就任しましたが、それも真紀子さんの功績?が大きかったもんだから外相に登用せざるをえず、結果いろいろとゴチャつきましたけど、その間安倍さんが力をつけ、そしていま総理となられた。際どいところで日本は救われたのですね。よかった、ホンマによかった。
HAPPY ENDINGで良かった。
しかし河野洋平氏の、「30年間親中一筋でやってきた私の立場はどうなる!?」はお笑いですね。
そんなことだからネットで「紅の傭兵」と言われるんだ・・・。
参院で民主その他の野党が過半数を占めると国会運営も非常に厳しいものなるでしょう
安倍氏の政策が潰される可能性大です
やはり国民年金問題が痛い
国民全員に関わる問題ですし、将来の不安も広がります
社保庁の怠慢、サボタージュが原因でしょう
公務員、労組の「お役所仕事」「お役所感覚」は理解できません
こんな組織の為に政権が倒れるような事があったら悔やんでも悔やみきれません
公務員でも解雇できる制度、給与を下げる事のできる制度、責任を取らせる制度が必要でしょう
李登輝氏が訪日中のようですが、何処もかしこも昔の報道ほど騒いではいないようですね。私人であろうと公人であろうと、日本国内の件で、中国に干渉されるのはおかしな事でありますね。
外務省の中国より対応については、ホント呆れてます・・・。
田中真紀子氏については、社民党の福島瑞穂氏と同レベルと思っておりますので、民主党から社民党へ電撃移籍が相応しいと思います。(国民新党への移籍は今のところ流れたようですので)
日本の大物政治家が動いたということでしたが
私も当時の政治を実際に見ていたわけではないので、分からない部分も多いのですが、国民が政治家に何を求めるかが、だいぶ変わってきたのではないでしょうか。
加藤の乱というと、自民党議員である加藤氏が森内閣の不信任決議案に賛成すると宣言した一大造反ですね。結局、数が足りなくて思いとどまったのですが、これほどの「造反劇」を起こしておきながら、友達の小泉前首相に助け舟を出されて復党し、復党後はその小泉氏の悪口を言いまくって次期首相を狙っている加藤氏って…。究極の甘い人ではないでしょうか。
その「紅の傭兵」というあだ名ですが、ネットで流通する随分前に、政治評論家の屋山太郎氏が冗談で使っていました。私の知る限り、屋山氏が名付けたのではないかと。
それにしても李登輝さん訪日のお話は、このところのマスコミの政治不信キャンペーンに辟易していたので、古森さんのエントリとともに心が晴れました。ありがとうございました。
官房長官だった小渕恵三さんでしょ。
娘も政治家になりましたよね。
現代は政治家の2世議員が多すぎます。
鳩山兄弟も自民党と民主党に別れたでしょ。
中曽根康弘さんが現役の政治家だったら
良かったのに。
優秀な政治家には定年制は不要です。
僕は30代の人が新しい政治家になってほしい。
杉村太蔵もニートから政治家になれた。
文責 森浩
今に至っても組織と影響力を温存しているのだろう
象徴天皇制は古来から変わっていない
勘違いしている日本人が多いのだ
天皇の権威を悪用する官僚は先の大戦を主導し、国家を滅ぼしかけた
大罪人だと思っている
例えば事務次官会議というわけのわからないものがあると聞いている
役人にあるはずのない職務権限が認められてしまっている
水は流れを止めると腐る
民間から官僚へ登用する制度を確立し、競争させなくてはならない
国家試験に合格すれば高級官僚になれて、次官競争に敗れても
天下りが保障されている制度は国家を滅亡に誘っている
6年前の李登輝先生訪日を振り返ると、外務省チャイナスクールの弊害と、それを助長する側と、正そうとする政治家が浮き上がって、興味深いものがあります。
当時活躍された、麻生、安倍両氏が、それぞれ現外相・総理というこの機会をとらえて、何とか外務省の改革をなしとげてほしいものです。
あるいは、北朝鮮問題で独走を続けた米国務省のライスとヒルを、うまく牽制おさえこんだ米財務省の動きをみて、わが国もかって対米貿易摩擦交渉で、通産省が安易な妥協に走ろうとする外務省を牽制した経緯を思い起こしました。制度的に、外務省をチェックする機構が設立されることが期待されます。日本版NSCの構想は、どうなったのでしょうか?
そうだったんですか。ひゃー、、無知で申し訳ないです。しかし屋山さんナイスネーミング。
いまから選挙までの間に、有権者にいかに問題の原因とその対処方法を周知させ、理解を得るかにかかってるのでしょうね。しかし、自分たちが組織率96%とも言われる社会保険庁労組の支持を受けていながら、社保庁の批判をするふりをして政府を攻撃する民主党の厚顔さには感心するしかありません。民主党の中には、たくさんいい議員がいるのですが、選挙に有利とあれば口をはさめないのでしょうね。日教組を含め、官公労こそがさまざまな問題の根底にある気がします。
「紅の豚」のパクリですか?
それとも毛沢東の「紅衛兵」由来ですか?
文責 森浩
こんばんは。外務省も以前ほど中国よりではありませんが、それでも工作も罠も極めて得意な中国ですから、油断はできませんね。田中元外相については、角栄の娘たる自分が表に出れば日中関係は万々歳と信じ込んでいた(今も?)ようですが、相手にそんな幻想を植え付けるのもまた巧みな国なのでしょうね。
現在、私も各方面に確認中なのですが、確たる情報を得られないでいます。どういうことなのか。とても気になるところです。
政治の世界の変化の速度は明らかに以前と違います。重要法案を通すのにしても、以前なら一国会に何本とゆっくり進んでいたのに、最近はどんどん速くなっています。そういう中で、菅氏は十年一日のごとしですねぇ。もう一度お遍路にでも出て自分を見つめなおした方がいいような。
確かに世襲政治家が多すぎますね。政治の世界を早くから知っているという意味では、世襲政治家にもアドバンテージがあるのですが。現在の選挙制度と当選後の議員歳費をみると、地盤のないたたき上げ政治家は無理しないと地位を築けない形になっています。それをまず、改めないとどうしようもない気がします。
公務員制度改革の件ですが、事務次官会議を無視して閣議決定をやったのは、(過去の経緯をすべて知っているわけではないですが)安倍首相が初めてかもしれませんね。よく比較される小泉前首相の就任八カ月目はどうだったか…。
中共が「台湾は中国の一部だ」と主張するならば、李登輝氏は中共にとって自国民であり、その自国民が他国に旅したり、医療サービスを受けに行ったり、自国(中共)政府の批判をし、自国の一部が独立したがっていることを説いたところで、何の問題があります(どういうまともな理由付けでそれらの言動を封じ込めるのでしょう)?
日本政府が、日本国民が中国へ行って日本政府の批判をすることを妨げます?ある日本国民が中国で沖縄独立を叫んだとして、日本政府が中国に対して「その日本国民のビザを発給するな」なんて言います?
いや~本当に不思議なことだらけで(笑)。世界から「中共はおかしな政府だ」と思われたら、中共自身の評価を下げるだけだと思いますしね。それでもそうせざるを得ないのは、中共は李登輝氏の魅力が余程怖いんでしょうね。それしか理由が見付かりませんもん。
さて社保庁の件ですが、「解体する」のメッセージは弱いです。あたかも管下官庁に不祥事を許した監督責任を感じての解体、のイメージが伴います。きちんと「民主党支持基盤である社保庁は敵である」とわかるメッセージ、例えば「ぶっこわす」の明確さが必要だと思うのです。安倍内閣は品の良さが売りものですが、ここはコミュニケーション担当世耕氏の腕の見せ所、頑張ってほしいと思います。
いつも読ませてもらってます。李登輝氏のエントリでしたのでコメントさせてください。
不肖パンツは、明日後藤新平記念館へ氏のご尊顔を拝しにまいります。仕事休んでですが。
私としては、ご高齢でもあり、体調も万全ではない氏の自由な往来を願い、我々へ「日本人」の本来の姿を示してくださる氏に対して、恥知らずの中共や共同参加の地元紙「岩手日報」や媚中サヨクの妨害をはねのけ、一人でも多くの「日本人」の連帯を模索しております。
その中、産経の岩手での状況は惨憺たるものです。我が家の近くの販売店は扱っていませんし。岩手には「東海新報社」という唯一の良識の新聞がありますが、これも地域が違って届きません。
しかし本日の《東京入管、魏京生氏の入国拒否 「上から指示」》事象といい、李登輝氏への中共の妨害といい、情けない。
阿比留さんの奮闘を期待します!!
オザワの地元情報ありましたら随時お知らせします。
私人としての再訪日ではあるけれど、できるだけ紙面を割いて報道してほしい気持ちが強くあります。理由1、中国と朝日新聞は、メディアが注目することを願っているかいないのか、彼らが喜ぶことをやるのはおろかなことです。理由2、奥の細道に造詣が深く靖国にも参拝したいと言う、日本にとってじつにありがたい政治家を日本国民が歓迎することを、台湾の人たちはどう思うか。共産主義中国の不気味な圧力にさらされている台湾の人たちは、民主主義日本の国民が台湾に親しみを持つことを心強く感じるはずです。
その当時、産経新聞など目にすることもありませんでした。(すみません)目まぐるしい変化と息苦しさも日常に感じていました。
よくぞ、ここまで持ち堪えたものだという感慨が湧きます。
先ほど、NHKで李登輝氏の日本語でのスピーチが映像付きで流れたのをみて、時間帯はさておき驚きの念を禁じえませんでした。
ネット情報を見ない方たちには、一体どんな風に政治が見えているのか不安になります。
週一回でも産経さんも何か番組作られるといいのに、できませんでしょうか?
参院選に無所属で出馬されますね。
年金問題を民主党が政争の具にしたら
自民党は靖国問題で反撃すべきです。
小沢さんも自自公連立政権の一員でしたから。
文責 森浩
米財務省はさすがというかやりますねぇ。ヒルが道化に見えます。日本版NSCの方は継続審議となりそうですね。国会は通年国会にすれば、野党も変な国対的抵抗をやっても意味がなくなるのでいいと思うのですが。
でも、たぶん同じようなことを同時期に思いついた人はけっこういるでしょうから、本当の元祖はだれかと言っても分かりませんよね。
紅の傭兵は、または江の傭兵ともいい、まあ中国(江沢民)の雇われ兵という意味です。
この6年前の訪日時には、王毅氏は李氏のことを「戦争メーカー」と呼んで非難していました。戦後、戦争と地域紛争を繰り返してきたのは中共でしょうに。でも、こういう飛躍した現実味のない話でも、中国さまのおっしゃることなら…と同調する政党や政治家がいるから困ったものです。
特アという好ましくない隣人もいますが、他の国々はそうですね。コミュニケーション能力、伝達能力はもちろん非常に大事だと思うのですが、最近は聞き手、受け取り手の方のあり方にも疑問を覚えることがあります。積年の政治不信が招いた部分もあるでしょうが…。田中元外相の事例を思い出したせいで、そんな気分になったのかもしれませんが。
おはようございます。李登輝氏の発言の一つひとつが、われわれに日本人とは何者であるかの自覚を促しているような気すらしますね。オザワ氏のおもしろい話があれば、ぜひご一報ください。
>事務次官会議を無視して閣議決定をやったのは
もっともっと評価されるべきだとも思っています
小泉氏は自らの欠点を官僚に補わせていたので
徹底した改革は望むべくもありませんでした
今は苦しいでしょうが、こういうときこそ真価が問われます
総理たるもの、この程度の支持率低下で右往左往してはいけませんよ
参議院選に負けようがしゃあしゃあとしていればいいんです
青木のような奴が牛耳っている参議院ならいりませんよ
それぐらい図太く図々しく総理の椅子に固執してもらいたいですね
諦めたり、投げ出したりしてはいけません
朝日は味をしめて、気に入らない内閣が出来るたびに
今回のような仕掛けを繰り返す前例になると思います
「台湾には希少動物がいます。ワシントン条約でも保護されず
世論の支援があるわけでもない。それは日本の教育を受け日本の
言葉を話し日本に特別の思い入れを持つ戦前戦中の台湾の人たち」
昔の台湾は日本の一部だった。それはともかく歴史的にもどの国にも
属さない台湾が世界の孤児になっている現状はとても悲しいです。
中国におべっかを使って台湾をないがしろにしている日本の政治家は
礼を持ってかの人に接し親日家を大切にもてなすべきです。
李登輝さん、日本を楽しんでください。そしていつまでもお元気で!
http://d.hatena.ne.jp/harimaya/
政治家も官僚も、そして国民も未来を考えてないように見えてしまいます。
結局は自己満足のみ追求し、その満足が得られるハードルが低いから目先と自分の事しかみてない。
結果、派閥をつくったり、チャイナスクールや台湾派などつくったり、徒党を組んで自己利益と思われる事に固執。
得られる満足が小さいから新たな満足を得るためにまたハードルが低いものを選んでの繰り返し。
一方国民は最大の敵「無関心」が蔓延し、諦めてこちらも刹那の満足と他人の不幸の蜜を吸いたがる。
個人の力なんてたかが知れてます。でも個人の力なくて国はよくならないですよ。
この記事読んでいると今の日本のばかばかしさがはっきりとわかりました。
今の日本には価値観と呼べることもが低レベルでしかも現在しか見てないということが。
コメント書きながら、自分はいかに無力かも思い知らされています。
非常に寂しい気持ちになりました・・・。
政治家の資質も何もない素人の私が言うのはなんですが、河野洋平氏の「私の立場は」発言は笑えますね。
「自分のことを一郎氏レベルの大物と本気で思っているんだな・笑」と思わず・・・。
田中真紀子氏については、完全に親の七光りだけではないかと思います。
角栄氏には「戦略」があり、中共との国交樹立も、アメリカの情勢等を踏まえなおかつ、商売相手の拡充と、国内左派層の取り込み等の「戦略」があってのことだったと思います。それがよかったかどうかということは抜きにして。
しかし真紀子氏には、「戦略」が見えてこないですね。
あの人の「恩を売る」発言にとても落胆したのを覚えています。
李登輝氏は、日本人が忘れかけていた日本精神を思い出させてくれ、評価、叱咤激励して頂ける方ですね。
一種の清涼感さえ覚えますし、尊敬できる方です。お身体を大事にされて、ゆっくりと日本を楽しんで頂きたいと思います。
日本は、台湾にあまりに冷たすぎました。古森さんが「台湾側の日本への心情はもはや切ない片思いではないのか。いやいや、そうであってはならない」と書かれていますが、その通りだと思います。
シーレンの防御という切実な問題もありますし、文化的にも近い台湾をもっともっと大事にすべきではないでしょうか。
個人的にはできることは限られていますので、今度、旅行する時には、台湾に行きたいと思っています。
日本李登輝友の会 http://www.ritouki.jp/ に今回の来日の詳細が記載されていますので、楽しみにして見ています。
>このとき河野氏は森首相に対し、「30年間親中一筋でやってきた私の立場はどうなる!?」と詰め寄った
→そんなに中国が良いなら、日本人やめて中国国籍を取得したら・・・と言いたくなります。親中一筋でやってきて国益を毀損したのが、問題の本質なのですから。特アと親中派の態度には、辟易しています。
なるほど、おっしゃることはごもっともだと思います。ただ、李登輝さんをあまり大きく扱うと、中国が「やはり政治的訪日だ」と介入する口実を与えかねないという危惧もあります。もちろん、そのときは「内政干渉だ」と突っぱねればいいのですが、面倒な摩擦は少ない方がいいだろうし。
>安倍さんのような育ちのよさ、善人らしさ、誠実さといった要素は、本来最も国民に信頼されてしかるべき点なのですが、メディアのバッシングにより苦労知らず、浮世離れといった欠点へと誤訳されているような気がします。…私もそう思います。こういう人を守り立てないで足を引っ張るようなことばかりやっていて、一体日本にとって何かいいことがあるのかと。いたずらに北朝鮮はじめ特アを喜ばせるだけなのに。今朝もワイドショーのコメンテーターの嘲笑するような話した方を見ていて、嫌な気分にさせられました。
>週一回でも産経さんも何か番組作られるといいのに、できませんでしょうか? …うーん、一ヒラ社員が言うことではないかもしれませんが、弊社はけっこう貧乏なので難しいかと思います。でも、確かにネットなどを利用して自ら情報収集に努めるような人でないと、なかなか政治情勢や背景などは理解できないだろうなと思います。新聞は各紙論調が違うのでまだ比較して読めば考える材料にはなるでしょうが、一番影響力の強い朝と昼りワイドショーなんて、ほとんど似たような論調に見えます。
「面白い」と言ってもらえるとうれしいですね。ありがとうこざいます。
東条由布子さんは何度かインタビューその他でお会いしたことがあります。強い方だなとの印象を持っています。
朝日新聞の世論調査で支持率は30%、産経・フジの調査(あすの朝刊)では32%でした。もちろん、これに一喜一憂する必要はないのですが…。今回の参院選の行方は本当に気がかりです。国民が何を考え、どう判断するのか。どんな結果になろうと、国民自身がそれを選んだということでしょう。
李登輝氏も高齢ですから、お元気なうちにこころゆくまで日本を楽しんでほしいと思います。それができないような日本であってはならないと。
朝日のこの結果については民主党はがっかりするな。共同通信の調査では自民党支持が31.5%(前回調査36.3%)、民主党支持が22.2%(同18.8%)であり、民主党支持は増加傾向にある。この増加ぶりが続けば参院選も期待出来る云々。
まぁそれはそうなのかも知れませんが、これだけの「えげつない」逆風の中でも野党第一党に10%近くの差をつけている自民党の底力、逆に言えばこれだけの追い風の中でさえ自民党を抜かせない民主党の不甲斐なさを見る事も可能なのではないでしょうか。
勝谷さんのファンではあるのですが、最近の「国家観・歴史観がほとんど一致しているであろう安倍首相に対する罵倒」(国家観・歴史観で必ずしも一致しない筈の民主党への甘やかし)ぶりには…。どうも「政権交代」だけに目を奪われている気がしてなりません。
私など日々、無力感と自らの矮小さに打ちのめされています。世の中はどうしてこうなのか、なぜこう向かわないのか…。一人で煩悶しても仕方がないのでなるべく淡々としていたいとも思うのですが、気分はすぐアップダウンの乱高下です。今回の世論調査結果を見ても、どうしてこうなるのかと。
6年前の訪日の経緯が良く分かりました。
その後2002年10月に、慶応の学生サークルからの講演の招聘は残念ながら駄目になりましたね。
李登輝さんの書かれた「武士道」解題(2003年4月)という本を読んだ事があります。
彼は言った新渡戸稲造を深く敬愛しており、同じクリスチャンであった新渡戸が書いた「武士道」(英文)を日本語で分かりやすく解説しています。
彼は京都大学時代に当時の学生の必読であった「三太郎の日記」「善の研究」「出家とその弟子」「風土」等を読み、カントの「哲学批判」から実践を重んずる「武士道」へ入っていったようです。
この本の副題には「ノーブレス・オブリッジ」とは、が付けられています。
即ち、若い世代に対して、本来、率先垂範するべき、政治家や高級官僚や経営者が私服を肥やす事に汲々として、国家や国民の未来の事(即ち公の事)
を考えていない事を問いかけています。
是非、日本のリーダー達に読んで欲しい本だと思います。
その本の末尾に、慶応で中止になった「講演の内容」が書いてあります。
台湾で最も愛されているという「八田興一」さんの「ダム建設、灌漑工事」についての紹介でした。
中国が日本からの援助について、全く触れないのと大きな違いです。
今回、日本人の反対が減ったのは、この本などの影響でしょうか。
また、彼は日本人の事を良く理解し、素晴らしい提言をしているのですが、彼の来日に反対する人達は、ただ単に中国が反対するから、というだけでは何とも情けない限りです。
政界地図はかなり変わりましたが、根本的な変化には至っていません。さまざまな時間がかかるのが、今の議会制民主主義のルールでしょうから、仕方がないのかもしれません。そういえば田中真紀子氏は選挙の応援演説に行って、候補者の名前も覚えていないことがありましたね…。
> 政界地図はかなり変わりましたが、根本的な変化には至っていません。
確かにおっしゃるように「根本的」には・・・。それには日本国民全体の意識の平均値の更なる良化が必要なのかもしれませんね。
その良化により、自動的に選挙民、あるいは各政党の党員、あるいはマスコミ、みんなのレベルが上がるわけなので。
ただ、フジテの早朝ニュース番組などでは、高橋英樹の娘の担当する「一口蘊蓄メモ」みたいなところでガセが多く、さすがDQN民放だと閉口し、これまで殆んどフジテを見ることはありませんでした。
それと正直な話、23にチクシがいる頃は今夜はチクシがどんな理不尽コメントをするだろうかと気になって、心ならずも「釣られネガティブ23視聴者」の一人となって、あの番組の視聴率を上げておりました。
これからはこのブログを視聴します。阿比留様、頑張れ!。
李登輝氏には、ご希望通り、ぜひ兄上が祀られている靖国神社にも参拝してほしいところです。私も台湾にゆっくり行ってみたいのですが、なかなか都合がつきません。出張でいけないかなあ、とむしのいいことも考えてみたり…。
勝谷氏は民主党の小沢氏と親しいらしいですから。私は政界再編ができるものならそれもいいと思いますが、現在の民主党にはちょっと期待できません。ふつうは自民がふがいないから民主、と単純にはいかないと思うのですが、有権者はどう判断するのでしょう。
慶応のサークルからの招聘を受けた訪日がつぶれた件に関しても、いろいろと取材していたのでいつか書く機会があるかもしれません。この件については、金美齢さんに叱られたことがありまして…。>是非、日本のリーダー達に読んで欲しい本だと思います。…私もそう思います。
今回の李登輝氏が淡々と訪日されたことに、当時を思い出して隔世の感がいたします。田中真紀子とかろくでもない議員が外相をしていた時代もありましたね。思い出すだけでもゾッとします。
しかし・・・。魏京生氏の入国が拒否されたという記事を読んで、喜びも半減してしまいました。官邸まで情報が通っていないのでしょうが、チャイナスクールはまだまだ健在なのですね。
国民全体のレベルアップを図るには、遠回りなようでもやはり教育改善しかないと思います。
はじめまして。面白いと感じていただけたようで幸いです。これからぜひ視聴してください。よろしくお願いします。
隔世の感はありますが、社会は進歩していないようで進歩していたり、ドラスティックに変わったように見えてそうでもなかったりで、どうもつかみどころがありません。魏京生氏の件については、確たる情報が入ってこず、私もどう判断していいのか今のところ困っています。
> 6年前の李登輝氏訪日
なるほど、6年前にはこういった経緯があったのですか。
その頃からすると、本当に隔世の感がありますね、今回の訪日は。
私人としてのご旅行ですし、阿比留様も仰るとおりに、
余計な雑音に悩まされることがないよう、お祈りしたいところです、
最後になりますが、遅ればせながら200万ヒットおめでとうございます。
あ、ブログ本第二弾も楽しみにしております。
こんばんは。世の中はいい方向に変わっていっていると信じたいのですが、敵もさるもの、ときどき大きなゆり戻しがきます。三歩進んで二歩後退なのでしょうか。またよろしくお願いします。
仮に自民党が大敗して政界再編が起きたとしたら、どうなるでしょうか。参院で民主党が勝っても衆院は圧倒的に自民党が議席を持っていますから、単純に民主党が政権をとることにはならないでしょうが、自民、民主両党が割れてガラガラポンとなれば…。
また古森義久さんによると、2000年に李登輝総統がイギリスとチェコを訪問する前から中国政府は「そんなことになれば重大な結果を招く」と警告していましたが、訪問後に古森さんが中国の報道官に「その後重大な事態など、別に起こっていないようだが」と質問したら、その報道官も「なぜそんな質問をするのか!」と怒り出したそうです。
中国政府にすれば、本当のことを言われるのが一番痛いようですね。
チャイナとの間に友好は必要ありませんね。お互いに利益があるなら、ビジネスライクに交易関係を続ければいいだけで。敬遠政策でいいと思います。
李登輝氏の靖国参拝実現の報道を、心より嬉しく思います。
こんにちは。次は米国のブッシュ大統領にも靖国に参拝してもらいたいですね。それから欧州各国の首脳にも。中国と韓国のはしごを外して…。