記者たちも失笑?『ジョジョ』山崎登壇イベントでスタッフの「原作」理解不足を露呈
『ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない』公式サイトより
山崎賢人、伊勢谷友介、神木隆之介といった豪華キャストが集い、荒木飛呂彦の人気マンガを実写映画化することで話題の映画『ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章』(8月4日公開)。9日、主人公・東方仗助を演じる山崎が作品とのコラボイベントの記者会見に登場した。
だがそのイベントは、原作マンガの知識がある人間からすると、首をかしげたくなるようなミスを頻発し、記者たちの失笑を買っていたという。
「イベント開始直後、司会が山崎の紹介をする際に、東方仗助の名前を『ひがしがたじょうすけ』と、いきなり呼び間違えて呼び込でんました(※正しくは「ひがしかた」)。山崎本人もミスに気づいたようで、苦笑いを浮かべ、やりづらそうに登場していましたね。
また、山崎は6月のキックオフイベントで、仗助風のリーゼントで登場したものの、あまりに中途半端な大きさがネット上で揶揄されていたことを気にしてか、髪を伸ばし続けているようで、リーゼントのボリュームがやや増量されていたのも印象的でした」(映画ライター)
作品では仗助をはじめとしたキャラクターたちが、「スタンド」という異能力を使ってバトルを繰り広げるが、その話題に触れた際にもミスがあったのだとか。
「もし現実にスタンドがあったら、どんなスタンドがいいか? という質問が挙がったとき、山崎は『原作第4部の中にトラサルディーっていう料理のスタンドがいるんです。たとえば睡眠不足とかでも涙が滝のように流れて気づいたら健康になるという現実的なもので、体の不調も治るので欲しいな』とコメント。
しかし、トラサルディーはスタンドではなく、劇中のキャラ名(トニオ・トラサルディー)およびその人物の経営する店の名前で、本来ならばここで山崎が挙げるべきだったのは「パール・ジャム」というスタンド名.。またそのミスを、発言直後に修正できるスタッフが現場にはいなかったんです。
イベントが終了し、やっとそのミスについて報道陣向けにアナウンスが始まったのですが、『実際の人物の名前にかぶってしまうのでNG』と、的外れな理由で。結局その後、もう一度正確な通達をし直すという、わずか20分のイベントだというとんだバタバタぶりで。山崎もスタッフも『ジョジョの奇妙な冒険』をちゃんと理解しているのだろうか? と疑いたくなってしまう、原作ファンとしては後味が悪いイベントでした。山崎目当てだった一般マスコミは報じなかったようですが」(前出の映画ライター)
ちなみに、山崎演じる仗助が使うスタンドは「クレイジー・ダイヤモンド」。触れたものを直す能力を持つという設定。山崎がクレイジー・ダイヤモンドを駆使できたとしたら、 “トラサルディー”発言を修正したかったことだろう。
(文=編集部)