県産品の風評払拭に手応え

原発事故の風評払拭につなげようと福島県が行った、県産のコメなどをインターネットを通じて販売するキャンペーンで、売り上げがおよそ2週間で1億円を超えたことから、県は、引き続きさまざまな方法で県産品のPRに力を入れたいとしています。
インターネットを通じて県産のコメやモモなどの特産品を販売するキャンペーンは、福島県が原発事故の風評払拭につなげようと、オンラインストアを運営するアマゾンや楽天、ヤフーの3社と提携して行っています。
県によりますと、先月17日から22日までのプレキャンペーンの6日間と、今月3日から始まった第一弾のうち、9日までの7日間の、あわせて13日間で、売り上げが1億11万2132円になったということです。
キャンペーンでは、のべ1320種類の県産品が通常の価格より2割ほど安く販売されていて、売り上げの7割は「コシヒカリ」や「天のつぶ」などのコメで、次にモモや日本酒の人気が高いということです。
福島県農産物流通課では、「震災後、初めての取り組みだが、短期間で予想以上の売り上げを達成できた。原発事故の風評払拭だけでなく新たな販路拡大にもつなげたい」と話していて、年内にあと3回、キャンペーンを行うなど、引き続きさまざまな方法で県産品のPRに力を入れたいとしています。