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回復術士のやり直し~即死魔法とスキルコピーの超越ヒール~ 作者:月夜 涙(るい)

第四章:回復術士は魔王を超える

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第十六話:回復術士は軍師を得る

 現魔王に迫害されている種族が集まる集落に来ていた。黒翼族の生き残りを預けるためだ。
 ここでは星兎族が中心にいるらしい。
 集落に着くと、意外なことに歓迎され、星兎の集落の長がいる屋敷に招かれた。

 星兎族の長は、ソファーに腰掛けている。
 第一印象は若く、頭が切れそうというものだ。
 モノクルをかけ、白く綺麗な兎耳が特徴的だ。

「お客人、お待ちしておりましたよ。座ってください」

 彼の誘いに乗り、ソファーに腰掛ける。
 使用人が現れてお茶を出してくる。茶葉のいい匂いが広がる。
 黒翼族の集落は、その日の食事にすら困っていたのに、ここは随分と余裕がありそうだ。
 この屋敷に来るまでに集落の様子を注意深く観察していたが、不思議なことに、この集落は豊かで平和だった。
 警戒していることを隠し、笑顔の仮面を張り付けて口を開く。

「まずは礼を。黒翼族を受け入れてくれてありがとうございます。俺は、ケアルガ。見ての通り人間です」
「これはご丁寧に。ケアルガ様、私は星兎族のキャロルと申します。そして、イヴ様もご無事なようで安心しました。お久しぶりですね」
「久しぶり。私からもお礼を言わせて、ありがと」

 なるほど、キャロルという男とイヴは顔見知りか。
 イヴの反応を見る限り、少なくともイヴはこいつのことを、いい人とでも思っているようだ。

「いえいえ、星兎と黒翼は同盟を結んでいますので当然のことをしたまでです。ケアルガ様からお土産もずいぶんいただいたようですし……そして、部下から聞きました。あの魔王軍の精鋭たちを全滅させたようですね。どうやって、全滅させたのでしょうか? 我らの窮地を打破する手がかりになるかもしれない。ぜひ、教えていただけませんか?」

 キャロルが身を乗り出す。
 興味があるのは当然だ。
 にしても、この口ぶりだと、派遣された魔王軍が精鋭であること、そして規模まで知っているように取れてしまう。

 斥候でも放っていたのだろうか?
 だが、斥候を放ったにしては、俺たちがここに来るまで魔王軍を退けたことを知らなかった。違和感だらけだ。

 だが、魔王軍を撃退した経緯を話さないのは不自然だし、話すことでデメリットがあるわけではない。素直に話してみよう。

「キャロル様は、神鳥カラドリウスのことをご存知ですか?」
「もちろん。黒翼族の偉大な勇者がかつて従えていた神格の魔物ですよね。なんでも、普通の魔物とは違い、試練を与え、それを乗り越えたものにしか従わないと」
「それを知っているなら話が早い。イヴが神鳥の試練を突破した。そして、神鳥の力で、黒翼族を襲った魔王軍の軍勢を全滅させた」

 キャロルが息を呑む。モノクルの奥の瞳が光る。

「ほう、伝説通りの力を持っていたわけですね。魔王軍の精鋭を一体で葬りさるとは」

 ここで疑問が増えた。キャロルは、喜んでいないのだ。
 いや、表向きは喜んでいるように見える。だが、裏切られ続けた俺は、人の感情を読むことが得意だ。仮面の内側が透けて見える。
 通常であれば、魔王軍に対抗できる戦力を同盟者が得たことを喜んでしかるべきだ。それなのに……”むしろ問題が増えた”そう奴は考えている。

「ええ、俺も驚きましたよ。神鳥の力にも、神鳥を使いこなすイヴにも」

 イヴが照れている。
 イヴには、あらかじめいくつかお願いをしてた。
 話すべき情報を取捨選択したい、こちら側の情報を漏らすな。
 そう言っておいて良かったと改めて感じていた。

「ケアルガ様、魔王軍を一蹴できる力、そんなものがあれば無敵ですね。それだけの力を代償なしで使えるとは思えません。発動条件や対価というものはないのでしょうか?」

 ……条件と対価か。ストレートに聞いてくるな。まるでイヴと戦うことを想定しているかのようだ。

 基本的に、俺は誰一人信用していない。……例外はセツナとイヴぐらいだ。
 人を無条件に信じればどうなるかは、痛いほど思い知らされた。だからこそ疑ってかかる。一種の病気だ。
 それを踏まえてなお、こいつは怪しい。
 イヴが俺のほうを見てくる。話していいかを確認してるのだ。
 俺は視線で、黙っていろと伝えて口を開く。

「神鳥の能力を使うにはいくつか条件が必要です」
「やはり、そうですか。その条件とは?」

 食いついてきた。

「そのまえに、なぜそんなことを聞くのか教えてください」
「知りたいのは当然じゃないですか。イヴ様と神鳥の力があれば、攻勢に出られる。魔王への反逆へのチャンスです。もちろん、イヴ様だけに戦わせるつもりはありません。協力するためにもイヴ様の力を知っておきたい」

 一応筋は通っている。
 それでも、騙され続けてきた俺の本能の警鐘はとまらない。
 だから……。

「神鳥は、月と星から力を得ております。昨日のように三日月の日で、なおかつ雲がない状態でないと力を使えません」

 それらしい嘘を言う。
 神鳥の試練は星の配置が一定の時期にしか受けられないことは、知られているだろう。

 なら、力が月の満ち欠けに影響すると言われても、変にはとられない。だから、昨日のような三日月の夜にしか使えないと嘘をついた。

「なるほど、三日月が出て、雲がない日にしか使えないのですね。思ったより使いにくい力だ」
「ええ、困ったものです。それだけでなく、もっと致命的な問題もありますね。実は神鳥の毒はリンゴを食べると無効化できてしまうんです。おそらくは、リンゴの成分が毒を中和するわけではなく、リンゴに概念的な意味がある」
「ほう、リンゴですか。命の果実という伝承もある。だからこそ、神鳥の毒にも……これは魔王軍には絶対知られてはいけませんね。簡単に対策されてしまう」

 俺たちは苦笑し合う。そして、紅茶を口にしていた。
 イヴには情報を話すなと指示した他に、飲み物や茶菓子も口にするなと言っていた。

 ……こちらも正解だった、この紅茶には毒は混ぜられていないが自白剤入りだ。
 無味無臭。効果は、理性を緩めて口を滑らせる程度。
 間違っても、味方に使うようなものではない。
 俺が、【錬金術士】のクラスをセットしていなければ気が付かないだろう。

「ケアルガ様、イヴ様。今日はもう遅い。泊まっていってください。歓迎の準備はできております。あなたたちは、憎き魔王どもに一矢報いてくれた英雄なのですから。精いっぱいのもてなしをしますよ」

 にこやかにキャロルは笑う。
 俺は微笑み返し、ぎゅっと握手をした。

 ◇

 与えられた部屋で、みんなで集まっていた。
 歓迎会の場で出された料理と酒には毒や睡眠剤は含まれていなかった。どうやら、ここで一網打尽にするつもりはないらしい。
 なので、歓迎会は無難に過ごせた。
 ……歓迎会に参加してあらためて思う。ここは豊すぎる。

「ケアルガ様、いつもよりぴりぴりしてる。何かあった?」

 セツナが問いかけてくるが、俺は口元に人差し指を当てて黙るように告げる。
 続いて、フレイアの耳元に口を近づけて小声で話す。

「フレイア、風の魔術で部屋から音が漏れないようにできるか」
「可能です。やってみますね……【風の揺りかご】。これで大丈夫です。部屋の外から会話を盗み聞くことはできません」

 さすがはフレイアだ。
 世界で唯一の四大属性使いは伊達じゃない。
 攻撃力に優れる炎、旅で役立つ水。そのほかにもサポート向けの風。罠の設置に威力を発揮する土。フレイアはいかなる状況でも力を発揮できる。

「みんな、驚かないでくれ。おそらく、星兎族たちは魔王の息がかかっている。あいつらは裏切り者だ」

 セツナはたんたんと受け入れ、フレイアは驚いて目を見開く、イヴは嘘だよと大声をあげそうになったが、エレンに口をふさがれた。
 エレンは驚くどころか、裏切りを想定していた反応だ。さすがは軍略の天才、王女ノルンだっただけのことはある。

「集落に到着した瞬間、おかしいと思った。現魔王から迫害されている種族が集まる集落。しかも、武力も人口もある程度あり、コミュニケーションが活発にとれる集落が存在しているなんて。俺が魔王なら、こんな集落の存在を許さない。なにせ、迫害されている種族が一致団結して蜂起するのに最適の場所だからな」

 そう、ここの集落を通して迫害されている種族が集まり、歩調を合わせているのは間違いない。
 いわば、情報の中継地なのだ。
 多少の犠牲を出してでも、真っ先につぶすのが戦の常道だ。

「ケアルガ、それだけで疑うのは良くないよ。実際に、襲撃だって何度かあったって言ってたし」

 イヴが星兎族たちをかばうようなことを言う。
 そんなイヴに対してノルンが口を開いた。

「私も怪しく思っていました。なので、案内してくれた人に魔王軍の襲撃の頻度と規模を聞きました。……おかしいです。まるで、この集落をつぶすという意思を感じません。戦力の小出しを繰り返している。こんな無益な襲撃はありえません。もし、ありえるとすれば、何かのカモフラージュ。敵対しているということをアピールしているように感じ取れます」

 淡々とエレンが告げる。彼女の表情はいつものお兄様と甘えてくるものではなく、冷徹な軍師のそれだ。

「俺も同意見だよ。一度や、二度、舐めて敗北するのはわかる。だが、まともな頭をしていれば、負ければ次は勝てる戦力を投入するものだ」

 負けるために戦うなんてありえないのだ。

「おかしいのはわかるよ。だけど、それだけで星兎族を疑うのは強引だよ」
「それだけじゃないさ。ほかにも怪しい点はいくつもある。星兎族たちは、魔王軍の襲撃を知っていた」
「それは斥候を出していたからだって」
「なら、斥候を放っていたのに、俺たちが魔王軍を全滅させたことを知らなかったのはなぜだ? なぜ、あいつらは黒翼族に情報を提供しなかった? 同盟者で、情報を早い段階で得ていれば、情報提供ぐらいはしたはずだ。情報があれば黒翼族も、もっと被害を抑えられた」
「星兎族も知るのがぎりぎりで黒翼族に教える暇なんてなくて、魔王軍が負けたことを知らなかったのは、戦いが始まる前に危ないから帰ったんだよ」

 イヴが否定したい気持ちもわかるが、それは絶対にありえないのだ。
 エレンが、俺の言葉を引き継ぐように口を開いた。

「危ないから斥候を帰す。それはありえません。この集落も魔王軍にとって脅威であり、黒翼族の集落から歩いて一日の距離にあります。私が星兎族のトップなら、黒翼族の次は自分たちが狙われると予測し対策を打ちます。絶対に魔王軍から目を離したりしない。なのに、斥候を帰らせたということは、はじめから魔王軍がこの集落を襲ってこないと確信を得ていたことになります」

 エレンが確信を込めて告げる。
 星兎族がただのバカだという可能性も存在するが、あの長を見てそんな考えは吹き飛んだ。

「嘘だよ。エレンの言う通りなら、この集落は」
「魔王と繋がっていますね。ほぼ、間違いなく。それならすべてつじつまがあいます」

 イヴが言葉を失う。
 彼女は、頭がいい。俺の今まで説明したことをちゃんと理解できているようだ。

「カモフラージュで形だけの襲撃をしてまで、この集落を見逃しているのは、魔王軍は星兎族を通じて、この集落に集まっているそれぞれの種族の情報を得ているからです。星兎族たちは、ここに集まった他の種族を売ることで安全を買っていると考えるべきですね。魔王軍にとって、ここはあったほうが都合がいい」
「エレンと同じ意見だ。そして、イヴ。さっきのキャロルとの会話を思い出してみろ。執拗に神鳥の弱点を聞いてきただろう? あれはな、おまえを殺すために弱点を探っていたんだ。だから、俺はキャロルに嘘をついた。雲のない三日月の日にしか使えないと知れば魔王周辺の警備が三日月の夜以外は手薄になるし、三日月の夜はかってに厳戒態勢で消耗してくれる。リンゴが特効薬と言ったのは、油断を誘うためだ」

 話したことが漏れるなら、都合のいい嘘をばらまく。
 これも常套手段の一つだ。
 リンゴがあるから大丈夫なんて神鳥を舐めてくれれば、最高だ。

「幸いなことに、向こうは俺たちを騙せていると思い込んでいる。エレンと二人で、この状況を生かす策を考える」

 イヴは拳をぎゅっと握りしめている。
 彼女はよくも悪くも純真だ。
 星兎族たちの裏切りに心を痛めている。自分と同じ境遇の仲間を売って安全を得ている彼らのことが理解できない。

「……ねえ、ケアルガ。みんなはどうするの? 星兎族が裏切っているなら、こんなところに置いておけないよ」
「いや、置いていく。俺たちを騙せているとやつらが思っているうちは、この集落は安全だ。なにせ、魔王軍に攻め落とされることもない。彼女たちにはイヴへの人質という価値もあって手が出せない。なにより、ここ以上に彼女たちが安心に暮らせる場所はない」
「でも……」
「彼女たちを救いたいなら、感情論は捨てろ。自分の感情と、彼女たちの命、どちらが大事か考えろ」

 イヴは握り締めた拳をほどいて天を見上げる。
 そして、俺の眼をまっすぐ見る。

「わかったよ。ケアルガ。ちゃんと、わかった。バカなことをしない」
「それでいい。エレン、知恵を貸してくれ」
「わかりました! 戦闘では役に立てませんが、こういうのは得意です」

 心強い。
 王女ノルンの知恵を借りるとしよう。

「フレイア、そろそろ風の魔術をやめても大丈夫だ。みんな、ここからは、騙されていると気づいているような会話とそぶりは禁止する。俺とエレンは筆談だ」
「神経を使う魔術なので、これ以上はきついと思っていたところです。助かりました」

 魔王に対して、三日月の夜にしか神鳥を使えないという見当はずれのタイミングに注意を向ける嘘、リンゴさえあれば大丈夫という嘘を撒いた。
 嘘は毒だ。
 明日はどんな毒を撒こうか。
 エレンと二人、最大限にこの状況を活かすための作戦を考え始めた。 
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